Archives for 研究成果 - Page 9

研究成果

温暖化により熱帯の生物多様性は劣化している? – 海における生物多様性の変化の歴史と100年後の未来

生物多様性の歴史的な変動を復元する国際プロジェクト 気候変動は、私たちの暮らしと密接に関係しています。そのなかでも、温暖化に応答した生物多様性の劣化は、自然環境や農林水産資源など社会・産業の基盤に直接… この記事を読む
研究成果

水と混ざらない”新しい水”とは? – 高圧氷/水界面のダイナミックな水の振る舞いを、直接観察する

奇妙な現象の舞台となる氷界面 普段から私たちが何気なく接している水ですが、このありふれた液体が、液体の常識からすると極めて奇妙な液体だということを、意識されている方は少ないかもしれません。 よく知られ… この記事を読む
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シロイヌナズナの花粉数を制御する遺伝子 – 少ない花粉と生育メリットを両立するカギ

植物の「花粉数」はどうやって決まる? みなさんが「花粉数」と聞くと何を思い浮かべるでしょうか? 花粉症の方は真っ先に気象予報で報道される花粉飛散予想を思い出すかもしれません。花粉症の患者さんにとっては… この記事を読む
研究成果

超伝導体のトポロジーを簡単に判定する方法 – トポロジカル超伝導体をより探索しやすくするために

「超伝導」と「トポロジカル超伝導体」 超伝導とは、金属や化合物の電気抵抗がある温度以下で急激にゼロになる現象のことです。抵抗がない超伝導体は、大きな電流を流して強い磁場を発生させることができるため、す… この記事を読む
研究成果

ホヤのドラマチックな変態 – 体の形成と消失を同時に開始させるGABAの仕組み

ホヤは私たちに近い動物? ホヤは、私たちに比較的なじみの深い生きもので、聞いたことがある方も多いでしょう。ホヤは、いわゆる「ホヤ貝」等とよばれている食べものです。「貝」とよばれるように、ホヤの成体は外… この記事を読む
研究成果

お花畑の保全は植物多様性の保全につながるのか? – 文化的な生態系サービスの指標化に挑む

生物多様性は人間にどのような恩恵をもたらしているか? 人間は生物多様性からさまざまな恩恵を受けて生活しています。みなさんは何が思い浮かぶでしょうか? 食べものとなる植物や動物、薬になる生物たち、人間が… この記事を読む
研究成果

日本文化に特有の「間」が脳機能に与える影響とは? – 音楽と脳の関係を科学的に探求する

音楽と脳の関係とは? 脳は音楽をどのように聴いているのでしょうか? 近年、世界中の研究機関によってこの疑問が徐々に解き明かされつつあります。音楽は言語のように、その地域特有の文化を象徴しますが、それと… この記事を読む
研究成果

細胞性粘菌がつくり出す密度波状の集団運動 – 原動力は細胞の”追っかけっこ”だった!

細胞の集団運動はなぜ起こるか 生命の最小単位である細胞は、しばしば集団化しながら運動することがあります。特に真核細胞の集団運動は、形態形成や創傷治癒などのプロセスで重要な役割を果たしており、生命科学の… この記事を読む
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小さな地震が大地震を探るカギ? – カリフォルニアの直下型大地震の解析から異常をとらえ、防災につなげる

迫りくる大地震の監視に小さな地震が役に立つ? 日本を含み、世界の地震国で起きる直下型の大規模地震は、その地域の社会生活に大きな影響を与えます。たとえば、2016年に起きた熊本地震で、人的な被害や建物の… この記事を読む
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スピンをねじると電子分布が偏る – マルチフェロイック物質中のわずかな電子変位を量子ビームで捉える

磁性体中の強誘電性とは? 通常、物質中では正の電荷と負の電荷が同じだけ存在し、電気的に中性に保たれています。一方、それらの正負の電荷が、それぞれ空間的に偏る物質が存在します。このような物質は強誘電体と… この記事を読む