Archives for 研究成果 - Page 58

研究成果

クォークの織りなす新奇な世界 – 新粒子候補テトラクォークZc(3900)の正体に迫る

2013年6月のことでした。日本のBelleグループと中国のBESIIIグループの2つの高エネルギー加速器実験グループから同時に、ハドロンと呼ばれる粒子のひとつとして、全く新しい粒子の存在を示唆する実… この記事を読む
研究成果

単一ナノチューブではじめて超伝導特性を観測! – 前例のない特異な超伝導状態が実現

ナノチューブ - 10億分の1メートルスケールの円筒構造体 ナノチューブとは直径がナノ(10億分の1)メートルスケールの円筒形状の物質のことで、低次元ナノ構造体の一種です。有機物質からなる有機ナノチュ… この記事を読む
研究成果

君も憧れのスーパードラマーになれる? – eラーニングは音楽の世界へ

パソコン、スマホ、タブレットの普及により、これらの機器を利用した学習が身近なものになっています。このような領域は教育工学という研究分野のひとつです。私たちの研究グループは、ICT(情報通信技術)を利用… この記事を読む
研究成果

朝と夜では記憶力が変化する? – マウス実験で解明された記憶のメカニズムとは

ヒトを含むさまざまな動物は、睡眠・覚醒やホルモン分泌などの多くの生理機能が、一日のうちの時刻によって変化しています。このような変化は、体内時計(概日時計)が司っています。体内時計は個々の体内で、約24… この記事を読む
研究成果

イモリの性フェロモンとは – “惚れ薬”の正体に迫る

有性生殖を行う動物の性行動で重要なのは、効率よく同種の異性を探索・識別して獲得することです。そのために動物たちは主に視覚や聴覚、嗅覚の情報を用いていますが、なかでも嗅覚はもっとも多くの動物種で利用され… この記事を読む
研究成果

クワガタムシの発達した大顎を形作る遺伝子とは?

形態の多様性≒体サイズと部位サイズ比率の多様性 動物の形態は非常に多様です。ところが一口に「多様」とは言っているものの、動物の多くの分類群を見てみるとグループ内で共通のボディプラン(基本的な体の設計)… この記事を読む
研究成果

新たな溶液化学実験手法で超重元素ラザホージウムの化学平衡を観測

原子番号の大きな“重い”元素 2016年11月、113番元素合成に関して、理化学研究所の森田浩介先生を代表とする日本のグループによる初の新元素合成が認められ、その元素名として「ニホニウム」、元素記号と… この記事を読む
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自食作用「オートファジー」の新たな役割 – 壊れた葉緑体は細胞内のリサイクル工場へ

植物の光合成装置「葉緑体」 道端で、花壇で、あるいは田んぼや畑で、私たちが日常的に目にする植物ですが、彼らがどのように生き育っているかご存知でしょうか。大半の植物は、土壌に張った根から栄養分を吸収し、… この記事を読む
研究成果

「生体内合成化学治療」 – 体内の狙った部位で薬を現地合成して治療する

有機合成化学の新しい可能性:薬を現地合成する? 有機合成化学の分野では、日々、効率的な反応が開発されています。一方、最先端の反応を体内で使用して、生体機能を操ったり、病気を治療しようとする試みは現状で… この記事を読む
研究成果

認知症の一種「前頭側頭葉変性症」の発症メカニズム – なぜ神経変性疾患の治療は困難なのか

これまでにメディアで「社会的地位にあった人が痴漢で逮捕」とか「立派な家がいつの間にかゴミ屋敷に」などのニュースに接したことがある方は多いかと思います。でも、こうした事件のなかには前頭側頭葉変性症(FT… この記事を読む