Tag archives for 生物学

研究コラム

細胞性粘菌がつくり出す密度波状の集団運動 – 原動力は細胞の”追っかけっこ”だった!

細胞の集団運動はなぜ起こるか 生命の最小単位である細胞は、しばしば集団化しながら運動することがあります。特に真核細胞の集団運動は、形態形成や創傷治癒などのプロセスで重要な役割を果たしており、生命科学の… この記事を読む
研究コラム

精神神経疾患に関わるタンパク質「リーリン」 – 受容体を使い分けて神経細胞の”集合”と”整列”を制御する分子

神経細胞は動いて脳をつくる 脳の機能は、多くの神経細胞が作るネットワークによって担われています。そのネットワークが正しく作られるためには、脳の形成過程において神経細胞が適切な位置に配置されることが重要… この記事を読む
研究コラム

“葉緑体ドロボウ”は進化途中の現象か!? – 盗葉緑体性渦鞭毛藻「ヌスットディニウム」の細胞内共生の仕組み

細胞内共生は多様な藻類を生み出す原動力 陸上の植物は、細胞内の葉緑体によって光エネルギーを利用して空気中の二酸化炭素を固定し、有機物を作る光合成を行います。葉緑体は10億年以上前、植物の祖先が自分の細… この記事を読む
研究コラム

根の成長 vs. ネコブセンチュウ感染防御のトレードオフ – 両者のバランスを最適化する因子

植物の根への寄生はネコブセンチュウの繁殖に必須 みなさんは、植物も動物と同じように病気にかかることをご存知でしょうか。家庭菜園をされたことがある方は、水も肥料もきちんと与えているのに野菜が枯れてしまっ… この記事を読む
研究コラム

日本の森林の炭素蓄積量は予想以上に多かった! – 地球環境の改善に向けたキーデータを提供

なぜ森林の炭素蓄積量を求めることが重要か? 二酸化炭素は数ある温室効果ガスのなかでも代表的なもので、人間活動に由来する大気中の二酸化炭素濃度の増大は、近年の地球温暖化の最大の原因と考えられています。植… この記事を読む
研究コラム

種分化は大きな島で起きやすい – 琉球列島で5回独立に平行進化した「キバラヨシノボリ」から多様化の地理的条件を探る

種分化の起きやすさと生態系サイズの関係とは? 地球上にはさまざまな生物種が存在していますが、その多様性の度合は場所ごとに大きく異なります。たとえば赤道直下の熱帯雨林では多種多様な生物がひしめき合ういっ… この記事を読む
研究コラム

「こども」から「おとな」へシフトするメカニズム – ショウジョウバエの成長と成熟を司る神経間ホルモン・リレー

「こども」と「おとな」の違いとは? 皆さんは、国民的人気を誇るアニメ「名探偵コナン」の決め台詞「見た目は子供、頭脳は大人」をご存知でしょうか。現実にはあり得ない設定である外見(こども)と中身(おとな)… この記事を読む
研究コラム

マイコプラズマ・モービレの滑走運動メカニズム – 「あし」がつかんで、ひっぱり、はなす

モリクテス綱とその運動能 モリクテス(Mollicutes)綱は、マイコプラズマ(Mycoplasma)属やスピロプラズマ(Spiroplasma)属などから構成される小さな細菌の小さな集団です。培養… この記事を読む
研究コラム

「ヘビににらまれたカエル」の生き残り戦略 – ヘビを引きつけてから逃げることで生残性が高まっている

ヘビとカエルの攻防 捕食者と被食者は、共進化の過程でさまざまな戦術を発展させてきたと考えられています。両者の駆け引きに関する研究はこれまで数多くなされており、また、どのような行動が捕食や捕食回避に適し… この記事を読む
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「休む」ことで分布範囲を拡大する – 窒素固定性シアノバクテリアの生存戦略を新たに解明

海洋物質循環の起点である窒素固定生物の生存戦略とは? 微細な海洋の植物プランクトンは海洋の食物連鎖の起点であり、その一次生産は地球全体の一次生産の約半分を担います。また、植物プランクトンは大気中に蓄積… この記事を読む