Tag archives for 生物学

研究コラム

X精子だけがもつタンパク質TLR7/8の発見と、雌雄の簡単な産み分け方法

ほ乳類の性別が決まる仕組み ほ乳類において、生まれてくる子どもの性は、性染色体と呼ばれるX染色体とY染色体の組み合わせで決まります。具体的には、X染色体を2つもつと雌(XX)になり、X染色体とY染色体… この記事を読む
研究コラム

多様な食物に適応する仕組みとは? – ショウジョウバエ近縁種間の差を生む”炭水化物応答機構”

広食性種が持つ適応システムとは? 栄養は、生物の成長や生命の維持にとって不可欠です。進化の過程で、動物は周囲の栄養環境と相互作用しながら、種ごとに異なる多様な食性を獲得してきました。この食性の幅の違い… この記事を読む
研究コラム

死の湖からヒトの500倍のヒ素耐性を持つ線虫を発見 – 極限環境生物の適応を理解する糸口に

どこにでもいる生物「線虫」 地球上のさまざまな場所に生物が棲んでいますが、そのなかには人間が生活できないような過酷な環境があり、そこに棲んでいる生物を極限環境生物と呼びます。極限環境生物の多くは細菌な… この記事を読む
研究コラム

植物がもつ再生能力の秘密 – 分化細胞を幹細胞へと変化させる”ステミン遺伝子”の発見

植物がもつ再生能力の秘密 私たち人間をはじめ、動物も植物も、ひとつの細胞である受精卵が分裂をくり返し、増えた細胞がいろいろな性質を持ち特殊化する(分化する)ことで、体ができあがります。ところが、ひとた… この記事を読む
研究コラム

卵巣皮質に眠る「原始卵胞」は、加圧下で細胞核を回転し静止期を維持している

原始卵胞の維持に重要な条件とは 生殖細胞は次世代に遺伝情報を繋ぐ唯一の細胞系譜であり、その発生過程でさまざまな性質、形態の変化を伴います。特に卵子は個体の発生を遂行する機能を担う重要な細胞です。 哺乳… この記事を読む
研究コラム

パーキンソン病はサプリメントで予防できるか? – 神経シナプスのαシヌクレインがその鍵を握っている

パーキンソン病とは? 超高齢社会となった先進諸国では、認知症に続いてパーキンソン病が高齢者のあいだで増加しています。パーキンソン病は、手足の震え、姿勢維持の障害、緩慢な動作、筋肉の硬直などの運動障害が… この記事を読む
研究コラム

江戸時代の子育ては育児書の推奨に従っていたか? – 遺跡から出土した骨の安定同位体分析でわかること

子供観の変化 少子化の現代に暮らす私たちにとって、おそらく、子供はかわいく大切な存在です。ですが、もっと昔、たとえば江戸時代に、子供は社会のなかでどのような存在だったのでしょうか? 現代と同じく大切に… この記事を読む
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10兆分の1秒の世界で起きる誰も見たことのない現象を追う – 「時間分解分光法」で挑む、学習院大学・岩田耕一教授

10兆分の1秒、と聞いてピンとくる人は多くないだろう。私たちにとってはあまりに短すぎる瞬間でも、分子から見るとその姿を変化させるのには充分ともいえる時間だ。そんな、ピコ秒(10-12=1兆分の1秒)〜… この記事を読む
研究コラム

胎生魚類が妊娠する仕組み – お母さんがお腹の子どもに与える栄養素の研究

魚類でも意外と多い「胎生」という繁殖方法 胎生とは卵を体内受精で発生させ、成長した子どもを出産する繁殖方法です。最も知られているのは哺乳類で、我々ヒトを含む真獣類は発達した胎盤を持ち、へその緒を通して… この記事を読む
研究コラム

やられたらやり返さずに逃げるのが一番? – 囚人のジレンマが教える相手とうまく付き合う方法

人はなぜ協力できるのか? 人はなぜお互いに協力しあうのでしょうか? 一見あたりまえすぎる問いですが、その答えは容易ではありません。協力するというのは実は、自分が何らかのコストや犠牲を伴って相手に利益を… この記事を読む