Archives for 研究成果 - Page 29

研究成果

海しぶきで海水から大気へ移る有機物とは? – 海の微生物と気候の関係解明を目指して

海しぶきで大気に舞う微粒子と気候への影響 大気に浮かぶ微粒子(エアロゾル)は太陽光を散乱・吸収することで、気温の変化に影響を与えるほか、雲粒を生成する核として雲や雨の量、雨の降り方に影響を及ぼすなど、… この記事を読む
研究成果

海水魚の浸透圧調整物質は水中で水素結合しない? – 分子シミュレーションと実験から探る

海水魚の浸透圧調節物質とは? 海水は程度の塩分を含んでおり、その濃度は一般的な生物の体液(たとえば人体では)よりも高いため、海水中に生物の細胞が存在すると、そのままでは塩が野菜に浸透して漬物ができるよ… この記事を読む
研究成果

気相中のニオイ分子を検出する細胞パネル – 嗅覚のはたらきに迫る!

ニオイセンサーとしてはたらく嗅覚受容体 嗅覚受容体は生物のニオイセンサーとしてはたらくタンパク質です。主に、鼻の中にある嗅神経細胞の細胞膜に存在し、嗅覚受容体が環境中のニオイ分子と結合すると、細胞内に… この記事を読む
研究成果

花の性別で蜜に住む微生物が変わる?! – 雌雄がほかの生きものに与える影響を探る

花の蜜に住む微生物の世界 花の蜜にはさまざまな微生物が住んでいます。蜜には糖類などさまざまな化学物質が含まれるため、多くの微生物種には本来住みづらい環境と思われ、しかも、蜜は花が咲いたときのみに現れる… この記事を読む
研究成果

人文・社会科学の「よりよい研究評価」とは – 欧州の事例から課題を析出する

「質の評価」から「質のモニタリング」へ 日本の研究環境は、運営費交付金などに代表される一般大学資金から、科学研究費補助金(科研費)やプロジェクト/プログラム型資金のような競争的研究資金(直接政府資金と… この記事を読む
研究成果

テントウムシの斑紋パターンはどう決まる? – ひとつの遺伝子が多様な斑紋をつくる仕組み

ナミテントウの斑紋はメンデルの法則に従う テントウムシは世界で6,000種、日本で180種が同定されており、種によって決まった斑紋をもちます。なかには斑紋多型とよばれる同じ種であっても遺伝的に決まった… この記事を読む
研究成果

視覚進化の新モデル – 哺乳類が失った”ピノプシン”からたどる脊椎動物の暗所視と色覚

眼と視覚の進化 動物にとって、眼から得られる視覚の情報は外界の変化をとらえるうえで非常に重要です。特にヒトでは、周りから得られる感覚情報の多くが視覚を通じて得られるといわれ、脳の約半分が視覚の情報処理… この記事を読む
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超新星爆発が明らかにした爆発直前の活発な星の姿 – 理論と観測の比較からわかったこと

大質量星の進化 現在の太陽は、中心部の水素をヘリウムに変える核反応で得られるエネルギーによって、自身を支え続けています。中心部分の水素がなくなってしまうと、核反応によるエネルギーが失われ、中心部が潰れ… この記事を読む
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ウイルス”再発見” – 海水から探るその新たな生存戦略

病気を引き起こさないウイルスは見過ごされてきた 皆さんは「ウイルス」についてどのくらいご存じでしょうか。ウイルスは、出血熱、下痢、腫瘍、風疹などさまざまな感染症の病原体としてよく知られています。冬に猛… この記事を読む
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神経幹細胞の運命を決定する「Matrin-3」を発見! – タンパク質研究の意義と可能性

神経幹細胞の運命を決定する分子メカニズムとは? 神経幹細胞はさまざまな神経細胞に分化する多分化能と、未分化のまま自己複製する能力とをあわせ持った細胞です。哺乳類の胎生期においては、脳を構成する主要な細… この記事を読む