Tag archives for 生物学

研究コラム

人類はなぜ森林のなかで地上生活を始めたのか – ボノボとチンパンジーの生態から探る

なぜ人類は木から降りてサバンナで生活を始めたのか、という議論をよく聞きます。しかし最初期の人類は森林環境、あるいは少なくとも生活圏のなかに森林が入り混じった湿潤な環境で生活していました。ヒトの祖先は木… この記事を読む
研究コラム

脱水しても生き延びる「ネムリユスリカ」が支えてくれる、乾燥状態での酵素活性

脱水しても生き延びるネムリユスリカ ネムリユスリカは、アフリカの半乾燥地帯の水たまりに生息する昆虫です。乾季に、乾いた水たまりの土の中で、幼虫の体水分が脱水し、代謝や呼吸を停止させて休眠状態となります… この記事を読む
研究コラム

“ゴキブリ”にタネまきしてもらう植物「ギンリョウソウ」

「植物の実を食べ、タネを運ぶ動物は何?」と尋ねられたら、どう答えるでしょうか。多くの人はヒヨドリやツグミ、テンなどを思い浮かべ、トリやケモノ(鳥類・哺乳類)と返答することでしょう。一方、昆虫と答える人… この記事を読む
研究コラム

建築家のいない建築はどのようにできるのか? – 細胞質流動の研究から「隠れた秩序」に迫る

細胞は「建築家のいない建築」 私は生物学の研究者ですが、実は20歳くらいまで生物学にはほとんど興味をもっていませんでした。「ものを作る・設計すること」、とくに都市計画に興味をもっていました。店や工場、… この記事を読む
研究コラム

酢酸を使って乾燥ストレスに打ち勝つ植物の生存戦略とは 

環境応答とエピジェネティック制御 あらゆる生命活動の基本となる「水」の欠乏は、生物にとってクリティカルヒットになります。地球温暖化にともなう気候変動により、世界各地で長・短期に関わらず乾燥や干ばつが起… この記事を読む
研究コラム

【特別寄稿】深海生物「テヅルモヅル」とは何者か?

これまでacademist journalにテヅルモヅルに関する記事をいくつか寄稿してきたが、せいぜい「深海生物である」という説明にとどまっていたように思う。本稿では、テヅルモヅルとはどういう生きもの… この記事を読む
研究コラム

体内時計は冷やすとブランコになる – 物理学が明らかにする体内時計のとまりかた

リズムがあるのかないのか、それが問題だ 体内時計によって私たちは時計を見なくとも寝起きをすることができ、植物は決まった時間に花を咲かせることができたりします。このように体内時計のおかげでおこる約24時… この記事を読む
インタビュー

前向きな気持ちを持つことで、アレルギー症状は緩和されるか – 「病は気から」を科学する山梨大学・中嶋正太郎助教

  【academist挑戦中】「病は気から」は本当か? アレルギー界の大きな謎に挑む!】 「病は気から」ということわざは、誰もが知っており、また誰もが経験的に正しいと思っているのではないだ… この記事を読む
研究コラム

体内の生殖器官が観察できる透明な金魚の作出に成功!

透明な実験魚たち 約15年前に国立遺伝学研究所の川上先生の研究室を訪問した際、ゼブラフィッシュのロイ系統を紹介していただきました。サカナに特徴的な銀色がなく、体表の黒い模様がみられるだけでほぼ透明な体… この記事を読む
研究コラム

ドーナッツ状タンパク質に指揮されるDNA合成反応

我々の体では、1個の受精卵から約37兆個もの細胞が作られます。1回1回の細胞分裂では、生物の設計図ともいえるゲノム情報が書き込まれたDNAをすべてコピーし、新しくできる2つの細胞に伝える必要があります… この記事を読む