Archives for 研究成果 - Page 56
卵を守るオス – タガメの父親による卵保護行動はアリに対しても有効か?
昆虫の親による子の保護 私たちヒトを含む動物のなかには、子供を天敵から守ったり、餌を与えたりするような保護行動を示すものがいます。昆虫では、アリやハチのような真社会性に加え、一時的に卵や幼虫のみを保護… この記事を読む
チンパンジーは「三にして立つ?」- 行動研究から示唆されるチンパンジーの栄養的自立の時期
旅行で訪れた異国の地で、現地の人びとと交流し、「こんな習慣があるのか」と驚いた経験が、みなさんにもあるかもしれません。たとえば挨拶ひとつとっても、ハグをされたりキスをされたりすると、日本で生まれ育った… この記事を読む
「基礎研究の裾野を広げなければ、応用研究への発展性はない」 – 順天堂大学医学部・小松則夫教授
「基礎研究の裾野を広げなければ、応用研究への発展性はありません。」そう語るのは、順天堂大学医学部の小松則夫教授だ。小松教授は血液内科医として働く傍ら、20年以上に渡り基礎研究に取り組み、2016年に発… この記事を読む
深海に眠る海底鉱物資源を、人工熱水孔で「養殖」する!
深海底に眠る4種の海底鉱物資源 私たちの普段の暮らしは、さまざまな金属資源によって支えられています。鉄・アルミ・銅などの毎日のように目にする身近な金属だけでなく、たとえば合金材料に使われるコバルト、ク… この記事を読む
なぜ、誰に、投票するのか? – 地方選挙における選挙運動と有権者の心理との関係
選挙における投票は、18歳以上の日本国民すべてに付与される権利です。投票結果は自らの生活に直接反映されますから、とても重要度の高い意思決定場面です。意思決定に際する情報収集の際、他者、つまり候補者自身… この記事を読む
月、地球、太陽が一直線に並ぶとき…
月面に到達する地球起源酸素の観測に成功!
数十億年にわたる生物の光合成によって生成されてきた地球大気中の「酸素」。私たちの生命活動に必要不可欠な酸素が、地球の重力圏から漏れ出て、38万km離れた月に到達していることがわかりました。 太陽風と地… この記事を読む
海水だけで、そこに生息する多様な生物種を明らかにする −環境DNAメタバーコーディング法の威力
海や川で水を汲み、そこに含まれる生物のDNA解析をするだけで、その水域に生息している魚類や両生類の種を明らかにすることができるーーこれが「環境DNA解析法」と呼ばれる新しい生物調査法です。この調査法で… この記事を読む
スイマー・マイクロレオロジー:ソフトマター中のマイクロマシンの新しい遊泳機構
微生物の遊泳原理:「ホタテ貝の定理」 遊泳するマイクロマシン(スイマー)の研究は、バクテリアや精子などの微生物の流体内運動との関連で注目を集めています。一般的にスイマーは、自身が持つ可動部位を周期的に… この記事を読む
食べられる再帰性反射材を作ってみた! – 意外な食材が鍵に
筆者らの研究室では、高速画像処理や高速な光学素子を利用して、画像や映像の新たな活用方法や、それらを利用した新しいメディアテクノロジーの創出を目指しています。読者の皆さんは、そのような研究をしている研究… この記事を読む
「生きているからこそ感じられる魅力を伝えたい」- 日本で唯一の深海生物に特化した「沼津港深海水族館」
巨大な眼や半透明な身体、するどい牙に、暗闇にキラリと光る発光器ーー。深海にすむ生物は、私たちの想像をはるかに超える興味深い形態と生態を持っている。沼津港深海水族館(以下、沼津水族館)の石垣幸二館長は、… この記事を読む