Archives for 研究成果 - Page 46
傷あとを残さない皮膚再生 – カエルで明らかになった皮膚再生を可能にする細胞の起源
両生類は手足を切られても再生できる! 生物は事故や病気によって自分の体が傷つくリスクを常に背負いながら生きています。我々ヒトももちろん例外ではありません。ヒトの場合は、すり傷や切り傷など皮膚の浅い傷な… この記事を読む
あなたの写真がマルハナバチを救う! – 市民参加型調査「花まるマルハナバチ国勢調査」
みなさんは「飛ぶぬいぐるみ」と呼ばれるハチをご存知ですか? 「飛ぶぬいぐるみ」と呼ばれるマルハナバチは、名前のとおり全体的に丸く、全身が毛で覆われていて、まるでモフモフしたぬいぐるみです。この全身の毛… この記事を読む
動作中の誘電体における原子位置を0.01nmの精度で直接観察 – 電圧で誘起されるイオン分極の直接観察に向けて
私たちの身のまわりにはさまざまな電化製品があり、その中では多数の電子デバイスが用いられています。そのような電子デバイスに用いられる材料のひとつに、「誘電体」と呼ばれる材料があります。誘電体は、電圧が加… この記事を読む
氷はどこまで低密度になれるか? – 空気よりも軽い「エアロアイス」の理論予測
氷の結晶にはたくさんの種類がある 氷は水に浮きます。何をあたりまえのことを、と思われるでしょうが、実はちっともあたりまえのことではなく、たいていの物質では固相のほうが密度が高いので、固体は液体に沈みま… この記事を読む
私たちの細胞が持つ、「こわす」仕組みの多様性 – オートファジーにはいくつもの経路がある
細胞内の「こわす」仕組みの重要性 生物の基本単位である細胞の中では、その構成成分(タンパク質、脂質、核酸など)の絶え間ない合成と分解が起こっています。細胞活動を維持するためにこれらの合成が必要なことは… この記事を読む
花の咲く時期の違いが新しい種を生む – 秋に咲かなくなったアキノキリンソウの進化学
サクラは春に花をつけ、キクは秋に咲くのが私たちの常識となっているように、同じ種類の植物は決まった時期に開花することがほとんどです。しかし、植物が新しい環境に進出し、その結果、開花する季節が変わったらど… この記事を読む
40億年前の火星は厚い大気に覆われていた – 隕石を手がかりに火星環境大変動の謎に迫る
火星環境大変動の謎 火星は希薄な大気しか持たない惑星です。その地表は平均気温約-60℃と極めて寒冷で、荒涼とした大地が広がっています。1965年に火星探査機マリナー4号がはじめて火星地表の写真を送って… この記事を読む
根を切るともっと根が出る仕組みを解明 – やっぱり植物はたくましい!
植物のたくましさ 道ばたの草木を見たとき、「たくましい」と感じたことはないでしょうか。当然、植物は「動かない」生きものであり、何らかの災厄から移動して逃れることはできません。草木はそのような災厄(スト… この記事を読む
世界最古のスッポンを福井県で発見 – バラバラの化石片から証拠を得るには
世界中に分布するスッポン、その最古の化石は福井県に? 福井県勝山市は白亜紀の恐竜化石の産地として有名で、ひとかけらでも恐竜化石が発見されればたちまち脚光を浴びます。しかしその裏側で、何千、何万というカ… この記事を読む
コケで都市の大気環境を評価する – “コケ”にはできないコケのちから
小さくて目立たず、美しい花も咲かせない。おまけに食べても美味しくないため、文字どおり、"コケ"にされがちなコケ。でも、このコケが、私たちの環境を理解するうえで極めて有用な生物であることはあまり知られて… この記事を読む