Archives for 研究成果 - Page 13
見た目は同じでも中身が違う!? – カブトムシの幼虫における成長速度の地理的変異を明らかに
カブトムシ幼虫の急速な成長は冬支度のため? カブトムシは日本人にとってなじみの深い昆虫であり、幼虫を成虫まで育て上げた経験のある方も多いでしょう。夏の終わりに孵化した幼虫は腐葉土や堆肥を食べて成長し、… この記事を読む
「ヘビににらまれたカエル」の生き残り戦略 – ヘビを引きつけてから逃げることで生残性が高まっている
ヘビとカエルの攻防 捕食者と被食者は、共進化の過程でさまざまな戦術を発展させてきたと考えられています。両者の駆け引きに関する研究はこれまで数多くなされており、また、どのような行動が捕食や捕食回避に適し… この記事を読む
二原子炭素(C2)の化学合成に成功! – 明らかになった4つの結合とナノカーボンの起源
C2という謎の分子 二原子炭素(C2)は炭素2つから構成される、地球上において最も単純な炭素分子です。古くから、ろうそくの青い炎や宇宙空間に存在することが知られてきましたが、発見から1世紀が過ぎた現在… この記事を読む
「休む」ことで分布範囲を拡大する – 窒素固定性シアノバクテリアの生存戦略を新たに解明
海洋物質循環の起点である窒素固定生物の生存戦略とは? 微細な海洋の植物プランクトンは海洋の食物連鎖の起点であり、その一次生産は地球全体の一次生産の約半分を担います。また、植物プランクトンは大気中に蓄積… この記事を読む
人文学・社会科学系研究者にとって、「非常勤講師職」はどういう意味をもつか? – アンケート調査から見えたこと
※ 本記事は、academistのクラウドファンディングプロジェクト「人文・社会科学分野の若手研究者が抱えるキャリアの問題とは?」をもとに行われた調査結果を報告したものです。 はじめに アカデミアにお… この記事を読む
種子の形を機械学習で測る – シミュレーション画像を活用した教師データ作成で「植物フェノタイピング」を効率化
植物フェノタイピングとは? これまで人類が経験したことのない気候変動と人口増加が続くなか、持続的かつ安定的な食糧増産を支えるためには、優良な品種を創出する技術を開発・運用していくことが喫緊の課題です。… この記事を読む
超流動ヘリウムのゆらぎをランダウの2流体モデルで描像する – 量子流体力学の最新理論
超流動ヘリウムとは? 絶対温度 K以下の極低温の液体ヘリウム4(4He)は、リニアモーターカーや加速器などで利用される超伝導磁石の冷却や、極低温での観測機器などへ応用されており、その流動現象の解明は非… この記事を読む
北極圏を横断した恐竜 – アラスカの化石を再検証してわかった、ハドロサウルス大繁栄の秘訣
北極圏の恐竜たち 1961年。石油会社の調査中に、米国アラスカ州最北部からひとつの骨化石が見つかりました。これが世界で最初に見つかった北極圏の恐竜類、ハドロサウルス類の化石です。以降の調査により、白亜… この記事を読む
IT産業とハードウェア – フリードリヒ・キットラーの思想から
IT産業と私たちの生活 パソコン、インターネット、スマートフォンといった情報通信技術は、私たちの生活にとって欠かせない存在となっています。それと同時に、これらの機器の製造や販売を進めるIT産業が、私た… この記事を読む
ポストコロナ時代の大学論 – これからの大学はどうあるべきか? 徳島大・野地学長と東大・吉見教授に聞く
新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大に伴う大学業務のオンライン化等により、大学の在り方を問い直す声が出始めている。アカデミストが4月25日に開催したオンラインイベントでは、徳島大学 野地澄… この記事を読む