Tag archives for 生物学 - Page 8

研究成果

マゼランペンギンのメスが多くストランディングする謎 – バイオロギングで明らかになった人為的影響の雌雄差

メスに偏ったストランディングの謎 マゼランペンギンは、南米のアルゼンチンからチリにかけての沿岸およびフォークランド諸島で繁殖しています。多くの鳥類は繁殖を終えると、環境の季節変化に応じて移動(渡り)し… この記事を読む
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海ぶどうの形作りの謎に迫る – 全ゲノムの解読によって明らかになったこと

巨大単細胞生物 海ぶどうの形作り この地球上にはさまざまな形の生きものがあふれていますが、私たちの身の回りにも、まったく予想外の体の構造をしている生きものが存在していることをご存知でしょうか。沖縄県を… この記事を読む
研究成果

細胞1個でDNA複製を全ゲノム解析できる時代が来た! – DNA複製からゲノム制御の仕組みを探る

ゲノムDNAの複製タイミングとは? 生物が持つ基本的な性質のひとつは、増えることです。その構成要素である細胞は分裂を繰り返すことで数が増えていきますが、分裂前には必ずゲノムDNAが倍加(複製)されなけ… この記事を読む
研究成果

遺伝子が転写されるときのヌクレオソームの”動き”を捉えた!

ヌクレオソームのふるまいとは? 私たちの体は約40兆個の細胞から構成されています。それぞれの細胞には、生命の設計図とも称される全長約2mのヒトゲノムDNAが収納されています。このDNAは直径2nm(1… この記事を読む
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小豆の赤色の正体とは? – 新たな色素「カテキノピラノシアニジン」の化学構造

食べもののさまざまな色 イチゴ、ブドウ、スイカ、ニンジン、ナス、サツマイモ、ほうれん草……食べもののさまざまな色は、食欲をそそり生活を豊かにします。これらの植物性食品の色素について、赤や紫、黒色はアン… この記事を読む
研究成果

脂肪幹細胞の性質を明らかにして、学術界と産業界双方の立場から不治の病に挑む – シンガポールA*STARバイオ工学ナノテクノロジー研究所 杉井重紀グループリーダー

「脂肪」と聞くと、なんとなく身体に悪い印象を持つ人も多いのではないだろうか。しかし脂肪には、貯蔵系や燃焼系などいくつかの種類があり、その全貌は未だに明らかにされていない。シンガポールA*STARバイオ… この記事を読む
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動物はどのように秩序だった群れをつくるのか? – アクティブマターの物理で迫る、線虫の群れ形成メカニズム

「アクティブマターの物理」とは? 水族館のイワシの群れが秩序だって美しく泳ぐ様子を、みなさんはご覧になったことがあるでしょうか? 夕暮れどきに飛ぶ鳥の群れは、バードウォッチャーにとって絶好のシャッター… この記事を読む
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卵が一斉に孵化できるのはなぜ? – カメムシの子が反応する意外な合図

卵の一斉孵化とは? 「孵化が一斉に起こる」と聞くと、たとえばカマキリの子が、卵のつまった「卵鞘(らんしょう)」から続々と現れる光景を思い浮かべるのではないでしょうか。カマキリのほかにも一斉に孵化する昆… この記事を読む
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脳の性別とは? – ニューロンの性差をつくる仕組みを、ショウジョウバエから探る

こころの性差の根源を求めて 女は男を好きになり、男は女を好きになる、これが一番月並みな恋愛のかたちですが、同性を好きになる人も少なからずいます。また、自分のからだの性別が、気持ちのうえでの性と違ってい… この記事を読む
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酵母の巧妙なフェロモン認識システム – 曖昧さが進化の鍵!?

動物から微生物まで多くの生物では、「性フェロモン」という物質を使って、異性に存在を知らせ交配しています。そのため、何らかの原因によりフェロモンもしくはその受容体タンパク質が遺伝的に変化すると、これらの… この記事を読む