Tag archives for 生きもの - Page 4

研究成果

シカの個体数増加が川の生きものに与える影響とは – 10年におよぶ研究林の調査データから明らかにする

川に潜って生きものを見る 水中メガネをつけて川に潜ると、地上からは見えない生きものたちのさまざまな営みを見ることができます。人影に驚いて大きな岩の隙間に我先に隠れようとするウグイの群れ、コツコツと音を… この記事を読む
研究成果

トリのクチバシの角質部はサンドイッチ構造をしていた!

クチバシってどんな動物が持っているどんな器官? クチバシとは、固い角質の鞘(さや)で口の骨を覆っている器官です。現生動物ではトリとカメがクチバシを持っており、摂食に使用しているほか、人間の手のように物… この記事を読む
研究成果

カタツムリが語る森の歴史 – 北海道黒松内町のブナ林に残された、100年前の森林伐採の影響

現在は過去の上に 我々が生きる現在・未来は、過去の出来事を礎に成り立っています。壊滅したアイヌ文化のその先を見ることができぬように、絶滅したニホンオオカミの生態を二度と観ることができぬように、過去は現… この記事を読む
研究成果

鳥の糞から柑橘類の葉へ – アゲハ幼虫の変身を制御する遺伝子の発見

アゲハチョウ幼虫の紋様は変化する アゲハチョウは私たちの身近で見られる蝶です。日本では、ナミアゲハ以外にもナガサキアゲハやクロアゲハなど10種類以上のアゲハチョウが知られていますが、その幼虫の多くは、… この記事を読む
研究成果

マゼランペンギンのメスが多くストランディングする謎 – バイオロギングで明らかになった人為的影響の雌雄差

メスに偏ったストランディングの謎 マゼランペンギンは、南米のアルゼンチンからチリにかけての沿岸およびフォークランド諸島で繁殖しています。多くの鳥類は繁殖を終えると、環境の季節変化に応じて移動(渡り)し… この記事を読む
研究成果

海ぶどうの形作りの謎に迫る – 全ゲノムの解読によって明らかになったこと

巨大単細胞生物 海ぶどうの形作り この地球上にはさまざまな形の生きものがあふれていますが、私たちの身の回りにも、まったく予想外の体の構造をしている生きものが存在していることをご存知でしょうか。沖縄県を… この記事を読む
研究成果

卵が一斉に孵化できるのはなぜ? – カメムシの子が反応する意外な合図

卵の一斉孵化とは? 「孵化が一斉に起こる」と聞くと、たとえばカマキリの子が、卵のつまった「卵鞘(らんしょう)」から続々と現れる光景を思い浮かべるのではないでしょうか。カマキリのほかにも一斉に孵化する昆… この記事を読む
研究成果

花の性別で蜜に住む微生物が変わる?! – 雌雄がほかの生きものに与える影響を探る

花の蜜に住む微生物の世界 花の蜜にはさまざまな微生物が住んでいます。蜜には糖類などさまざまな化学物質が含まれるため、多くの微生物種には本来住みづらい環境と思われ、しかも、蜜は花が咲いたときのみに現れる… この記事を読む
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テントウムシの斑紋パターンはどう決まる? – ひとつの遺伝子が多様な斑紋をつくる仕組み

ナミテントウの斑紋はメンデルの法則に従う テントウムシは世界で6,000種、日本で180種が同定されており、種によって決まった斑紋をもちます。なかには斑紋多型とよばれる同じ種であっても遺伝的に決まった… この記事を読む
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ハダカデバネズミの子育て – 働きネズミは女王の糞を食べて母性を獲得する

性的に未成熟な働きネズミの母性 ハダカデバネズミはその名のとおり、全身を覆う体毛がなく、発達した前歯を持つげっ歯類です。その前歯を使って、彼らは厳しい半乾燥地帯の地下にトンネルを掘り数十匹の群れで暮ら… この記事を読む