Archives for 研究成果 - Page 59
新たな溶液化学実験手法で超重元素ラザホージウムの化学平衡を観測
原子番号の大きな“重い”元素 2016年11月、113番元素合成に関して、理化学研究所の森田浩介先生を代表とする日本のグループによる初の新元素合成が認められ、その元素名として「ニホニウム」、元素記号と… この記事を読む
自食作用「オートファジー」の新たな役割 – 壊れた葉緑体は細胞内のリサイクル工場へ
植物の光合成装置「葉緑体」 道端で、花壇で、あるいは田んぼや畑で、私たちが日常的に目にする植物ですが、彼らがどのように生き育っているかご存知でしょうか。大半の植物は、土壌に張った根から栄養分を吸収し、… この記事を読む
「生体内合成化学治療」 – 体内の狙った部位で薬を現地合成して治療する
有機合成化学の新しい可能性:薬を現地合成する? 有機合成化学の分野では、日々、効率的な反応が開発されています。一方、最先端の反応を体内で使用して、生体機能を操ったり、病気を治療しようとする試みは現状で… この記事を読む
認知症の一種「前頭側頭葉変性症」の発症メカニズム – なぜ神経変性疾患の治療は困難なのか
これまでにメディアで「社会的地位にあった人が痴漢で逮捕」とか「立派な家がいつの間にかゴミ屋敷に」などのニュースに接したことがある方は多いかと思います。でも、こうした事件のなかには前頭側頭葉変性症(FT… この記事を読む
「教え」、「気遣う」赤ちゃん – 1歳半児は相手の知識や注意状態を踏まえてコミュニケーションする
コミュニケーションと他者の「こころ」 わたしたちは、他者との関わりのなかで生きています。周囲の人の知覚状態(どこを見ているか)や知識状態(何を知っているか)を適切に認識したうえで、その人(たち)の行動… この記事を読む
好きなものに目が向くのか、目を向けたものを好きになるのか – サッカー好きな人で検証
好きなものにはつい目が向く? 目を向けたものを好きになる? 我々はしばしば「好きなものにはつい目が向く」と言います。しかしながら逆に、「目を向けたものを好きになる」こともあると過去の心理学研究は示して… この記事を読む
プレート境界からの「水漏れ」が深部低周波地震を抑制? – 西南日本の高精度地震波解析で明らかになったこと
西南日本の深部低周波地震 西南日本は、その下にフィリピン海プレートが沈み込み、1944年東南海地震や1946年南海地震のようなプレート境界巨大地震が過去に何度も発生し、大きな被害を受けてきました。これ… この記事を読む
謎多き稀少動物「キューバソレノドン」の研究最前線 – 従来の説を覆す!
キューバソレノドンとは? キューバソレノドンは、真無盲腸目のソレノドン科に属している頭胴長30cm、体重500〜800グラム程度の哺乳動物です。真無盲腸目とは聞き慣れない言葉かもしれません。この分類群… この記事を読む
和歌山県・白浜沖に秘められた生物多様性 – 未知の種が10種以上見つかる
生物多様性とは? 生物多様性とは、砕いていえば、「この地球上にどのような生物がいて、それぞれがどのように関係しているか」ということを表す用語です。生物多様性には、遺伝子(種内)の多様性、… この記事を読む
日本で見つかった首長竜「フタバスズキリュウ」の研究秘話 – 東京学芸大・佐藤たまき准教授に聞く
フタバスズキリュウは、今から50年近く前の1968年に、当時高校生だった鈴木直(ただし)氏により福島県でその化石が発見された”国産”の首長竜です。長いあいだ科学的な検証が十分に行われず、正式な論文とし… この記事を読む