Archives for 研究成果 - Page 18

研究成果

胎生早期ニューロンの「横流れ」が、”外套のように丈が長くて広い”大脳皮質づくりを下支えする

大脳皮質が「顎側に向けて広い」意義 成人の大脳皮質は、同じ大脳に属する「基底核」を頭頂部側および外側(耳側)からすっぽりと覆うように存在しています。その様子が、まるである人物(基底核)が丈の長い上着(… この記事を読む
研究成果

氷はマイナスの電気を流す半導体? – 紫外線で電子の移動を制御

氷にだって電気は流れる 液体の水に食塩などを入れるとそこに電気が流れることは、小学校の理科実験などでもよく知られています。これは食塩(NaCl)が水の中でNa+とCl-というそれぞれプラス、マイナスの… この記事を読む
研究成果

ギ酸で水素エネルギー社会を切り拓く – 重水素ガスを作り分ける新たな触媒技術

ギ酸は水素ガスを安全に貯蔵輸送できる液体 日本国内における燃料電池自動車の販売が開始し、さらに水素ステーションの商用運用も整備され始め、水素エネルギー社会が本格的に幕を開けました。環境負荷が低く高効率… この記事を読む
研究成果

パーキンソン病はサプリメントで予防できるか? – 神経シナプスのαシヌクレインがその鍵を握っている

パーキンソン病とは? 超高齢社会となった先進諸国では、認知症に続いてパーキンソン病が高齢者のあいだで増加しています。パーキンソン病は、手足の震え、姿勢維持の障害、緩慢な動作、筋肉の硬直などの運動障害が… この記事を読む
研究成果

巨大ガス惑星・木星の「屋根」 – 宇宙空間へつながる惑星の大気を探る

惑星の大気に「屋根」はない。それは、宇宙空間へ直接つながっている。 地球で暮らしていると、大気は表面にしっかりと結合して見えます。ときに大風が吹き大雨が降り、我々が吐き出させた二酸化炭素で温度が上昇し… この記事を読む
研究成果

磁気渦の流れとは? – 電流中の磁気スキルミオンの駆動状態を観測

位相幾何学的な欠陥である"渦の運動" 渦は人類が古くから興味を持つ現象のひとつです。たとえば静かな水面に渦が生成され、その渦に力が加わらないと仮定した場合では、渦は安定して存在し続けます。これは渦が元… この記事を読む
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「ナノ物質の周期表」の誕生 – 幾何学的対称性から生まれた新たな理論モデル

ナノ物質の周期表 原子の物理的・化学的な性質は元素によってさまざまに変化しますが、完全にばらばらなわけではなく、原子番号(原子核に含まれる陽子の数)に従ってある一定の周期で変化することが知られています… この記事を読む
研究成果

江戸時代の子育ては育児書の推奨に従っていたか? – 遺跡から出土した骨の安定同位体分析でわかること

子供観の変化 少子化の現代に暮らす私たちにとって、おそらく、子供はかわいく大切な存在です。ですが、もっと昔、たとえば江戸時代に、子供は社会のなかでどのような存在だったのでしょうか? 現代と同じく大切に… この記事を読む
研究成果

赤ちゃんの知覚は老人と似ている? – 運動知覚の発達過程を探る

私たちは皆、赤ちゃんだったときの記憶を持っていません。したがって、赤ちゃんのときにどのように外の世界が見えていたのかを覚えている人はいません。赤ちゃんが見ている世界は、私たち大人と変わらないのでしょう… この記事を読む
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10兆分の1秒の世界で起きる誰も見たことのない現象を追う – 「時間分解分光法」で挑む、学習院大学・岩田耕一教授

10兆分の1秒、と聞いてピンとくる人は多くないだろう。私たちにとってはあまりに短すぎる瞬間でも、分子から見るとその姿を変化させるのには充分ともいえる時間だ。そんな、ピコ秒(10-12=1兆分の1秒)〜… この記事を読む