Tag archives for 化学 - Page 8

研究成果

理論計算化学が拓く新反応開発 – 遷移金属を用いないアルキニルホウ素化反応

「ホウ素」と「炭素-炭素三重結合」 私たちは東京大学大学院薬学系研究科・基礎有機化学教室で元素の特性を活かした新反応開発・ものづくりに挑んでいます。元素もいろいろありますし、非常に多岐にわたる研究テー… この記事を読む
研究成果

分子雲で7つの炭素が連なる長い分子CCCCCCCHを発見!

アメリカ国立電波天文台のグリーンバンク100m電波望遠鏡を用い、宇宙空間にある分子雲で直線炭素鎖分子C7Hの検出に初めて成功しました。直線炭素鎖分子とは、黒鉛、ダイアモンドに次ぐ、炭素の第三の形態であ… この記事を読む
研究成果

まるでSFの世界? – 光刺激の有無で流れる、固まる、変形自在な物質の創出

SFの世界の変形自在な物質 突然ですが、この記事をご覧の皆さんは、映画ターミネーター2または最近ではターミネーター: 新起動/ジェニシスを観たことがありますか? 私は幼いころ、旅行中にこの映画を見まし… この記事を読む
研究成果

氷はどこまで低密度になれるか? – 空気よりも軽い「エアロアイス」の理論予測

氷の結晶にはたくさんの種類がある 氷は水に浮きます。何をあたりまえのことを、と思われるでしょうが、実はちっともあたりまえのことではなく、たいていの物質では固相のほうが密度が高いので、固体は液体に沈みま… この記事を読む
研究成果

無生物から生物を産み出す自己組織化 – フラーレンからマイクロサイコロを作る、触角を生やす。

超分子と自己組織化 Self-Assembly(自己集合)やSelf-Organization(自己組織化)という言葉を聞いたことがあるでしょうか? これは、分子などが自然に集まって、より高度な形態を… この記事を読む
研究成果

「ノルコロール」を用いて反芳香族化合物の性質を解き明かす

π電子と芳香族性・反芳香族性 πといえば円周率のことでしょうが、化学者はπ電子を連想するでしょう。多くの二重結合をもつ化合物はπ電子化合物と呼ばれます。二重結合は、σ結合とπ結合でできており、それぞれ… この記事を読む
研究成果

分子の容器にキャップをつけてイオンの出入りをコントロール – ホスト・ゲスト化学の新手法

分子の容器とホスト・ゲスト化学 ある分子が特定の分子やイオンを見分けて捕まえる現象は分子認識(あるいはイオン認識)と呼ばれており、酵素・基質の特異的結合との関連性などから注目を集めています。このとき、… この記事を読む
研究成果

見る方向や光の偏光によって色が変化する物質 ‐ 重い遷移金属元素を含む物質が生み出す新たな機能性

私たちの身のまわりには色があふれています。たいていのものはどの方向から見ても同じ色に見えますが、ここでは、見る方向によって色が変わるという不思議な性質を持つ物質について紹介します。 ルビー(写真は東京… この記事を読む
研究成果

ニオイって実は超複雑で超有用! – ニオイに秘められた情報に迫る新たなアプローチ

ニオイとは 我々の生活には「ニオイ」が溢れています。これらのニオイ、実は多種多様な分子が混ざり合ってできているということをご存じでしょうか。ニオイを構成する分子(ニオイ分子と呼ぶことにします)は、約4… この記事を読む
研究成果

我々はどうやって青色を見ているのか? – 霊長類青センサータンパク質の構造解析

光と色 私たちが普段見ているすべての色は、「光の三原色」と呼ばれる青・緑・赤の3種類の光の組み合わせのパターンによって作られます。つまり、「光」は「色」の源なのですが、光がありさえすれば色が存在するわ… この記事を読む