Tag archives for 海洋学 - Page 2

研究成果

海しぶきで海水から大気へ移る有機物とは? – 海の微生物と気候の関係解明を目指して

海しぶきで大気に舞う微粒子と気候への影響 大気に浮かぶ微粒子(エアロゾル)は太陽光を散乱・吸収することで、気温の変化に影響を与えるほか、雲粒を生成する核として雲や雨の量、雨の降り方に影響を及ぼすなど、… この記事を読む
研究成果

ウイルス”再発見” – 海水から探るその新たな生存戦略

病気を引き起こさないウイルスは見過ごされてきた 皆さんは「ウイルス」についてどのくらいご存じでしょうか。ウイルスは、出血熱、下痢、腫瘍、風疹などさまざまな感染症の病原体としてよく知られています。冬に猛… この記事を読む
研究成果

日本海は450万年前に太平洋と分離した – ネオジム同位体比でたどる海水の由来

日本海の成立 現在、日本海は深さ130m以下の海峡を通して外洋と繋がっていますが、日本海の深層水と外洋(太平洋)の深層水の交換は完全に遮断されています。この浅い海峡で閉じられた半閉鎖的な日本海には、外… この記事を読む
研究成果

月が深層海洋大循環を引き起こす? –「乱流」との関係を探る 東京大学・日比谷紀之教授

海は、日本に暮らす人々にとって非常に身近で大切な存在だ。そんな海を対象とした学問「海洋学」は、海流などを研究する海洋物理学や、海の生きものを対象とする海洋生物学、海洋開発の手法を考察する海洋工学、海洋… この記事を読む
研究成果

北極海の二酸化炭素吸収量は、海全体の約10%

北極海が吸収する二酸化炭素量が明らかに 北極海およびその周辺海域は、海水温が低いことや植物プランクトンの活動が盛んなことから、大気中の二酸化炭素を吸収すると考えられていました。しかしながら、北極海は、… この記事を読む
研究成果

日本で発見された新種の珍渦虫「Xenoturbella japonica」 – 謎多き海生生物の研究を進めるために

脳や肛門を持たない海の生きもの「珍渦虫」 珍渦虫(ちんうずむし)は海底にすむ海産無脊椎動物で、脳などの中枢神経系、眼、肛門、循環器官、生殖器官を持たない構造をしています。この構造があまりに単純であるた… この記事を読む
研究成果

地球上で、海はこれからもずっと存在するのだろうか?

地球を特徴づける海の存在 「地球は青かった」とは、人類で最初に地球を飛び出したユーリイ・ガガーリンの言葉ですが、なぜ青いかというと地球には海があるからに他なりません。では、他の星はどうかというと、地球… この記事を読む
研究成果

深海熱水噴出域から浅海へ旅する貝の幼生- 海洋表層で分散するミョウジンシンカイフネアマガイ

海底火山や海嶺、海洋プレートの沈み込み帯周辺には100℃を超える海水が吹き出す熱水噴出域があり、固有の貝やエビ・カニ・ゴカイ類が生息しています。これらの動物は、太陽光エネルギーに由来する光合成生産には… この記事を読む
研究成果

造礁サンゴ骨格の炭酸カルシウム結晶構造は水温によって変化する – 白亜紀を模した海洋環境で

過去の海洋環境とサンゴ骨格の関係は? 過去の海洋では、海水中のマグネシウム(Mg)に対するカルシウム(Ca)の割合(Mg/Ca比)が大きく変動していたと考えられています。現在のMg/Ca比はですが、約… この記事を読む
研究成果

進みゆく海洋酸性化とサンゴ礁生態系への影響評価 − 最新の生物飼育実験系と高解像度観察技術で挑む

海洋酸性化とは 人為的に放出された二酸化炭素(CO2)の増加によって引き起こされる地球温暖化は、陸・海のさまざまな生態系に深刻な影響を及ぼすことが懸念されています。地球的規模の環境問題として、地球温暖… この記事を読む