Tag archives for 人文科学

研究成果

キラキラネームとは何か : キラキラネームの定義とその構成要素

本稿では、キラキラネームの定義とその構成要素を概観した論文(荻原, 2022, 人間環境学研究)を、当該領域外の方にも理解していただけるように紹介しています。紹介している論文はオープンアクセスですので… この記事を読む
研究成果

山形県における昆布の食以外の利用にみる地域性

はじめに 本研究の対象である昆布は北海道をはじめとする限られた地域でしか採れないにもかかわらず、全国各地で古くから利用され、昆布巻きや佃煮などの食利用はもちろん、「よろこぶ」の語呂合わせから、神饌や供… この記事を読む
研究成果

個性的な名前は40年間にわたって増加している – 日本の名前研究を進めることの難しさとその解決方法

本稿では、地方自治体の広報誌に掲載された、1979年から2018年に生まれた新生児の名前を分析し、40年間にわたって、個性的な名前の割合が増加していることを明らかにした論文を、領域外の方にも理解してい… この記事を読む
研究者の今

クラファンする哲学者の日常:私たちがお互いを見られるようにするために

※本記事は、「哲学する初期キャリア女性のネットワークを作りたい!」(月額支援型、支援受付中)、「ウィトゲンシュタイン哲学の国際ワークショップを開催したい!」(スポット型、支援期間終了)のチャレンジャー… この記事を読む
研究成果

徳川家康に重用されたイギリス人「三浦按針」の墓の人骨 – そのヒストリーを科学分析で同定する

1600年にイギリスから日本へ渡った三浦按針 ウィリアム・アダムス(日本名・三浦按針)は、1564年にイギリスのジリンガムで生まれました。34歳のとき、航海士としてオランダ船に乗って極東を目指しました… この記事を読む
研究成果

人文学・社会科学系研究者にとって、「非常勤講師職」はどういう意味をもつか? – アンケート調査から見えたこと

※ 本記事は、academistのクラウドファンディングプロジェクト「人文・社会科学分野の若手研究者が抱えるキャリアの問題とは?」をもとに行われた調査結果を報告したものです。 はじめに アカデミアにお… この記事を読む
研究成果

IT産業とハードウェア – フリードリヒ・キットラーの思想から

IT産業と私たちの生活 パソコン、インターネット、スマートフォンといった情報通信技術は、私たちの生活にとって欠かせない存在となっています。それと同時に、これらの機器の製造や販売を進めるIT産業が、私た… この記事を読む
イベント

「分岐」という言葉でつなぐ、深海生物テヅルモヅルと希少言語ムラブリ語 – アカデミスト学会ランチョン座談会レポート

損益分岐点、枝葉の分岐、高速道路の分岐——私たちは、日常的に何気なく「分岐」という言葉を使っているが、この概念を研究で専門的に扱っている研究者たちもいる。アカデミストが3月14日に開催した異分野融合型… この記事を読む
研究成果

文化人類学で「西洋」を腑分けする – スペインと魔術

文化と人類と学問と - 常識を問う営み 文化人類学。「文化」を研究する学問であるということは字面からおわかりでしょう。しかしここに「人類」が付くと途端にわかりにくくなります。ごくごく簡単にいえば、異文… この記事を読む
研究成果

江戸時代の子育ては育児書の推奨に従っていたか? – 遺跡から出土した骨の安定同位体分析でわかること

子供観の変化 少子化の現代に暮らす私たちにとって、おそらく、子供はかわいく大切な存在です。ですが、もっと昔、たとえば江戸時代に、子供は社会のなかでどのような存在だったのでしょうか? 現代と同じく大切に… この記事を読む