Archives for 研究成果 - Page 16

研究成果

なぜ土星には巨大衛星がひとつだけしか存在しないのか? – タイタンの出生にまつわる謎

惑星の周りのガス円盤 太陽のような恒星が誕生して間もないころには、余ったガスや塵がその周りを平たく回転しながら漂い、原始惑星系円盤を形成します。原始惑星系円盤の主成分は水素ガスで、その中にわずかに含ま… この記事を読む
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ハリセンボンにヒントを得た超撥水材料 – 高い耐摩耗性・変形耐性を実現

超撥水性とは? 自然界では蓮の葉が超撥水性を示すことが知られています。撥水性は、静的環境下で水滴を表面に接触させたときの角度で評価されます。このときの接触角θは、固気界面に働く界面張力、気液界面に働く… この記事を読む
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「微生物ダークマター」全貌解明への道 – これまで誰も分離培養できなかったアーキアを培養してわかったこと

未培養微生物「微生物ダークマター」 私たちの住む地球の表層環境は、微生物で満ちています。微生物のいないところを探すほうが難しいといってもいいでしょう。それでは、そんな微生物のことを私たちはどれだけよく… この記事を読む
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新型望遠鏡で極限宇宙を観る! – 「極高エネルギー宇宙線天文学」確立に向けた挑戦

極限宇宙を観る次世代の天文学を目指して 宇宙空間に存在する放射線は宇宙線と呼ばれ、1秒間に手のひらに約1個という頻度で絶え間なく地上に到来しています。1912年の宇宙線の発見から1世紀以上にわたる宇宙… この記事を読む
研究成果

「ガシャモク」の発見から始まった、青森県つがる市の無名の池での水草研究

津軽で偶然拾った謎の水草の断片 2017年6月、私たちの調査チームは、偶然訪れた青森県つがる市の無名の池(以下無名池)で、謎の水草の断片を拾いました。これが、すべての始まりでした。 当時、私たちは始ま… この記事を読む
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サンゴの大規模白化によって魚類生態系サービスの経済価値はどう変化したか? – 日本最大のサンゴ礁・石西礁湖での危機

生態系から人への自然の恵み「生態系サービス」の経済価値 美しい自然の風景やそこでのレジャー体験、美味しい海や山の幸が取れる自然環境に、いくらの価値があるのでしょうか。これまで自然の価値はお金には代えら… この記事を読む
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海底下のゆっくりすべりと巨大地震の関係 – 南海トラフのプレート境界をGNSS-A観測で見る

ゆっくりすべりとは? 日本列島の沖合では、東側から太平洋プレートが東日本のプレートの下へ、南側からフィリピン海プレートが西日本のプレートの下へと沈み込んでいます。この沈み込みによる海側のプレートと陸側… この記事を読む
研究成果

チンパンジーの細胞をリプログラミング – iPS細胞製作の副産物が示す神経堤細胞様の特性

出発点:ヒトの特性を理解するためには何が必要だろうか? 筆者(今村)が博士号を取得して数年が経ったころです。それまでマウスを扱った基礎医学研究に取り組んできましたが、新たにコモンマーモセットという小型… この記事を読む
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ミラーを動かすだけで化学反応を制御 – 光共振器でつくる振動強結合が反応性を変える

光共振器とは? 2枚の反射ミラーが平行に向かい合った光共振器の中では、光は両端のミラーに反射されます。光はミラー間で反射を繰り返すことで干渉し、打ち消し合いますが、ミラー間の距離と光の半波長が一致する… この記事を読む
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深海や地底の微生物を追う研究者が、放射能問題に取り組むワケ – 東京大学・鈴木庸平准教授

深海や地底は、光合成生物が誕生する前の地球環境に似ているといわれている。そうした極限環境に住む微生物の活動について研究し、生命の起源や地球初期生命の謎に迫っているのが、東京大学大学院 理学系研究科 地… この記事を読む