Archives for 研究成果 - Page 21

研究成果

芥川賞受賞者は長生き? – 社会的地位が余命に及ぼす影響

賞の健康効果 「芥川賞を受賞すると、受賞しなかった候補者に比べて、余命が年延びる。一方で、直木賞を受賞すると余命が年縮まる」 私たちの研究チーム(佐々木周作・京都大学大学院特定講師、黒川博文・兵庫県立… この記事を読む
研究成果

複雑なシリルエノールエーテルをつくる新反応 – 医薬品や天然物の合成へ向けて

シリルエノールエーテルとは? シリルエノールエーテルは、Si-O-C=Cユニットをもつ分子の総称であり、今から50年以上前に開発されました。1973年に故・向山光昭先生(当時東京工業大学)により初めて… この記事を読む
研究成果

チンパンジーの心のはたらき – 他者の怪我への情動的反応を探る

ヒト社会を支える「痛みへの共感」 他の人の痛みを目の当たりにしたとき、まるで自分も痛みを経験しているかのような感情を覚えることがあります。たとえばテレビのバラエティ番組で痛そうなハプニングの映像を観て… この記事を読む
研究成果

マイクロプラスチックの発生源特定を目指して – 神奈川県環境科学センター 三島聡子氏が語る環境研究の難しさ

近年、環境問題のひとつとしてマイクロプラスチックによる海洋汚染が注目されている。全世界の海洋中におけるマイクロプラスチックの総量は約5兆個と推測されているが、その詳細な汚染実態は明らかにされていないと… この記事を読む
研究成果

消費者の「これ食べごろ! おいしい!」は多様でおもしろい – 神奈川県農業技術センター 鈴木美穂子主任研究員が語る、農作物マーケティングの魅力

良いものをつくっただけでは売れない時代になってきたと言われているが、農作物も例外ではない。マーケティングによって農作物の付加価値を高め、潜在的なニーズを持つ消費者へきちんと届けていくことが求められてい… この記事を読む
研究成果

ブリ類の性決定遺伝子を発見 – たった一塩基の差が性を決定する

「ホルモンが性を決定する」という仮説 ヒトの女性と男性は、その外見がしばしば大きく異なります。これらの違いの多くには、ステロイドホルモンが関係しています。卵巣から分泌される女性ホルモンが、女性のからだ… この記事を読む
研究成果

組織透明化から紐解く腸内細菌の定着プロセス – 蛍光ビーズの擬似細菌を使って明らかになったこと

ヒトの腸には、体細胞とほぼ同数の約40兆個もの腸内細菌が生息しているといわれています。細菌はどのようにして腸内に定着することができるのでしょうか。私たちは、「胃から直腸までの消化管を透明化する」という… この記事を読む
研究成果

ポリ酸のキラリティを制御するには? – 共存分子との水素結合で”エナンチオ選択的単離”を実現

ポリ酸とは? ポリ酸とは、主にモリブデン、バナジウム、タングステンなどの金属原子と、酸素原子が規則的に配列した物質群です。金属元素を中心原子として、その周りに酸素原子が配位した正四面体、正八面体等の多… この記事を読む
研究成果

DNAというものさしで生物種同士を比較する – 理化学研究所・工樂樹洋チームリーダーに聞く分子進化学者の役割とは

サメの知られざる進化の歴史を広く発信することを目指し、研究者やアーティストなどから構成されるチームがacademistのクラウドファンディングプロジェクト「系統樹マンダラをつくり、サメのカッコよさを広… この記事を読む
研究成果

シカの個体数増加が川の生きものに与える影響とは – 10年におよぶ研究林の調査データから明らかにする

川に潜って生きものを見る 水中メガネをつけて川に潜ると、地上からは見えない生きものたちのさまざまな営みを見ることができます。人影に驚いて大きな岩の隙間に我先に隠れようとするウグイの群れ、コツコツと音を… この記事を読む