日本の学術業界は近年、国立大学への運営費交付金の減少や若手研究者の雇用問題など多くの課題を抱えており、漠然とした不安感が漂っています。こうした状況のなか、アカデミストは活気あふれる新しい形のアカデミアの創出を目指し、研究費獲得のためのクラウドファンディングサービス「academist」 および学術系メディア「academist Journal」を軸とした事業を展開しています。

academist Journalは、編集者と研究者がタッグを組むことで、研究者自らの言葉で情報発信できるような「研究者が主役となるメディア」を目指しています。研究者は普段どういった手続きで仕事を進めているのか、何を考え、どのような世界を目指しているのか、一般の方々が知る機会はあまり多くありません。未知の世界に立ち向かっている研究者の姿や生き様を伝え、知の営みとしての科学の楽しさや学問の魅力をユーザーのみなさんと共有していくことが、academist Journalのミッションです。

創刊から2年経ち、多くの研究者のみなさまにご協力いただいたおかげで、ようやく形になってきたと感じています。今年度はacademist Journalの取り組みをさらに拡大すべく、研究者のみなさんと読者のみなさんとのコミュニケーションを促していけるような仕組みを作っていきたいと考えています。今後のacademist Journalに、ぜひご期待ください。

2018年4月
academist Journal編集長 周藤瞳美