Archives for 研究成果 - Page 33
魚類の雄親による子殺し – 雄は子の存在を消すことで内分泌的に求愛可能になる
親が子を食べる「フィリアルカニバリズム」 子を保護する親の目的は、子を外敵から守って生残を高めたり、給餌して発育を促進することです。しかし、子(卵)を保護する魚類の多くで、保護中の親が自分の子を食べる… この記事を読む
“幸福感”は年収の高さに依存するのか? – マインドフルネスがあれば収入によらず幸福に
幸福と心理学 この10年ほど、幸福が心理学や経済学のテーマとして取り上げられるようになりました。誰もが関心を持つテーマにしては研究の始まりが遅いのですが、その理由のひとつには、「幸福なんて人それぞれで… この記事を読む
北極と南極の雪を赤く染める藻類 – 遺伝子解析でその分布を探る!
近年、雪氷が熱い 近年、各国研究者のあいだで雪氷上に繁殖する微生物への関心が高まっています。その理由は、地球温暖化に伴い北極の雪氷環境が急激に変化していることと、予想を上回る近年の雪氷の融解量にこの雪… この記事を読む
量子化学計算を駆使したキラル触媒設計で未達成不斉ホウ素化反応を実現!
有機ホウ素化合物とは? 有機ホウ素化合物は、その炭素-ホウ素結合をさまざまな原子との結合へと変換することができる“ブロック”のように利用することができます。そのため、医薬品合成や液晶材料合成に広く用い… この記事を読む
ベーリング島の固有種だと思われていた絶滅鳥類「メガネウ」の化石を日本で発見 – 絶滅したのは生き残りの個体群だった?
人類が絶滅させた鳥、メガネウ 人類の活動は、地球上に生息する多くの生物にさまざまな影響を与えてきましたが、その最も顕著な例は、ドードーやオオウミガラス、ステラーカイギュウなどに代表されるような、人類の… この記事を読む
太陽系誕生時のガスからモノへの進化の過程 – 隕石から鉱物の結晶化の証拠を探る
隕石から太陽系創世期の手がかりを探る 46億年前に太陽系が誕生してからこれまで、どのように物質は進化してきたのでしょうか? 太陽系のなかでも小惑星に含まれる物質は、大規模な溶融を経験しておらず、太陽系… この記事を読む
天の川銀河「巨大ガンマ線バブル」の謎に迫る – 1000万年前の大爆発をX線で検証
ほとんどの銀河の中心には巨大ブラックホールが潜んでおり、宇宙初期には非常に明るい特殊な銀河(クェーサーなどの活動銀河)が多数存在しました。天の川銀河の中心にも太陽の400万倍の質量を持つブラックホール… この記事を読む
生物標本の3Dデジタル化 – 死蔵標本にオープンサイエンスの光を!
生物多様性とオープンサイエンス 生態学者で一度も「生物多様性っていったい何ですか?」と聞かれなかった者はいないでしょう。この質問に対する唯一の正しい答えはないでしょうが、少しカッコつけてメタな視点から… この記事を読む
“車輪細胞”見つけた! – 魚類皮膚の細胞が移動する原動力とは
車輪生物はなぜいない? 車輪は人間の最も優れた発明のひとつです。私たちは自転車、自動車、列車などを利用して、地表を自由に移動することができます。同じ距離を同じ時間をかけて自転車で移動するのとランニング… この記事を読む
新潟から「日本酒学」でうねりを生み出す! – 新潟大学日本酒学センターの挑戦
新潟大学で今年から開講した講座「日本酒学(sakeology)」をご存知だろうか。日本酒の文化、日本酒と健康、日本酒と農業……、というように、日本酒の裏に隠れているさまざまな事象を体系的に学び、日本酒… この記事を読む