Archives for 研究成果 - Page 37

研究成果

外環境を感知してエネルギー源を切り替えるエコロジカルなナノモーター

くるくる回る細菌の運動器官 - べん毛 私たちの身の回りには、肉眼では見えない生物、「微生物」がありとあらゆる場所にいます。一般に微生物というと、近年多発する食中毒事件によって、「病原菌」のような悪い… この記事を読む
研究成果

特定の信号で自発的に「群れ」をつくる分子ロボットの開発に成功!

人工知能(AI)が急速に発展するなか、AIがヒトの知能を超える「技術的特異点(シンギュラリティ)」が話題に上るようになりました。一方、2016年度ノーベル化学賞の受賞テーマになるなど「ナノマシン(分子… この記事を読む
研究成果

日本で発見された新種の珍渦虫「Xenoturbella japonica」 – 謎多き海生生物の研究を進めるために

脳や肛門を持たない海の生きもの「珍渦虫」 珍渦虫(ちんうずむし)は海底にすむ海産無脊椎動物で、脳などの中枢神経系、眼、肛門、循環器官、生殖器官を持たない構造をしています。この構造があまりに単純であるた… この記事を読む
研究成果

現代若者の辛味嗜好性 – ワサビが嫌いで何が悪い?

ワサビ(Eutrema japonicum)は日本でうまれた栽培植物です。鮨、刺身、蕎麦に欠かせない薬味として日本の食文化に深く根付いてきました、ところが、若者のあいだでワサビ離れが指摘されています。… この記事を読む
研究成果

加熱・冷却すると歩いたり転がったりする「ロボット結晶」を開発! – ソフトロボットへの応用に期待

ある温度になると曲がる結晶 結晶とは、原子や分子が周期的に規則正しく並んだ物質です。私たちの身のまわりには多くの結晶があります。たとえば、砂糖や食塩、氷やダイヤモンドなども結晶です。これらの結晶のイメ… この記事を読む
研究成果

薄さは分子1個分! 室温でも「超安定」な極薄有機分子膜 – 磁気メモリの高密度化・省エネ化を促進

有機分子は優れたエレクトロニクス材料 最近、身のまわりの電子機器の材料に有機分子が活用され始めています。たとえば、テレビやスマートフォンは、従来のものより薄く、画面も高精細で鮮明になりました。これらデ… この記事を読む
研究成果

硫黄が拓く液晶化学 – 室温付近で液晶性を有するπ共役系棒状分子

結晶と液体のあいだ? 液晶ディスプレイの普及により、「液晶」という言葉がよく使われるようになりました。しかしながら、液晶が何を意味しているのか、ご存知の方は意外と多くはないかと思います。まず、液晶につ… この記事を読む
研究成果

花を作る遺伝子はもともと何をしていた? – ヒメツリガネゴケのMADSボックス遺伝子を探る

花を作らない植物を調べる 普段、私たちが目にする「花」はどのようにして作られるのでしょうか。ここ30年ほどの研究によって、複数のMADS(マッズ)ボックス遺伝子と呼ばれる遺伝子が協力して働くことで、花… この記事を読む
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宇宙でも素粒子でもない物理学 -「統計力学」の魅力を慶應大・白石直人研究員に聞く

「私たちの身近なスケールに近い現象にも、未解決問題はたくさんあるんです」と話すのは、慶應義塾大学・白石直人研究員。統計力学を専門とする若手物理学者だ。高校時代は、ミクロな世界を追求することであらゆる自… この記事を読む
研究成果

宇宙空間にただよう氷の微粒子から分子がガスの状態で放出されるしくみ

10ケルビン(マイナス263℃)の極低温環境に存在する星間分子 宇宙における星誕生の場である星間分子雲は、おもに水素(H2)を主成分とするガスと、星間塵と呼ばれる直径1マイクロメートルにも満たない固体… この記事を読む