Archives for 研究成果 - Page 47
無生物から生物を産み出す自己組織化 – フラーレンからマイクロサイコロを作る、触角を生やす。
超分子と自己組織化 Self-Assembly(自己集合)やSelf-Organization(自己組織化)という言葉を聞いたことがあるでしょうか? これは、分子などが自然に集まって、より高度な形態を… この記事を読む
わたしたちはなぜエアコンをつけるのか? – 意識的な体温調節の仕組みを探る
体温調節には2種類ある 「体温調節」という言葉からみなさんは何を思い浮かべるでしょうか? 夏の暑い日に汗をかいたり、冬の寒い日に筋肉が震えたりするのを想像するかもしれません。こうした体の反応は「自律性… この記事を読む
「ノルコロール」を用いて反芳香族化合物の性質を解き明かす
π電子と芳香族性・反芳香族性 πといえば円周率のことでしょうが、化学者はπ電子を連想するでしょう。多くの二重結合をもつ化合物はπ電子化合物と呼ばれます。二重結合は、σ結合とπ結合でできており、それぞれ… この記事を読む
分子の容器にキャップをつけてイオンの出入りをコントロール – ホスト・ゲスト化学の新手法
分子の容器とホスト・ゲスト化学 ある分子が特定の分子やイオンを見分けて捕まえる現象は分子認識(あるいはイオン認識)と呼ばれており、酵素・基質の特異的結合との関連性などから注目を集めています。このとき、… この記事を読む
歴史学は”論文5年、史料100年” – 小田原藩の歴史を捉え直す東海大学・馬場弘臣教授
【academistプロジェクト】古文書を翻刻し、新しい江戸時代史像を描き続けたい! 教科書に理路整然とまとめられた歴史的事実を見ると、私たち人間の歴史はあたかもすべて理解されているように思えてしまう… この記事を読む
見る方向や光の偏光によって色が変化する物質 ‐ 重い遷移金属元素を含む物質が生み出す新たな機能性
私たちの身のまわりには色があふれています。たいていのものはどの方向から見ても同じ色に見えますが、ここでは、見る方向によって色が変わるという不思議な性質を持つ物質について紹介します。 ルビー(写真は東京… この記事を読む
理研・初田哲男博士、分野横断型組織iTHEMSについて語る。「分野融合のカギは、”環境”に尽きる」
インタビュー前編でご紹介したとおり、原子核物理学の分野で優れた業績をあげてきた理化学研究所(理研)の初田哲男博士。現在は、2016年11月に始動した同研究所の数理創造プログラム(iTHEMS)のグルー… この記事を読む
哺乳類の細胞分裂を守る染色体領域でRNAが果たす役割とは?
細胞分裂を守る染色体領域:ペリセントロメア ひとつの細胞が持っているゲノム情報は、マウスで約25億塩基対、ヒトで約29億塩基対からなり、およそ2メートルくらいの長大な二重らせん構造をとっています。この… この記事を読む
ニオイって実は超複雑で超有用! – ニオイに秘められた情報に迫る新たなアプローチ
ニオイとは 我々の生活には「ニオイ」が溢れています。これらのニオイ、実は多種多様な分子が混ざり合ってできているということをご存じでしょうか。ニオイを構成する分子(ニオイ分子と呼ぶことにします)は、約4… この記事を読む
卵胞の成熟を助ける新しい分子「PRIP」 – 不妊の病因解明、アンチエイジングへの手がかりとなるか
生殖はすべての生物種が存続するうえで欠かせない生命現象ですが、種によってその仕組みはさまざまです。私たちヒトを含む脊椎動物においては、複数の組織・器官が連携して複雑で精緻なシステムを構築しています。そ… この記事を読む