Tag archives for 地学 - Page 2

研究成果

恐竜は群れで巣を守ったか? – モンゴル、ゴビ砂漠で恐竜の集団営巣跡を発見

なにゆえ君は群れるのか? 恐竜は現在の爬虫類や鳥類と同じように卵を産みました。恐竜類の卵や巣化石はもちろんのこと、複数の巣化石が同じ場所から発見される「集団営巣跡」は、以前より世界各地(アジアや北米・… この記事を読む
研究成果

東北沖地震によって日本海溝に堆積した「有機炭素」とは? – 海底堆積物から巨大地震の影響を探る

地球表層の炭素循環と海底堆積物 炭素は、私たち人間も含めた生物を形作る有機物の主要な構成元素のひとつです。また、大気中二酸化炭素と地球温暖化の関係でもわかるように、気候を含めた地球環境にとっても、炭素… この記事を読む
研究成果

摩擦って何? – 地球科学の疑問を解くカギは、原子レベルの凸凹だった!

地震と粘土鉱物 地球表面の岩板はプレートと呼ばれ、長い時間をかけて移動しています。プレート同士がぶつかり、すれ違う場所では、破壊や摩擦が起こるため地震が発生します。どのくらいの規模の地震が発生するかは… この記事を読む
研究成果

失われた長江新石器文明の謎 – 約4200年前の気候変動を海洋堆積物から復元する

長江新石器文明衰退の謎 中国の長江河口域では、約7500年前から世界で最初に水稲稲作を開始した長江新石器文明が栄えました。日本の水稲栽培は、稲のDNA解析に基づくと、長江河口域から渡来したことが明らか… この記事を読む
研究成果

地震活動と大気中ラドン濃度の関連とは? – 異常変動から探る

地震に関連した異常現象 近年、全国の医科・薬科大学放射線管理施設で観測されている放射線モニタリングデータを解析することで、大気中ラドン濃度が地震に関連して異常変動していることがわかってきました。そこで… この記事を読む
研究成果

日本海は450万年前に太平洋と分離した – ネオジム同位体比でたどる海水の由来

日本海の成立 現在、日本海は深さ130m以下の海峡を通して外洋と繋がっていますが、日本海の深層水と外洋(太平洋)の深層水の交換は完全に遮断されています。この浅い海峡で閉じられた半閉鎖的な日本海には、外… この記事を読む
研究成果

地震の本質に迫れるか? “ゆっくり滑る”スロー地震とは – 神戸大学・吉岡祥一教授に聞く

2018年7月7日、千葉県で震度5弱を観測する地震があった。その1か月ほど前から「スロースリップ」という現象が同震源地周辺で活発化していたことはご存じだろうか。本記事では、プレート沈み込みモデル研究の… この記事を読む
研究成果

私たちの生活を脅かす巨大カルデラ噴火のメカニズムを「マグマ学」で解明する – 神戸大・巽好幸教授

巽教授がクラウドファンディングに挑戦中! 「地震を起こす海底活断層を、大阪湾全域で探査する!」(実施期間:2019年3月15日〜2019年6月12日) 2018年2月、"タッキー"の愛称でお馴染みの滝… この記事を読む
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92歳の長生き貝、津波を生き延びていた! – 日本最長寿の二枚貝殻が明らかにする地球環境変動

生活に大きく影響する長周期気候変動 地球の気候はさまざまな周期で変動しています。特に、太平洋においては数十年規模の周期で自然に変動する太平洋十年規模変動などが知られています。太平洋十年規模変動は海流や… この記事を読む
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西太平洋プレート境界の天然ガスが示す深部の情報

天然ガスの組成からプレート境界構造を調べる 火山活動などを通じて地球内部から放出される揮発性元素は、大気・海洋環境に影響を与えてきました。特に炭素は火山ガスの主成分であり、CO2の物質循環と環境への影… この記事を読む