Tag archives for 化学 - Page 10

研究成果

ミセルの会合数の不連続性を発見 – 高校化学の教科書の記載が変わるかも?

従来のミセルの概念 ミセルは洗剤や、化粧品の材料、薬物の送達など多くの分野に使われている、きわめて身近な存在です。また、生命現象の根幹である細胞膜や細胞内の物質の移動もミセルの一種であるベシクルが重要… この記事を読む
研究成果

セレン原子が切り開く、インスリン化学合成と機能の向上を目指した新しい道筋

インスリン製剤の現状 糖尿病患者の数は世界で4億人を超えるといわれています。インスリン製剤は患者の命をつなぐ唯一の薬剤である一方で、高頻度での製剤の皮下投与は患者の肉体的、精神的、そして経済的な負担が… この記事を読む
研究成果

有機分子のなかを伝わる「粒子」と「波動」の中間的な電荷 – その性質が明らかに

「粒子」と「波動」? 「粒子」と「波動」の中間、と聞くと、学生時代に量子論を学んだ懐かしい(忌まわしい?)記憶がよみがえる方もいるかもしれません。それまでは電磁波という「波動」だと考えられていた光が、… この記事を読む
研究成果

タンパク質結晶を細胞内で操る! – カイコがウイルスに感染したときにできる「多角体」を利用

細胞の中でタンパク質の結晶!? タンパク質は生体内でケージ状や繊維状、2次元シートなどさまざまな集合構造を形成することにより、生命活動に必要な機能を果たしています。これらのタンパク質集合体は、幅広いサ… この記事を読む
研究成果

有機合成化学で新しい変換を発見する瞬間 – 短寿命の合成中間体「アライン」の新しい発生法

「アライン」化学種を経る有機合成化学 有機合成化学を専門とする研究者は、パズルゲームのようなルールのもと、望む分子、これまでは入手できなかった分子を合成するための新手法を、日夜、探索しています。東京医… この記事を読む
研究成果

「出口は目指すが、やるのは基礎研究」 – 有機ELの先駆者、九大・安達千波矢教授

スマートフォンやVRゴーグル、テレビの素材として注目されはじめている「有機EL」をご存知だろうか。有機ELが初めて注目されたのは、1950年代。当時、未来のディスプレイを夢見た研究者たちは、液晶と有機… この記事を読む
研究成果

世界で最も小さいものが見える顕微鏡 – 「水のチェーン」の構造が明らかに

世の中のあらゆる物質は、原子や分子が組み合わさってできていることはご存知と思います。では、その原子や分子の「1粒1粒」を実際に見たことはあるでしょうか? 原子の半径はナノメートル(100億分の1メート… この記事を読む
研究成果

新たな溶液化学実験手法で超重元素ラザホージウムの化学平衡を観測

原子番号の大きな“重い”元素 2016年11月、113番元素合成に関して、理化学研究所の森田浩介先生を代表とする日本のグループによる初の新元素合成が認められ、その元素名として「ニホニウム」、元素記号と… この記事を読む
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「生体内合成化学治療」 – 体内の狙った部位で薬を現地合成して治療する

有機合成化学の新しい可能性:薬を現地合成する? 有機合成化学の分野では、日々、効率的な反応が開発されています。一方、最先端の反応を体内で使用して、生体機能を操ったり、病気を治療しようとする試みは現状で… この記事を読む
研究成果

自然界にある分子モジュールを組み合わせ、人工的な生物分子モーターを創出!

  分子マシンとは? 20xx年、とあるメーカーの生産現場では、半導体部品ではなく、大腸菌に作らせたタンパク質部品を試験管の中で混ぜ合わせ、新しい超小型コンピューターの製造を開始ーー。そう遠… この記事を読む