Tag archives for 進化

研究成果

フグはどうやって眼をつむる? 水族館で出会った身近な魚のミステリー

魚類の多くは眼を閉じない 陸にすむ脊椎動物にとって、眼を乾燥や異物から守る閉眼行動は重要です。私たちヒトも、眼を乾燥から守るための瞬きをはじめ、睡眠時、眼にゴミが入ったときなど、さまざまなシーンで眼を… この記事を読む
研究成果

巨大ウイルスの祖先が、私たち真核生物に細胞核をもたらしたのかもしれない

真核生物はどう生まれたのか? 私たちのように、細胞の中に細胞核がある生物を「真核生物」といいますが、もともとは細胞核のない「原核生物」(今でいうバクテリアのような生物)から進化したものです。ところが、… この記事を読む
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超透明生物!? – ガラスと同等の透明度を持つホヤ卵への進化と生存戦略

地球上にあふれる透明生物 透明感のある声質といった謳い文句があるように、現代人には透明なものを好ましく思う文化が根付いているようです。数多の漫画や歌詞などに描き出される透明性という概念は、創作中でひと… この記事を読む
研究成果

“葉緑体ドロボウ”は進化途中の現象か!? – 盗葉緑体性渦鞭毛藻「ヌスットディニウム」の細胞内共生の仕組み

細胞内共生は多様な藻類を生み出す原動力 陸上の植物は、細胞内の葉緑体によって光エネルギーを利用して空気中の二酸化炭素を固定し、有機物を作る光合成を行います。葉緑体は10億年以上前、植物の祖先が自分の細… この記事を読む
研究成果

種分化は大きな島で起きやすい – 琉球列島で5回独立に平行進化した「キバラヨシノボリ」から多様化の地理的条件を探る

種分化の起きやすさと生態系サイズの関係とは? 地球上にはさまざまな生物種が存在していますが、その多様性の度合は場所ごとに大きく異なります。たとえば赤道直下の熱帯雨林では多種多様な生物がひしめき合ういっ… この記事を読む
研究成果

見た目は同じでも中身が違う!? – カブトムシの幼虫における成長速度の地理的変異を明らかに

カブトムシ幼虫の急速な成長は冬支度のため? カブトムシは日本人にとってなじみの深い昆虫であり、幼虫を成虫まで育て上げた経験のある方も多いでしょう。夏の終わりに孵化した幼虫は腐葉土や堆肥を食べて成長し、… この記事を読む
研究成果

恐竜は群れで巣を守ったか? – モンゴル、ゴビ砂漠で恐竜の集団営巣跡を発見

なにゆえ君は群れるのか? 恐竜は現在の爬虫類や鳥類と同じように卵を産みました。恐竜類の卵や巣化石はもちろんのこと、複数の巣化石が同じ場所から発見される「集団営巣跡」は、以前より世界各地(アジアや北米・… この記事を読む
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ブリ類の性決定遺伝子を発見 – たった一塩基の差が性を決定する

「ホルモンが性を決定する」という仮説 ヒトの女性と男性は、その外見がしばしば大きく異なります。これらの違いの多くには、ステロイドホルモンが関係しています。卵巣から分泌される女性ホルモンが、女性のからだ… この記事を読む
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鳥の糞から柑橘類の葉へ – アゲハ幼虫の変身を制御する遺伝子の発見

アゲハチョウ幼虫の紋様は変化する アゲハチョウは私たちの身近で見られる蝶です。日本では、ナミアゲハ以外にもナガサキアゲハやクロアゲハなど10種類以上のアゲハチョウが知られていますが、その幼虫の多くは、… この記事を読む
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海ぶどうの形作りの謎に迫る – 全ゲノムの解読によって明らかになったこと

巨大単細胞生物 海ぶどうの形作り この地球上にはさまざまな形の生きものがあふれていますが、私たちの身の回りにも、まったく予想外の体の構造をしている生きものが存在していることをご存知でしょうか。沖縄県を… この記事を読む