Tag archives for 物理学 - Page 12
なぜ昆虫は飛べるのか? – 蚊の特殊な飛行メカニズムが明らかに
ここ数年、ドローンが非常に注目を集めてきました。ドローンが活躍する、我々のすぐ頭上の空間では、古来昆虫のような生物が繁栄してきました。彼らは巧みに翅を運動させ、翅の周りの気流によって生じる力を利用する… この記事を読む
スイマー・マイクロレオロジー:ソフトマター中のマイクロマシンの新しい遊泳機構
微生物の遊泳原理:「ホタテ貝の定理」 遊泳するマイクロマシン(スイマー)の研究は、バクテリアや精子などの微生物の流体内運動との関連で注目を集めています。一般的にスイマーは、自身が持つ可動部位を周期的に… この記事を読む
有機分子のなかを伝わる「粒子」と「波動」の中間的な電荷 – その性質が明らかに
「粒子」と「波動」? 「粒子」と「波動」の中間、と聞くと、学生時代に量子論を学んだ懐かしい(忌まわしい?)記憶がよみがえる方もいるかもしれません。それまでは電磁波という「波動」だと考えられていた光が、… この記事を読む
ミクロの世界での泳ぎ方 – 数理の目で見る精子の旅
理科の授業ではじめて微生物をみたとき、我々ヒトなどの哺乳類とは姿・カタチが異なっていて、本当にこの世の生物なのかと感じた記憶があります。実際、彼らの住むミクロの世界では、我々のスケールと異なる物理効果… この記事を読む
「出口は目指すが、やるのは基礎研究」 – 有機ELの先駆者、九大・安達千波矢教授
スマートフォンやVRゴーグル、テレビの素材として注目されはじめている「有機EL」をご存知だろうか。有機ELが初めて注目されたのは、1950年代。当時、未来のディスプレイを夢見た研究者たちは、液晶と有機… この記事を読む
私たちの世界の複雑性はどのように説明されるのか? – 物質の根源「クォーク」に潜むカオス
私たち人間の体や身のまわりにあるものすべて、そして宇宙に浮かぶ星々さえもクォークと呼ばれる素粒子で構成されています。このクォークは発見から数十年経ちます。その運動を記述する方程式もわかっています。静的… この記事を読む
世界で最も小さいものが見える顕微鏡 – 「水のチェーン」の構造が明らかに
世の中のあらゆる物質は、原子や分子が組み合わさってできていることはご存知と思います。では、その原子や分子の「1粒1粒」を実際に見たことはあるでしょうか? 原子の半径はナノメートル(100億分の1メート… この記事を読む
クォークの織りなす新奇な世界 – 新粒子候補テトラクォークZc(3900)の正体に迫る
2013年6月のことでした。日本のBelleグループと中国のBESIIIグループの2つの高エネルギー加速器実験グループから同時に、ハドロンと呼ばれる粒子のひとつとして、全く新しい粒子の存在を示唆する実… この記事を読む
単一ナノチューブではじめて超伝導特性を観測! – 前例のない特異な超伝導状態が実現
ナノチューブ - 10億分の1メートルスケールの円筒構造体 ナノチューブとは直径がナノ(10億分の1)メートルスケールの円筒形状の物質のことで、低次元ナノ構造体の一種です。有機物質からなる有機ナノチュ… この記事を読む
氷の表面はなぜ濡れるのか? – 氷の表面を覆う秘密のヴェールをはぐ
マイケル=ファラデー以来の謎 雪国に住む人でなくとも、一度はスキーやスケートを楽しんだり、雪だるまを作って遊んだりしたことがあると思います。なかには凍った道で滑って、尻もちをついたことが… この記事を読む