Archives for 研究成果 - Page 64
霊長類の脳が大きいのはヘビのせい? – 「ヘビ検出理論」の真偽に迫る
霊長類の大きな脳 ほ乳類は、ほかの脊椎動物よりも身体のわりに大きな脳を持っています。なかでも多くの霊長類は、ほかのほ乳類よりも大きな脳を持っています。霊長類が脳(とくに視覚系)を発達させ… この記事を読む
新奇体験が記憶力を増強させる – 記憶保持を司る分子メカニズムの解明を目指して
「思いがけない出来事」が記憶の保持を強化する 「晩ごはんにどこで何を食べたか」といったささいな日常の記憶は、「海馬」と呼ばれる脳の領域に形成され、その多くは1日のあいだに忘れられることが… この記事を読む
現代版”ホムンクルス”を作成し、生殖細胞の謎に迫る
謎に包まれた"ホムンクルス"の正体 生殖細胞は、次の世代の個体を作り出す不思議な能力を持っている細胞です。生き物を個体のレベルでみると、体を作っている体細胞が主役で、生殖細胞はなくても一… この記事を読む
【連載】脳望遠鏡:Biology 5.0で脳に挑む(2)
* 連載目次はこちら ガリレオ・ガリレイ(1564-1642)は、初めて望遠鏡を使った天体観測をし、顕微鏡を使って昆虫の複眼を観察しました。ガリレオは、ピサの斜塔の有名な落下実験で知られるように、実験… この記事を読む
孔雀の羽を人工的に作る! – コロイド粒子を用いた構造色による次世代インクの開発
孔雀の羽の発色機構 雄の孔雀の羽を見たことはありますか? 非常に鮮やかな色の羽を持つことで有名な孔雀ですが、実はこの色は、色素由来ではなく構造由来の色、すなわち構造色であることがわかっています。 構造… この記事を読む
日本食は長寿食? – 食文化の科学的評価に挑戦!
なぜ日本人は健康寿命が長いのか? 日本人の平均寿命は伸び続け、世界有数の長寿国として知られています。また、日本人は寿命が長いだけでなく、自立して生活できる期間を示す健康寿命も長いことが認… この記事を読む
【連載】脳望遠鏡:Biology 5.0で脳に挑む(1)
* 連載目次はこちら 「コネクトーム」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。コネクトームというのは、脳神経系のニューロンが作っている神経回路の「まとめてすべて」を意味する概念です。最近、神経科学の分… この記事を読む
重力波、ブラックホール、そして初期宇宙へ – 最新の重力波観測で宇宙の始まりに迫る
2016年2月に発表された「重力波初検出」のニュースは世界中の物理学者を興奮の渦に巻き込みました。さらにその重力波の起源は「連星ブラックホール」であることが分かりました。本記事では、初検… この記事を読む
発展途上国における原虫病の撲滅を目指して – 媾疫トリパノソーマの培養順化株の確立
はじめに 皆さんは「原虫」という生物グループをご存知でしょうか? 原虫は、単細胞真核生物の寄生虫であり、その仲間には主に熱帯地方で蚊によって媒介される「マラリア原虫」や、ネコからヒトに感… この記事を読む
クマムシ研究のこれまでとこれから – クマムシ博士・堀川大樹さんに聞いてみた
先日、横綱のように強い耐性を持つことで知られる「ヨコヅナクマムシ」のゲノムが解読されて、その放射線耐性メカニズムの一端が解明されたという研究発表があった。ヨコヅナクマムシが命名された10… この記事を読む