Archives for 研究成果 - Page 42

研究成果

青銅比準結晶? – 黄金比でない準結晶を分子シミュレーションで生成

固体には、原子や分子が同じ繰り返し単位で並ぶ「結晶」とランダムに並ぶ「非晶質」しかないと考えられてきましたが、近年さまざまな物質群でそのどちらでもない「準結晶」が発見されるようになってきました。 準結… この記事を読む
研究成果

スズ・ヒ素を主成分とした層状超伝導体を発見 – 新しい超伝導・新機能物質群の候補

高温超伝導の夢 1911年にオランダのカマリン・オンネスが水銀の電気抵抗率が絶対温度以下で消失する超伝導現象を発見して以来、超伝導転移温度上昇に向けた研究が世界中で進められています。もしも室温を超える… この記事を読む
研究成果

造礁サンゴ骨格の炭酸カルシウム結晶構造は水温によって変化する – 白亜紀を模した海洋環境で

過去の海洋環境とサンゴ骨格の関係は? 過去の海洋では、海水中のマグネシウム(Mg)に対するカルシウム(Ca)の割合(Mg/Ca比)が大きく変動していたと考えられています。現在のMg/Ca比はですが、約… この記事を読む
研究成果

野生チンパンジーのメスの「産休」 – 出産直後の子殺しリスクへの対抗戦略の可能性

ヒトの産休とチンパンジーの「産休」 現代の人間社会では、多くの国で女性が出産前後に産休をとることが認められています。会社で働く女性の出産のために国が法的に定めた産前産後休業制度のほかにも、さまざまな文… この記事を読む
研究成果

脳の中の時計 – 錯覚で解明する時間知覚判断の注意と意思決定の右半球ネットワーク

「時間を感じる」とは? 一口に時間といっても数秒といった短いものから24時間、数日といった長いものまでさまざまな範囲があります。たとえば、24時間周期をもとにした時間サイクルは、概日リズムとして、睡眠… この記事を読む
研究成果

星の死後にできた中性子星の謎とは? – 雷雲プロジェクトの立役者、京大・榎戸輝揚特定准教授に聞く

雷はなにをきっかけに発生するのだろうか——このような疑問に挑戦する「雷雲プロジェクト」は、2015年10月からacademistで研究資金の募集を開始し、目標金額を大きく上回る160万円を獲得した。2… この記事を読む
研究成果

音の最小単位「国際音声記号」の魅力に迫る – 慶應大・川原繁人准教授インタビュー

「」は普通、「まうんと・ふじ」と発音するが、実は「ふ」は「FU」でも「HU」でもない。この違いを理解するには、「ふ」をさらに細かい要素に分解していく必要がある。音声学者たちは、国際音声記号(IPA:I… この記事を読む
研究成果

タイのクジラの待つだけ採餌 – カツオクジラは立ち泳ぎをしながら採餌する

ナガスクジラ科の採餌行動 地球上で最大の動物シロナガスクジラを含むナガスクジラ科の動物は、突進採餌(ランジフィーディング)と呼ばれる方法で餌を捕ることが知られています。ランジフィーディングとは、口を開… この記事を読む
研究成果

やる気が出ると目がさえる – モチベーションと睡眠覚醒の関係の謎を明らかに

退屈な講義や会議にでているとき、ついウトウトしがちです。逆に、車の運転中など何かに集中しているときや、気持ちが揺さぶられるような出来事があったときは眠気がなくなります。 私たちは日々の体験から、モチベ… この記事を読む
研究成果

アンドロイドへ抱く不気味さの正体は未知への不安

不気味の谷 科学技術の発展はめざましいですよね。なかでも、人型ロボット(アンドロイド)技術の成長は著しく、見た目が人間にどんどん類似しています。もしかしたら、アンドロイドが人間と遜色なく当たり前のよう… この記事を読む