Tag archives for 生態学

研究コラム

魚類の雄親による子殺し – 雄は子の存在を消すことで内分泌的に求愛可能になる

親が子を食べる「フィリアルカニバリズム」 子を保護する親の目的は、子を外敵から守って生残を高めたり、給餌して発育を促進することです。しかし、子(卵)を保護する魚類の多くで、保護中の親が自分の子を食べる… この記事を読む
研究コラム

生物標本の3Dデジタル化 – 死蔵標本にオープンサイエンスの光を!

生物多様性とオープンサイエンス 生態学者で一度も「生物多様性っていったい何ですか?」と聞かれなかった者はいないでしょう。この質問に対する唯一の正しい答えはないでしょうが、少しカッコつけてメタな視点から… この記事を読む
研究コラム

旭川市に生息するカタツムリから新種の吸虫を発見! – 身近な環境に隠された生物多様性

カタツムリを中間宿主とする寄生虫 子どものころに一緒に遊んだカタツムリ、そういえば大人になってからは見かけないな……。そんなひっそり生きている動物の、さらに内部に暮らす「寄生虫」に焦点を当てた大人たち… この記事を読む
研究コラム

生態系崩壊を告げる「預言者」を探せ?! – レジームシフト研究の最前線

生態系崩壊の予兆は検知できるのか いま自然生態系のバランスを維持する仕組みが壊れ始め、レジームシフトといわれる現象が起きています。レジームシフトとは、目の前に広がる昨日までと何ら変わりのない自然が、何… この記事を読む
研究コラム

外来種のモウソウチク・マダケが里山生態系を脅かす – 温暖化が進めば北日本でも分布拡大する可能性

日本文化と竹林 イネ科タケ亜科(87属1500種以上)は世界中の熱帯から温帯に分布し、日本にも150〜600種が分布するとされています。このなかで、日本で高さが5mを超えるような竹林を形成する… この記事を読む
研究コラム

深海熱水噴出域から浅海へ旅する貝の幼生- 海洋表層で分散するミョウジンシンカイフネアマガイ

海底火山や海嶺、海洋プレートの沈み込み帯周辺には100℃を超える海水が吹き出す熱水噴出域があり、固有の貝やエビ・カニ・ゴカイ類が生息しています。これらの動物は、太陽光エネルギーに由来する光合成生産には… この記事を読む
研究コラム

タイのクジラの待つだけ採餌 – カツオクジラは立ち泳ぎをしながら採餌する

ナガスクジラ科の採餌行動 地球上で最大の動物シロナガスクジラを含むナガスクジラ科の動物は、突進採餌(ランジフィーディング)と呼ばれる方法で餌を捕ることが知られています。ランジフィーディングとは、口を開… この記事を読む
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匂いのマークを見廻るオス – コマルハナバチの婚活術

オスにとって、配偶者であるメスをどのようにして獲得するかは重要な問題です。広い野外で同種のメスを探すことが難しい場合もありますし、他のオスとの競争もあるからです。最近、コマルハナバチという蜂は、オスが… この記事を読む
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あなたの写真がマルハナバチを救う! – 市民参加型調査「花まるマルハナバチ国勢調査」

みなさんは「飛ぶぬいぐるみ」と呼ばれるハチをご存知ですか? 「飛ぶぬいぐるみ」と呼ばれるマルハナバチは、名前のとおり全体的に丸く、全身が毛で覆われていて、まるでモフモフしたぬいぐるみです。この全身の毛… この記事を読む
研究コラム

単独性ハナバチの集団越夜 – メスでは昼の活動を早く終わらせた個体ほど安全な位置を確保する

皆さんは生きものがどんな場所で寝ているのかご存知でしょうか。昼間に活動する生きものにとって、夜はゆっくりと休む時間帯です。そのため、雨露や夜間の捕食者を避けるためにどのような場所を休息場所にするかはと… この記事を読む