Tag archives for 分子生物学 - Page 2

研究成果

ゼニゴケにはあってタバコにはない遺伝子を追求したら、100年越しの謎が解明できた – 名古屋大・藤田祐一教授インタビュー【前編】

植物にとって、最も重要な栄養成分のひとつである窒素。空気中には大量に含まれるありふれた元素だが、植物の生育にはそのままでは利用できないため、現状では肥料として補給する必要がある。しかし、将来的に空気中… この記事を読む
研究成果

徳島大学・野地澄晴学長の地方国立大学再興戦略 – 応用物理学から分子生物学、そして大学経営へ

2004年の国立大学法人化以降、大学は運営費交付金削減の問題に悩まされるようになった。特に地方国立大学は顕著で、このままでは国立大学の統廃合が進み、それに伴い研究を進めることが困難になる可能性がある。… この記事を読む
研究成果

抗体に秘められた結合部位の発見 – 免疫分子の働く姿をリアルタイムで観測!

私たちを外敵から守る優れた免疫システムとは? 私たちの身体には、細菌やウイルスなどの外敵の侵入に対し、防御することで健康な状態を維持する免疫システムが備わっています。この免疫システムは、さまざまな免疫… この記事を読む
研究成果

不良ミトコンドリアを分解する”マイトファジー” の制御因子を発見! – CRISPRによる順遺伝学スクリーニグで迫る

不良ミトコンドリアを分解する「マイトファジー」 細胞内のエネルギー産生をつかさどる細胞内小器官「ミトコンドリア」は、呼吸鎖と呼ばれるタンパク複合体によりアデノシン2リン酸(ADP)をリン酸化することで… この記事を読む
研究成果

多様な食物に適応する仕組みとは? – ショウジョウバエ近縁種間の差を生む”炭水化物応答機構”

広食性種が持つ適応システムとは? 栄養は、生物の成長や生命の維持にとって不可欠です。進化の過程で、動物は周囲の栄養環境と相互作用しながら、種ごとに異なる多様な食性を獲得してきました。この食性の幅の違い… この記事を読む
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植物がもつ再生能力の秘密 – 分化細胞を幹細胞へと変化させる”ステミン遺伝子”の発見

植物がもつ再生能力の秘密 私たち人間をはじめ、動物も植物も、ひとつの細胞である受精卵が分裂をくり返し、増えた細胞がいろいろな性質を持ち特殊化する(分化する)ことで、体ができあがります。ところが、ひとた… この記事を読む
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パーキンソン病はサプリメントで予防できるか? – 神経シナプスのαシヌクレインがその鍵を握っている

パーキンソン病とは? 超高齢社会となった先進諸国では、認知症に続いてパーキンソン病が高齢者のあいだで増加しています。パーキンソン病は、手足の震え、姿勢維持の障害、緩慢な動作、筋肉の硬直などの運動障害が… この記事を読む
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受精卵にDNAを入れると「人工細胞核」ができた! 

細胞の中心「細胞核」 一般社会では、ものごとの中心になるものを「核」という言葉で表すことがあります。「核となる人」は中心人物のことですし、「核心をついた」という言葉は、“もっとも重要な部分”ということ… この記事を読む
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ブリ類の性決定遺伝子を発見 – たった一塩基の差が性を決定する

「ホルモンが性を決定する」という仮説 ヒトの女性と男性は、その外見がしばしば大きく異なります。これらの違いの多くには、ステロイドホルモンが関係しています。卵巣から分泌される女性ホルモンが、女性のからだ… この記事を読む
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組織透明化から紐解く腸内細菌の定着プロセス – 蛍光ビーズの擬似細菌を使って明らかになったこと

ヒトの腸には、体細胞とほぼ同数の約40兆個もの腸内細菌が生息しているといわれています。細菌はどのようにして腸内に定着することができるのでしょうか。私たちは、「胃から直腸までの消化管を透明化する」という… この記事を読む