Tag archives for 人文科学

研究成果

埋蔵遺物量推定研究から物質文化システム論の構築へ ― 考古学における統一的方法論の確立

1.当初の研究の背景と成果 2021年度よりアカデミストの月額支援型ファンクラブにチャレンジし、早5年目となりました。この間、私の研究対象はグアテマラの世界複合遺産ティカル国立公園内に広がる遺跡でした… この記事を読む
研究成果

俳句の美は変化のなかに宿る?―連続測定で明らかになった感情と認知のプロセス

俳句と美的体験の不思議 俳句は世界最短の詩形として知られ、5-7-5の音数と季語を持つという明確な形式を持っています。この短さと明確なルールを持つ俳句は、視覚芸術や聴覚芸術に比べてまだ実証的研究の蓄積… この記事を読む
研究成果

俳句の曖昧さを楽しむのは「熟達者」だけ?- 熟達者と初心者の鑑賞の違いを探る

俳句の魅力と曖昧さの関係 俳句は世界で最も短い詩の形式として知られていますが、その短さゆえに曖昧さを含むことがしばしばあります。しかし、これまでの研究では、俳句の曖昧さが高まると美的評価が下がることが… この記事を読む
研究成果

キラキラネームとは何か : キラキラネームの定義とその構成要素

本稿では、キラキラネームの定義とその構成要素を概観した論文(荻原, 2022, 人間環境学研究)を、当該領域外の方にも理解していただけるように紹介しています。紹介している論文はオープンアクセスですので… この記事を読む
研究成果

山形県における昆布の食以外の利用にみる地域性

はじめに 本研究の対象である昆布は北海道をはじめとする限られた地域でしか採れないにもかかわらず、全国各地で古くから利用され、昆布巻きや佃煮などの食利用はもちろん、「よろこぶ」の語呂合わせから、神饌や供… この記事を読む
研究成果

個性的な名前は40年間にわたって増加している – 日本の名前研究を進めることの難しさとその解決方法

本稿では、地方自治体の広報誌に掲載された、1979年から2018年に生まれた新生児の名前を分析し、40年間にわたって、個性的な名前の割合が増加していることを明らかにした論文を、領域外の方にも理解してい… この記事を読む
研究者の今

クラファンする哲学者の日常:私たちがお互いを見られるようにするために

※本記事は、「哲学する初期キャリア女性のネットワークを作りたい!」(月額支援型、支援受付中)、「ウィトゲンシュタイン哲学の国際ワークショップを開催したい!」(スポット型、支援期間終了)のチャレンジャー… この記事を読む
研究成果

徳川家康に重用されたイギリス人「三浦按針」の墓の人骨 – そのヒストリーを科学分析で同定する

1600年にイギリスから日本へ渡った三浦按針 ウィリアム・アダムス(日本名・三浦按針)は、1564年にイギリスのジリンガムで生まれました。34歳のとき、航海士としてオランダ船に乗って極東を目指しました… この記事を読む
研究成果

人文学・社会科学系研究者にとって、「非常勤講師職」はどういう意味をもつか? – アンケート調査から見えたこと

※ 本記事は、academistのクラウドファンディングプロジェクト「人文・社会科学分野の若手研究者が抱えるキャリアの問題とは?」をもとに行われた調査結果を報告したものです。 はじめに アカデミアにお… この記事を読む
研究成果

IT産業とハードウェア – フリードリヒ・キットラーの思想から

IT産業と私たちの生活 パソコン、インターネット、スマートフォンといった情報通信技術は、私たちの生活にとって欠かせない存在となっています。それと同時に、これらの機器の製造や販売を進めるIT産業が、私た… この記事を読む