Archives for 研究成果 - Page 55

研究成果

ミセルの会合数の不連続性を発見 – 高校化学の教科書の記載が変わるかも?

従来のミセルの概念 ミセルは洗剤や、化粧品の材料、薬物の送達など多くの分野に使われている、きわめて身近な存在です。また、生命現象の根幹である細胞膜や細胞内の物質の移動もミセルの一種であるベシクルが重要… この記事を読む
研究成果

緑藻の体内時計をリセットするメカニズム – 赤や紫の光情報を伝える因子CSLを発見

緑藻は植物? 動物? 池の水は緑色をしています。これは、緑藻と呼ばれる生物がたくさんいるからです。緑藻の多くは単細胞生物で、光合成をして生きています。その点では植物と言えます。しかし、多くの緑藻は鞭毛… この記事を読む
研究成果

深海に住む悪魔のサメ「ミツクリザメ」- その驚きの捕食方法「パチンコ式摂餌」とは?

サメの仲間は世界で500余種が知られ、浅海から深海、沿岸から沖合、海底から表層、そしてあるものは淡水域にまで侵入します。彼らは肉食性で、無脊椎動物や魚類を捕食し、時に哺乳類を襲うサメもいます。 ミツク… この記事を読む
研究成果

「未知の世界をロボットで解き明かしたい」 – 日本の海底探査チーム「Team KUROSHIO」共同代表・大木健博士

  【academist挑戦中】無人探査ロボットで東京ドーム1万個分の海底地図を描きたい! 「未知の世界をロボットで解き明かすことに興味がある」と話す海洋開発研究機構(JAMSTEC) 技術… この記事を読む
研究成果

セレン原子が切り開く、インスリン化学合成と機能の向上を目指した新しい道筋

インスリン製剤の現状 糖尿病患者の数は世界で4億人を超えるといわれています。インスリン製剤は患者の命をつなぐ唯一の薬剤である一方で、高頻度での製剤の皮下投与は患者の肉体的、精神的、そして経済的な負担が… この記事を読む
研究成果

科学史の研究って、どんなことをしているの? – 国立科学博物館・有賀暢迪研究員に聞く

科学史という研究分野をご存知だろうか。言葉をそのまま解釈すると、科学と歴史を組み合わせた学問というように捉えることができる。しかしながら、科学という言葉には多様な意味が含まれており、また歴史を調べるに… この記事を読む
研究成果

流氷の海に住む魚はなぜ凍死しない? – 宇宙実験で解き明かす

南極や北極の流氷で覆われた海は、海水温が-2℃以下になっています。こんな極限的な寒冷環境のなかでも、魚をはじめさまざまな変温動物が生息しています。彼らは、なぜ凍死することなく生き延びることができるので… この記事を読む
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アスパラガスのよもやま話 – 性決定遺伝子の候補を中心に

アスパラガスの生態・雌雄性 食用アスパラガス(Asparagus officinalis)は寒冷地でも春先に収穫できる貴重な野菜です。食用アスパラガスは多年生作物であり、露地栽培においては、春に萌芽し… この記事を読む
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シロイヌナズナで高効率のゲノム編集を実現! – 植物科学を加速するカマイタチ・ベクターとは

私たちの研究室では、植物研究に最もよく使われるシロイヌナズナというモデル植物で、非常に高い効率でゲノム編集を行う分子ツールを開発しました。その名もカマイタチ・ベクター。ベクターとは小さいDNA断片で、… この記事を読む
研究成果

細胞膜内に存在する機能領域「ラフト」の正体に迫る

細胞膜はどのような構造をしているのでしょうか? 地球上のすべての細胞の細胞膜は2次元の液体です。細胞膜は、脂質とタンパク質からできていて、それらの分子は細胞膜の2次元液体中で熱運動して動き回っています… この記事を読む