Archives for 研究成果 - Page 46
地球はやっぱり丸かった?!- 物質を最適な方法で運ぶ理論を用いて物の形を理解する
こんにちは、首都大学東京の高津飛鳥です。首都大学東京は京王相模原線の南大沢駅が最寄り駅です。京王線は主に東京(たまに神奈川)を東西に走る電車で、東端は新宿駅です。そして大体真ん中の調布駅で相模原線と分… この記事を読む
植物の種子は隣が何者か知っている – 種子による周辺環境の把握は想像以上に巧妙だった
情報の統合処理とは? 私たちが生きる世界は、情報で溢れています。私たちは、食物を獲得し、外敵から逃れ、配偶者を得て繁栄するために、必要なときに必要な情報を利用する能力を進化させてきました。過酷な環境で… この記事を読む
匂いのマークを見廻るオス – コマルハナバチの婚活術
オスにとって、配偶者であるメスをどのようにして獲得するかは重要な問題です。広い野外で同種のメスを探すことが難しい場合もありますし、他のオスとの競争もあるからです。最近、コマルハナバチという蜂は、オスが… この記事を読む
傷あとを残さない皮膚再生 – カエルで明らかになった皮膚再生を可能にする細胞の起源
両生類は手足を切られても再生できる! 生物は事故や病気によって自分の体が傷つくリスクを常に背負いながら生きています。我々ヒトももちろん例外ではありません。ヒトの場合は、すり傷や切り傷など皮膚の浅い傷な… この記事を読む
あなたの写真がマルハナバチを救う! – 市民参加型調査「花まるマルハナバチ国勢調査」
みなさんは「飛ぶぬいぐるみ」と呼ばれるハチをご存知ですか? 「飛ぶぬいぐるみ」と呼ばれるマルハナバチは、名前のとおり全体的に丸く、全身が毛で覆われていて、まるでモフモフしたぬいぐるみです。この全身の毛… この記事を読む
動作中の誘電体における原子位置を0.01nmの精度で直接観察 – 電圧で誘起されるイオン分極の直接観察に向けて
私たちの身のまわりにはさまざまな電化製品があり、その中では多数の電子デバイスが用いられています。そのような電子デバイスに用いられる材料のひとつに、「誘電体」と呼ばれる材料があります。誘電体は、電圧が加… この記事を読む
氷はどこまで低密度になれるか? – 空気よりも軽い「エアロアイス」の理論予測
氷の結晶にはたくさんの種類がある 氷は水に浮きます。何をあたりまえのことを、と思われるでしょうが、実はちっともあたりまえのことではなく、たいていの物質では固相のほうが密度が高いので、固体は液体に沈みま… この記事を読む
私たちの細胞が持つ、「こわす」仕組みの多様性 – オートファジーにはいくつもの経路がある
細胞内の「こわす」仕組みの重要性 生物の基本単位である細胞の中では、その構成成分(タンパク質、脂質、核酸など)の絶え間ない合成と分解が起こっています。細胞活動を維持するためにこれらの合成が必要なことは… この記事を読む
花の咲く時期の違いが新しい種を生む – 秋に咲かなくなったアキノキリンソウの進化学
サクラは春に花をつけ、キクは秋に咲くのが私たちの常識となっているように、同じ種類の植物は決まった時期に開花することがほとんどです。しかし、植物が新しい環境に進出し、その結果、開花する季節が変わったらど… この記事を読む
40億年前の火星は厚い大気に覆われていた – 隕石を手がかりに火星環境大変動の謎に迫る
火星環境大変動の謎 火星は希薄な大気しか持たない惑星です。その地表は平均気温約-60℃と極めて寒冷で、荒涼とした大地が広がっています。1965年に火星探査機マリナー4号がはじめて火星地表の写真を送って… この記事を読む