Tag archives for 歴史学

研究成果

徳川家康に重用されたイギリス人「三浦按針」の墓の人骨 – そのヒストリーを科学分析で同定する

1600年にイギリスから日本へ渡った三浦按針 ウィリアム・アダムス(日本名・三浦按針)は、1564年にイギリスのジリンガムで生まれました。34歳のとき、航海士としてオランダ船に乗って極東を目指しました… この記事を読む
研究成果

IT産業とハードウェア – フリードリヒ・キットラーの思想から

IT産業と私たちの生活 パソコン、インターネット、スマートフォンといった情報通信技術は、私たちの生活にとって欠かせない存在となっています。それと同時に、これらの機器の製造や販売を進めるIT産業が、私た… この記事を読む
研究成果

人々が”自然”だと思う食べものの色は、どのように画一化されてきたのか – 消費主義社会における五感の歴史から探る

資本主義社会と五感の歴史学 私たちが普段目にし、耳にする世界はどのように変化してきたのでしょうか。150年前の人々が路上で耳にした音は、自動車やバイクが行き交う現代の音とはまったく違うものでした。19… この記事を読む
研究成果

江戸時代の子育ては育児書の推奨に従っていたか? – 遺跡から出土した骨の安定同位体分析でわかること

子供観の変化 少子化の現代に暮らす私たちにとって、おそらく、子供はかわいく大切な存在です。ですが、もっと昔、たとえば江戸時代に、子供は社会のなかでどのような存在だったのでしょうか? 現代と同じく大切に… この記事を読む
研究成果

失われた長江新石器文明の謎 – 約4200年前の気候変動を海洋堆積物から復元する

長江新石器文明衰退の謎 中国の長江河口域では、約7500年前から世界で最初に水稲稲作を開始した長江新石器文明が栄えました。日本の水稲栽培は、稲のDNA解析に基づくと、長江河口域から渡来したことが明らか… この記事を読む
研究成果

陶片から伊万里の流通を探る – 中南米からアフリカまで

歴史の欠片 私はこの数十年、陶磁器の欠片ばかり見てきました。陶磁器を焼いた窯跡で失敗して捨てられた欠片、運んでいた船とともに沈んだ欠片、それらが波によって浜に打ち上げられた欠片、そして、街中に埋もれた… この記事を読む
研究成果

歴史学は”論文5年、史料100年” – 小田原藩の歴史を捉え直す東海大学・馬場弘臣教授

【academistプロジェクト】古文書を翻刻し、新しい江戸時代史像を描き続けたい! 教科書に理路整然とまとめられた歴史的事実を見ると、私たち人間の歴史はあたかもすべて理解されているように思えてしまう… この記事を読む
研究者の今

「古文書を読める人をもっと育てたい」 – 東海大・馬場弘臣教授が考える歴史研究の意義とは

日本の和紙は世界一優秀な紙です。奈良正倉院文書に代表されるように、今から1000年くらい前の書類でも、和紙に墨で書かれたものなら平気で読むことができます。このような江戸時代以前の和紙に書かれた史料のこ… この記事を読む
お知らせ

古文書を翻刻し、新しい江戸時代史像を描き続けたい! – 東海大学の歴史学者がクラウドファンディングに挑戦

東海大学教育開発研究センター・馬場弘臣教授のプロジェクト「古文書を翻刻し、新しい江戸時代史像を描き続けたい!」がスタートしました。 馬場教授は、江戸時代に小田原城の城主であった大久保家に注目した研究を… この記事を読む