Archives for 研究成果 - Page 41
大分県別府湾から過去2800年にわたるマイワシ・カタクチイワシの魚鱗化石を発見!
これだけ科学が発達している世の中ですが、私たちが普段口にする魚の個体数の長期的な振る舞いについては実はほとんどわかっていません。漁獲量記録でさかのぼれるのは今から110年くらい前からですが、数百年前、… この記事を読む
ガラスは通常の固体とは違う – 分子振動からみるガラスの特異性
物質の状態:気体、液体、固体、そしてガラス 物質の三態として、気体、液体、固体がよく知られています。気体は空間中を無限に広がります。液体は無限に広がることはありませんが、形を変えて流れます。そして、固… この記事を読む
外来種のモウソウチク・マダケが里山生態系を脅かす – 温暖化が進めば北日本でも分布拡大する可能性
日本文化と竹林 イネ科タケ亜科(87属1500種以上)は世界中の熱帯から温帯に分布し、日本にも150〜600種が分布するとされています。このなかで、日本で高さが5mを超えるような竹林を形成する… この記事を読む
地球上で、海はこれからもずっと存在するのだろうか?
地球を特徴づける海の存在 「地球は青かった」とは、人類で最初に地球を飛び出したユーリイ・ガガーリンの言葉ですが、なぜ青いかというと地球には海があるからに他なりません。では、他の星はどうかというと、地球… この記事を読む
優良な日本酒酵母のカギは、染色体の本数の増加だった!
日本酒酵母は、大きく酵母Saccharomyces cerevisiaeに分類されるものです。 酵母Saccharomyces cerevisiaeは2億年ほど前、現在のユーラシア大陸の東側(中国あた… この記事を読む
深海熱水噴出域から浅海へ旅する貝の幼生- 海洋表層で分散するミョウジンシンカイフネアマガイ
海底火山や海嶺、海洋プレートの沈み込み帯周辺には100℃を超える海水が吹き出す熱水噴出域があり、固有の貝やエビ・カニ・ゴカイ類が生息しています。これらの動物は、太陽光エネルギーに由来する光合成生産には… この記事を読む
青銅比準結晶? – 黄金比でない準結晶を分子シミュレーションで生成
固体には、原子や分子が同じ繰り返し単位で並ぶ「結晶」とランダムに並ぶ「非晶質」しかないと考えられてきましたが、近年さまざまな物質群でそのどちらでもない「準結晶」が発見されるようになってきました。 準結… この記事を読む
スズ・ヒ素を主成分とした層状超伝導体を発見 – 新しい超伝導・新機能物質群の候補
高温超伝導の夢 1911年にオランダのカマリン・オンネスが水銀の電気抵抗率が絶対温度以下で消失する超伝導現象を発見して以来、超伝導転移温度上昇に向けた研究が世界中で進められています。もしも室温を超える… この記事を読む
造礁サンゴ骨格の炭酸カルシウム結晶構造は水温によって変化する – 白亜紀を模した海洋環境で
過去の海洋環境とサンゴ骨格の関係は? 過去の海洋では、海水中のマグネシウム(Mg)に対するカルシウム(Ca)の割合(Mg/Ca比)が大きく変動していたと考えられています。現在のMg/Ca比はですが、約… この記事を読む
野生チンパンジーのメスの「産休」 – 出産直後の子殺しリスクへの対抗戦略の可能性
ヒトの産休とチンパンジーの「産休」 現代の人間社会では、多くの国で女性が出産前後に産休をとることが認められています。会社で働く女性の出産のために国が法的に定めた産前産後休業制度のほかにも、さまざまな文… この記事を読む