Archives for 研究成果 - Page 21
音階が言葉に聞こえる – 脳から見る絶対音感と言語の関係
日向坂46と絶対音感 今年リリースされた日向坂46の『ドレミソラシド』という曲が、絶対音感を持つ人のあいだで話題になっています。「ド、レ、ミ」という歌詞なのに、メロディーの音高が「ミ♭、ファ、ソ」なの… この記事を読む
究極に美しい分子を作りたい – 結び目や絡み目をもつベンゼンの鎖
近年注目を集める「分子ナノカーボン科学」 グラフェンやカーボンナノチューブなどのナノメートルサイズの周期性をもつ炭素物質は「ナノカーボン」と呼ばれ、軽量で高機能な次世代材料として期待されている物質です… この記事を読む
受精卵にDNAを入れると「人工細胞核」ができた!
細胞の中心「細胞核」 一般社会では、ものごとの中心になるものを「核」という言葉で表すことがあります。「核となる人」は中心人物のことですし、「核心をついた」という言葉は、“もっとも重要な部分”ということ… この記事を読む
暗黒物質の研究が惑星形成の研究と出会ったとき – 学際的交流で新しいアクシオン探査法を発見!
暗黒物質の正体は何か? という現代天文学・物理学の最大の問い 宇宙において、恒星や銀河はガスや塵が濃く集まっているところです。一方で、宇宙には極端に密度が薄い領域もあります。これらの密度の違いは実に1… この記事を読む
芥川賞受賞者は長生き? – 社会的地位が余命に及ぼす影響
賞の健康効果 「芥川賞を受賞すると、受賞しなかった候補者に比べて、余命が年延びる。一方で、直木賞を受賞すると余命が年縮まる」 私たちの研究チーム(佐々木周作・京都大学大学院特定講師、黒川博文・兵庫県立… この記事を読む
複雑なシリルエノールエーテルをつくる新反応 – 医薬品や天然物の合成へ向けて
シリルエノールエーテルとは? シリルエノールエーテルは、Si-O-C=Cユニットをもつ分子の総称であり、今から50年以上前に開発されました。1973年に故・向山光昭先生(当時東京工業大学)により初めて… この記事を読む
チンパンジーの心のはたらき – 他者の怪我への情動的反応を探る
ヒト社会を支える「痛みへの共感」 他の人の痛みを目の当たりにしたとき、まるで自分も痛みを経験しているかのような感情を覚えることがあります。たとえばテレビのバラエティ番組で痛そうなハプニングの映像を観て… この記事を読む
マイクロプラスチックの発生源特定を目指して – 神奈川県環境科学センター 三島聡子氏が語る環境研究の難しさ
近年、環境問題のひとつとしてマイクロプラスチックによる海洋汚染が注目されている。全世界の海洋中におけるマイクロプラスチックの総量は約5兆個と推測されているが、その詳細な汚染実態は明らかにされていないと… この記事を読む
消費者の「これ食べごろ! おいしい!」は多様でおもしろい – 神奈川県農業技術センター 鈴木美穂子主任研究員が語る、農作物マーケティングの魅力
良いものをつくっただけでは売れない時代になってきたと言われているが、農作物も例外ではない。マーケティングによって農作物の付加価値を高め、潜在的なニーズを持つ消費者へきちんと届けていくことが求められてい… この記事を読む
ブリ類の性決定遺伝子を発見 – たった一塩基の差が性を決定する
「ホルモンが性を決定する」という仮説 ヒトの女性と男性は、その外見がしばしば大きく異なります。これらの違いの多くには、ステロイドホルモンが関係しています。卵巣から分泌される女性ホルモンが、女性のからだ… この記事を読む