Archives for 研究成果 - Page 44
インスリンとレプチンの働きを抑制している脱リン酸化酵素 – PTPRJの役割とは
インスリンとレプチン インスリンは、食後の血糖値の上昇に反応して膵島β細胞から血中に分泌されるホルモンで、血糖値を下げる働きをしています。インスリンが筋肉や脂肪細胞等の表面に存在するインスリン受容体に… この記事を読む
理論計算化学が拓く新反応開発 – 遷移金属を用いないアルキニルホウ素化反応
「ホウ素」と「炭素-炭素三重結合」 私たちは東京大学大学院薬学系研究科・基礎有機化学教室で元素の特性を活かした新反応開発・ものづくりに挑んでいます。元素もいろいろありますし、非常に多岐にわたる研究テー… この記事を読む
見通しが暗いと言われる博士課程を少しでも明るく! – 研究への興味だけでなくキャリア志向も大事?
先日、理系の修士課程に所属するある学生と話していたのですが、彼女がこんなことを言っていました。 「いやー、将来のキャリアのことはよくわからないんですけど、研究テーマは好きなんですよね。」 このような進… この記事を読む
光照射によって「巨大な」磁気の波を発生
「磁石」という言葉を聞いてみなさんが想像するものとして、理科の実験で使った棒磁石や冷蔵庫にメモを貼りつける丸いマグネットなどが挙げられると思います。しかし、現代の情報社会を支える機器にはそれ以外にもさ… この記事を読む
国内外の教育環境はどう違う? – 若手教育学者・奴久妻駿介氏 × 柿原豪氏
研究者と一緒に最先端研究について考える新企画「academist Live」。初回は、教育学を専門とする一橋大学大学院・奴久妻駿介(ぬくづま・しゅんすけ)氏に、教育学の概要や実際の仕事内容について詳し… この記事を読む
弱い量子コンピューターはどのくらい強いのか? – 量子スプレマシー研究の最前線
量子コンピューターとは、原子や分子、光など、ミクロな世界を記述する量子力学に基づいて動作するコンピューターのことであり、現在我々が使っているコンピューター(古典コンピューターと呼ばれます)をはるかに凌… この記事を読む
昆虫類の体壁、そして翅関節の一部は肢の付け根に由来する
昆虫類の陸上進出を支えた「側板」 昆虫類の体は、頭・胸・腹という3つのユニットで構成され、それぞれが摂食・統合、移動、消化・生殖という機能に特化しています。翅や肢を備え、移動に特化した胸部は、背板、腹… この記事を読む
手足の筋肉のつくり方はどうやって進化したのか? – サメのヒレから四肢筋の発生様式を再検証
私たちの手足は原始的な魚の胸鰭と腹鰭から進化した 私たちの手足は、それぞれ原始的な魚の胸鰭と腹鰭(対鰭;ついき)から進化したものです。サメやエイを含む軟骨魚類というグループは、私たちヒトを含む顎口類(… この記事を読む
分子雲で7つの炭素が連なる長い分子CCCCCCCHを発見!
アメリカ国立電波天文台のグリーンバンク100m電波望遠鏡を用い、宇宙空間にある分子雲で直線炭素鎖分子C7Hの検出に初めて成功しました。直線炭素鎖分子とは、黒鉛、ダイアモンドに次ぐ、炭素の第三の形態であ… この記事を読む
鱗食魚の利きはいつ、どのように獲得されるのか? – 生得的要素と学習効果がカギ
あなたは右利きですか? それとも左利きですか? 文字を書いたり、ボールを投げたり、ハサミを使ったり。主に使う手は決まっていることでしょう。これだけ身近な現象にも関わらず、ヒトの利き手には多くの謎が残さ… この記事を読む