水シールドを用いた電磁波防御システムを作る!- 無線電力伝送の実用化を目指して
アカデミスト株式会社は、学術系クラウドファンディングサイト「academist(アカデミスト)」にて、新規プロジェクトを開始しました。
今回の挑戦者は、龍谷大学理工学部電子情報学科の学部4年生・川辺健太朗さんです。川辺さんは、水シールドを用いて電磁波強度を弱める研究を進めています。
近年、「無線電力伝送を日本の得意技術にしよう!」という動きが見られるようになりました。無線電力伝送というと難しそうな言葉に聞こえますが、読んで字の如く、通信ケーブルなしで離れた所にある物に無線で電気を送る技術を指しています。
この技術は意外と私たちの身近にあり、私たちも一度は使ったことのある「SUICA/ICOCA」や「IHクッキングヒーター」も、無線電力伝送の技術に支えられています。しかし、電気自動車や家電製品のように大きな電力を必要とする物に適用しようとすると、電磁波の強度が大きくなり人体に影響を与える可能性があるため、商品化はできません。
川辺さんは、将来的な無線電力伝送の実用化を目指して、研究を進めています。学部4年生であるにも関わらず既に数多くの学会発表を経験しており、若手技術交流会でポスター賞を受賞した経験も持ちます。電気自動車が道路から電力を得られる未来を目指した川辺さんの研究内容に、ぜひご注目ください。
【募集期間】2016年5月16日〜2016年6月30日
【支援サイト】academist(アカデミスト)
この記事を書いた人
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