Archives for 研究成果 - Page 48
哺乳類の細胞分裂を守る染色体領域でRNAが果たす役割とは?
細胞分裂を守る染色体領域:ペリセントロメア ひとつの細胞が持っているゲノム情報は、マウスで約25億塩基対、ヒトで約29億塩基対からなり、およそ2メートルくらいの長大な二重らせん構造をとっています。この… この記事を読む
ニオイって実は超複雑で超有用! – ニオイに秘められた情報に迫る新たなアプローチ
ニオイとは 我々の生活には「ニオイ」が溢れています。これらのニオイ、実は多種多様な分子が混ざり合ってできているということをご存じでしょうか。ニオイを構成する分子(ニオイ分子と呼ぶことにします)は、約4… この記事を読む
卵胞の成熟を助ける新しい分子「PRIP」 – 不妊の病因解明、アンチエイジングへの手がかりとなるか
生殖はすべての生物種が存続するうえで欠かせない生命現象ですが、種によってその仕組みはさまざまです。私たちヒトを含む脊椎動物においては、複数の組織・器官が連携して複雑で精緻なシステムを構築しています。そ… この記事を読む
頻脈性不整脈に「衝撃」的な解決策 – 衝撃波アブレーションによる、より安全で有効な治療を目指して
頻脈性不整脈とその治療法 頻脈性不整脈とは、心臓の拍動リズムの異常により、正常な拍動の範囲(1分間に100拍以上)を超えて脈が速くなる疾患のことです。脈が飛ぶことにより不快感を感じる期外収縮、脈がバラ… この記事を読む
我々はどうやって青色を見ているのか? – 霊長類青センサータンパク質の構造解析
光と色 私たちが普段見ているすべての色は、「光の三原色」と呼ばれる青・緑・赤の3種類の光の組み合わせのパターンによって作られます。つまり、「光」は「色」の源なのですが、光がありさえすれば色が存在するわ… この記事を読む
理研・初田哲男博士、原子核物理学について語る。「その瞬間は、手が震えました」
「物理はひとつだということを、ひしひしと感じました。」ーーそう語るのは、原子核物理学の分野でノーベル物理学者・湯川秀樹博士以来の問題を解き明かした理化学研究所 数理創造プログラム プログラムディレクタ… この記事を読む
ヘビの胴体が長いメカニズムがわかった! – 脊椎動物の後ろ足の位置の多様性を生み出す仕組み
私たちの後ろ足は背骨の中の仙椎の場所にあります 私たちヒトを含む脊椎動物の体の中心には背骨(せぼね)があります。背骨はたくさんの脊椎骨(せきついこつ)が1列に並んだ構造をしており、脊椎骨は形の違いで頭… この記事を読む
進みゆく海洋酸性化とサンゴ礁生態系への影響評価 − 最新の生物飼育実験系と高解像度観察技術で挑む
海洋酸性化とは 人為的に放出された二酸化炭素(CO2)の増加によって引き起こされる地球温暖化は、陸・海のさまざまな生態系に深刻な影響を及ぼすことが懸念されています。地球的規模の環境問題として、地球温暖… この記事を読む
リン酸化酵素が神経細胞で担う機能とは? – 概日リズム障害と加齢依存的な運動異常を示す変異マウス
神経細胞による概日リズムおよび運動の制御 神経系は生体の恒常性維持のためにさまざまな機能を制御しています。概日リズムや運動の制御は、神経系の重要な役割のひとつです。概日リズムは約24時間で周期的に繰り… この記事を読む
単独性ハナバチの集団越夜 – メスでは昼の活動を早く終わらせた個体ほど安全な位置を確保する
皆さんは生きものがどんな場所で寝ているのかご存知でしょうか。昼間に活動する生きものにとって、夜はゆっくりと休む時間帯です。そのため、雨露や夜間の捕食者を避けるためにどのような場所を休息場所にするかはと… この記事を読む