Tag archives for 生物学 - Page 20
ゲル成分でできた繭を作るカイコ – モンシロチョウが持つタンパク質をカイコの絹糸腺で発現
カイコとヒトの歴史 カイコ(Bombyx mori)という昆虫は、人類の歴史のなかで、人為淘汰の末にヒトが訓化してきたものであり、ヒトに寄り添って生きてきました。記録に残る時代にはすでに、カイコはヒト… この記事を読む
霊長類の色覚進化の道筋を探って – 3色型色覚は顔色を見分けるのに適している?
3色型の色覚を持つ霊長類 ヒトを含む多くの霊長類は、眼球の網膜に3種類の錐体細胞を持っており、それぞれ光に対する波長感度が異なります。感受性が短波長側にある方から、S(short)、M(middle)… この記事を読む
メダカを絶滅の危機から救え! – 「東京めだか」を超低温保存細胞から復活
メダカが絶滅危惧種!? 「めだかの学校は川の中 そうっと覗いてみてごらん」という童謡を知らない人はいないでしょう。メダカは田んぼ、小川や池などで普通に見られ、日本人に最も親しまれている魚のひとつです。… この記事を読む
受精卵のエピゲノム編集に成功 – ゲノムに記された「付箋」を書き替える新手法
ひとつのゲノムから多彩な細胞がつくられるしくみ 私たちの身体はさまざまな種類の細胞や組織から構成されていますが、これらのほとんどの細胞が同じ遺伝情報(ゲノム)を核内にもっています。同じ遺伝情報をもつに… この記事を読む
ノンコーディングRNAの研究から3Dプリンタの世界へ – 慶大先端生命科学研究所 ガリポン・ジョゼフィーヌ特任助教
【academist挑戦中】「顕微鏡のなかのミクロな世界を3Dプリンタで出力する!」 現在、academistのクラウドファンディングプロジェクト「顕微鏡のなかのミクロな世界を3Dプリン… この記事を読む
生物にとって「温度」とは何なのか – 細胞1個の”アツい”熱の研究最前線
熱産生し「恒温」動物のようにふるまう魚 小中学校で、哺乳類や鳥類は自分の周りの環境によらず体温を一定に保つ恒温動物、魚類や両性類は周りの環境の温度によって体温が左右される変温動物、と習った人も多いので… この記事を読む
僕、メスになります – 性転換する牡蠣たちの事情
牡蠣の生態を調べたい みなさんは、牡蠣と聞くとどんなイメージを持ちますか? 私が牡蠣を研究していることを友人たちに伝えるといつも、「研究が終わったら食べるの?」と聞かれるので、食べ物としてのイメージが… この記事を読む
【特別寄稿】乾いても死なないクマムシの謎。その鍵を握るのは……?
よく聞かれる質問の中に「どうしてクマムシを研究しはじめたんですか?」というものがある。「そのクマムシ帽子はどうやって頭にくっついているんですか?」の次に、頻繁に聞かれる質問である。 クマムシの道に入っ… この記事を読む
釣り人の写真は貴重な資料! – Web上の写真をもとに川魚ウグイの繁殖生態を明らかにする
生きものがどの場所でいつごろ繁殖するのか、モテるためにどのような工夫をしているのか、そして、それらが地域によってどう違うのかーーこれらを明らかにすることは、生きものの進化を探るうえでとても大事です。し… この記事を読む
省エネ泳法で湖も川もスイスイ – 流れに応じて浮力と泳ぎ方を変える外来魚アメリカナマズ
近年、日本のいくつかの川や湖で、アメリカナマズと呼ばれる外来魚が増えつつあります。過去に養殖目的で輸入された個体の一部が野外に逃げ出し、定着したものと言われていますが、流れの速い日本の河川環境は、かれ… この記事を読む