Tag archives for 遺伝学 - Page 2

研究成果

ブリ類の性決定遺伝子を発見 – たった一塩基の差が性を決定する

「ホルモンが性を決定する」という仮説 ヒトの女性と男性は、その外見がしばしば大きく異なります。これらの違いの多くには、ステロイドホルモンが関係しています。卵巣から分泌される女性ホルモンが、女性のからだ… この記事を読む
研究成果

細胞1個でDNA複製を全ゲノム解析できる時代が来た! – DNA複製からゲノム制御の仕組みを探る

ゲノムDNAの複製タイミングとは? 生物が持つ基本的な性質のひとつは、増えることです。その構成要素である細胞は分裂を繰り返すことで数が増えていきますが、分裂前には必ずゲノムDNAが倍加(複製)されなけ… この記事を読む
研究成果

遺伝子が転写されるときのヌクレオソームの”動き”を捉えた!

ヌクレオソームのふるまいとは? 私たちの体は約40兆個の細胞から構成されています。それぞれの細胞には、生命の設計図とも称される全長約2mのヒトゲノムDNAが収納されています。このDNAは直径2nm(1… この記事を読む
研究成果

酵母の巧妙なフェロモン認識システム – 曖昧さが進化の鍵!?

動物から微生物まで多くの生物では、「性フェロモン」という物質を使って、異性に存在を知らせ交配しています。そのため、何らかの原因によりフェロモンもしくはその受容体タンパク質が遺伝的に変化すると、これらの… この記事を読む
研究成果

ヤンバルクイナの無限分裂細胞を樹立!- 絶滅危惧鳥類の研究を進めるために

培養細胞は「細胞老化」が避けられない これまで培養細胞は、創薬研究や病気に関する研究をはじめ、実にさまざまな研究に利用され、我々の生活に大きく貢献してきました。培養細胞を使うことで、生体(生きている動… この記事を読む
研究成果

植物は葉緑体に貯えた「たくさんのDNA」を自己分解してリン栄養を得る – 細胞内共生から生じた生存戦略

植物のDNAとリン栄養の関係 植物は葉緑体で行われる光合成によって大気中の二酸化炭素から有機物を作りますが、窒素(N)やリン(P)、カリウム(K)などの養分は、ヒトや動物のように外部から吸収して利用し… この記事を読む
研究成果

テントウムシの斑紋パターンはどう決まる? – ひとつの遺伝子が多様な斑紋をつくる仕組み

ナミテントウの斑紋はメンデルの法則に従う テントウムシは世界で6,000種、日本で180種が同定されており、種によって決まった斑紋をもちます。なかには斑紋多型とよばれる同じ種であっても遺伝的に決まった… この記事を読む
研究成果

視覚進化の新モデル – 哺乳類が失った”ピノプシン”からたどる脊椎動物の暗所視と色覚

眼と視覚の進化 動物にとって、眼から得られる視覚の情報は外界の変化をとらえるうえで非常に重要です。特にヒトでは、周りから得られる感覚情報の多くが視覚を通じて得られるといわれ、脳の約半分が視覚の情報処理… この記事を読む
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石垣島で線虫C. エレガンスの姉妹種を発見! – 新たなモデル生物がもたらす可能性

多様な線虫の世界 線虫という美しい生き物をご存知でしょうか? 細長く透き通ったちいさな動物で、土壌、水辺、深海など地球上のあらゆる場所で見つけることができます。線虫は地球上でもっとも成功した生物グルー… この記事を読む
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精神疾患関連遺伝子から探る、人のこころの進化

性格と精神疾患は共通の遺伝基盤をもつ 私たちは俗に「個性」や「性格」といわれる、個体間で異なりつつ、個体内では一貫した行動特性を持って生きています。心理学の分野において、人間の性格は、協調性、誠実性、… この記事を読む