Archives for 研究成果 - Page 4
異なる種同士をかけ合わせた「雑種」が持つ特徴に共通点はあるか? – 動物分類群を横断したメタ解析で明らかになったこと
雑種個体が持つ特徴 生物は別の種の個体と交配する「交雑」をしばしば起こします。両親の遺伝子が足し算的に子の特徴を決める、という私たちが無意識に持っている先入観からすれば、異なる種同士の両親から生まれる… この記事を読む
宇宙ではイオンと電子のどちらが熱くなりやすい? – プラズマ物理学の難題に、乱流シミュレーションで挑む!
宇宙はプラズマで満たされている 固体を高温にすると液体に、さらに高温にすると気体になることは誰でも知っています。実はその先があるのはご存知でしょうか? 気体をさらに高温にすると、気体を構成している原子… この記事を読む
5℃の細胞の中に入ったら寒い? 寒くない? – 細胞内の熱の逃げやすさをナノ粒子の温度計で測る
紅茶もあなたも冷める 寒いのは、どういうときでしょうか? 冬の北海道、夏場のデパート、スベったジョーク——いろいろなシチュエーションが思い浮かぶなかから、ここでは気温や水温の低い場所で過ごす場合につい… この記事を読む
南関東ガス田の地下水に存在する「メタン生成アーキア」、大半は生きた状態で存在していた
メタン生成アーキアとは? メタンという分子は、現代社会を支えている燃料資源である一方、二酸化炭素の約25倍という強力な温室効果ガスでもあります。メタンは主に、地熱によって有機物が分解されることで生産さ… この記事を読む
量子化学と機械学習の融合 – 密度汎関数法に基づく深層学習で理論計算の限界に挑む
材料や薬の開発に必要不可欠な物性計算 物理学、化学、生物学の分野において、より良い材料(電池、磁石、半導体、超伝導体、高分子、触媒、太陽光発電など)や病気(がん、エイズ、インフルエンザなど)を治療する… この記事を読む
「原子層合金」は存在するか? – ハイスループット計算で新物質を探索する
新たな結晶構造である2次元面の「原子層」 結晶構造は、たとえば面心立方格子構造、体心立方格子構造、塩化ナトリウム構造などの3次元構造として広く知られています。近年では、2004年にグラフェンが合成され… この記事を読む
メダカの性指向はたった1塩基の変異で逆転する – ホルモンバランスに応じて転換する脳の性
多くの種で共通する配偶行動パターンの雌雄の違い どの動物種でも、多くのオスはメスを配偶相手に選び、逆に、多くのメスはオスを配偶相手に選びます。そして通常、求愛はオスが行い、メスから求愛することはあまり… この記事を読む
ゲノムが膜で包まれた常識外れのバクテリア – 最先端の顕微鏡で鮮やかにとらえた膜構造
微生物のマジョリティは「培養できない菌」という未知の領域 「原核生物」はバクテリアやアーキアと呼ばれる微生物の仲間です。肉眼で見ることができないため馴染みの薄い存在ですが、その種類と存在量はもう一方の… この記事を読む
スポーツイベントは開催都市住民を幸福にするか? – ラグビーW杯2019から探る
スポーツイベントがもつ3つのインパクト ラグビーワールドカップ日本大会が閉幕して、早くも1年以上が過ぎました。ワールドラグビーのビル・ボーモント会長が「おそらく過去最高のラグビーワールドカップ」と称賛… この記事を読む
ペコペコ反転できる「おわん分子」で強誘電体メモリをつくる
強誘電体メモリとは? 世界初の強誘電体は、フランス西海岸のLa Rochelle在住のセニエット薬剤師がワイン樽のなかから1600年代に発見したロッシェル塩 NaKC4H4O6•4(H2O)で見出され… この記事を読む