Tag archives for 生物学 - Page 23
朝と夜では記憶力が変化する? – マウス実験で解明された記憶のメカニズムとは
ヒトを含むさまざまな動物は、睡眠・覚醒やホルモン分泌などの多くの生理機能が、一日のうちの時刻によって変化しています。このような変化は、体内時計(概日時計)が司っています。体内時計は個々の体内で、約24… この記事を読む
イモリの性フェロモンとは – “惚れ薬”の正体に迫る
有性生殖を行う動物の性行動で重要なのは、効率よく同種の異性を探索・識別して獲得することです。そのために動物たちは主に視覚や聴覚、嗅覚の情報を用いていますが、なかでも嗅覚はもっとも多くの動物種で利用され… この記事を読む
クワガタムシの発達した大顎を形作る遺伝子とは?
形態の多様性≒体サイズと部位サイズ比率の多様性 動物の形態は非常に多様です。ところが一口に「多様」とは言っているものの、動物の多くの分類群を見てみるとグループ内で共通のボディプラン(基本的な体の設計)… この記事を読む
自食作用「オートファジー」の新たな役割 – 壊れた葉緑体は細胞内のリサイクル工場へ
植物の光合成装置「葉緑体」 道端で、花壇で、あるいは田んぼや畑で、私たちが日常的に目にする植物ですが、彼らがどのように生き育っているかご存知でしょうか。大半の植物は、土壌に張った根から栄養分を吸収し、… この記事を読む
謎多き稀少動物「キューバソレノドン」の研究最前線 – 従来の説を覆す!
キューバソレノドンとは? キューバソレノドンは、真無盲腸目のソレノドン科に属している頭胴長30cm、体重500〜800グラム程度の哺乳動物です。真無盲腸目とは聞き慣れない言葉かもしれません。この分類群… この記事を読む
和歌山県・白浜沖に秘められた生物多様性 – 未知の種が10種以上見つかる
生物多様性とは? 生物多様性とは、砕いていえば、「この地球上にどのような生物がいて、それぞれがどのように関係しているか」ということを表す用語です。生物多様性には、遺伝子(種内)の多様性、… この記事を読む
南極産の菌類で酒造り!? – 極限環境を生き抜く菌類の魅力
南極にも菌類が住んでいる 「南極」と聞くと、年中、氷と雪に覆われた白銀の世界と想像する人も多いでしょう。私自身も南極の菌類を研究する前までは、そのように考えていました。実際に南極大陸の約… この記事を読む
ウミガメって、どんな一生を送っているの? – 東京大学大学院・木下千尋さんに聞く
「ウミガメ」と聞くと、テレビなどで観たその産卵風景などを思い浮かべる方も多いのではないだろうか。私たちにとって身近な動物のように思えるが、ウミガメがどこで生まれ、どのように成長しているのかということは… この記事を読む
“怖さ”をコントロールする脳活動 – 過剰な恐怖記憶を防ぐ脳内ブレーキメカニズムとは
嫌な記憶 - 過ぎたるは猶及ばざるが如し 日常生活において、不快感や恐怖をもたらす出来事は私たちにとってストレスとなりますが、このような嫌な体験を記憶することによって、私たちは事前に危険… この記事を読む
細胞の運命を巻き戻す遺伝子を発見! – 生命と生命をつなぐ仕組みの一端が明らかに
生命の連続性を担う唯一の細胞、生殖細胞 私たちの生はたったひとつの卵にひとつの精子が受精した瞬間に始まりますが、不可逆的な時間経過により恒常性を保つことが困難となった個体は最終的には必ず… この記事を読む