Tag archives for 植物

研究成果

シロイヌナズナの花粉数を制御する遺伝子 – 少ない花粉と生育メリットを両立するカギ

植物の「花粉数」はどうやって決まる? みなさんが「花粉数」と聞くと何を思い浮かべるでしょうか? 花粉症の方は真っ先に気象予報で報道される花粉飛散予想を思い出すかもしれません。花粉症の患者さんにとっては… この記事を読む
研究成果

お花畑の保全は植物多様性の保全につながるのか? – 文化的な生態系サービスの指標化に挑む

生物多様性は人間にどのような恩恵をもたらしているか? 人間は生物多様性からさまざまな恩恵を受けて生活しています。みなさんは何が思い浮かぶでしょうか? 食べものとなる植物や動物、薬になる生物たち、人間が… この記事を読む
研究成果

“葉緑体ドロボウ”は進化途中の現象か!? – 盗葉緑体性渦鞭毛藻「ヌスットディニウム」の細胞内共生の仕組み

細胞内共生は多様な藻類を生み出す原動力 陸上の植物は、細胞内の葉緑体によって光エネルギーを利用して空気中の二酸化炭素を固定し、有機物を作る光合成を行います。葉緑体は10億年以上前、植物の祖先が自分の細… この記事を読む
研究成果

根の成長 vs. ネコブセンチュウ感染防御のトレードオフ – 両者のバランスを最適化する因子

植物の根への寄生はネコブセンチュウの繁殖に必須 みなさんは、植物も動物と同じように病気にかかることをご存知でしょうか。家庭菜園をされたことがある方は、水も肥料もきちんと与えているのに野菜が枯れてしまっ… この記事を読む
研究成果

日本の森林の炭素蓄積量は予想以上に多かった! – 地球環境の改善に向けたキーデータを提供

なぜ森林の炭素蓄積量を求めることが重要か? 二酸化炭素は数ある温室効果ガスのなかでも代表的なもので、人間活動に由来する大気中の二酸化炭素濃度の増大は、近年の地球温暖化の最大の原因と考えられています。植… この記事を読む
研究成果

「虫こぶ」を形成する昆虫の生存戦略 – ヌルデシロアブラムシが植物の花器官形成遺伝子を制御する仕組み

「虫こぶ」にみられる昆虫-植物の密接な関係とは? 昆虫と植物は、長い地球の歴史のなかで、お互いに利用しあいながら共進化してきました。たとえば、植物は、昆虫に花粉を運んでもらうことで効率的に受粉する方法… この記事を読む
研究成果

種子の形を機械学習で測る – シミュレーション画像を活用した教師データ作成で「植物フェノタイピング」を効率化

植物フェノタイピングとは? これまで人類が経験したことのない気候変動と人口増加が続くなか、持続的かつ安定的な食糧増産を支えるためには、優良な品種を創出する技術を開発・運用していくことが喫緊の課題です。… この記事を読む
研究成果

空気を肥料にする「窒素固定作物」は、ハーバー・ボッシュ法を代替できるのか? – 名古屋大・藤田祐一教授インタビュー【後編】

空気中の窒素を自ら肥料に変換して生育する「窒素固定作物」。名古屋大学大学院生命農学研究科 藤田祐一教授は、そんな夢のような植物の創出を目指している。実現のカギとなるのが、一部の原核生物がもつニトロゲナ… この記事を読む
研究成果

ゼニゴケにはあってタバコにはない遺伝子を追求したら、100年越しの謎が解明できた – 名古屋大・藤田祐一教授インタビュー【前編】

植物にとって、最も重要な栄養成分のひとつである窒素。空気中には大量に含まれるありふれた元素だが、植物の生育にはそのままでは利用できないため、現状では肥料として補給する必要がある。しかし、将来的に空気中… この記事を読む
研究成果

「ガシャモク」の発見から始まった、青森県つがる市の無名の池での水草研究

津軽で偶然拾った謎の水草の断片 2017年6月、私たちの調査チームは、偶然訪れた青森県つがる市の無名の池(以下無名池)で、謎の水草の断片を拾いました。これが、すべての始まりでした。 当時、私たちは始ま… この記事を読む