Archives for 研究成果 - Page 12

研究成果

固体物質における「正三角形の分子」をとらえた! – パイロクロア構造に現れた新しいタイプの電子の自己組織化

固体物質における電子の自己組織化 私たちの身の回りにある固体の物質のほとんどは、原子が整然と並んだ結晶性の固体です。この結晶固体では、多数の電子がさまざまな形式で自己組織化することが知られています。 … この記事を読む
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水から水素をとりだす「半導体光触媒」の新たな設計指針 – 光励起電荷移動の制御で量子収率がほぼ100%に!

太陽光エネルギーで水から水素をとりだす 化石資源に依存しないエネルギー基盤の確保は、人類にとっての前世紀からの重要な課題です。クリーンなエネルギー利用手段として水素が注目されていますが、この水素は現在… この記事を読む
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誰も知らなかったグラファイトの姿【後編】 – ファン・デル・ワールス力の新たな理論

誰も知らなかったグラファイトの姿【前編】はこちら ファン・デル・ワールス力の難しさ グラファイトは、「グラフェン面が弱いファン・デル・ワールス力で結合してできている物質」であるとして紹介しました。多く… この記事を読む
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誰も知らなかったグラファイトの姿【前編】 – 音を使って完全結晶の強さを見る

黒鉛は黒色? 黒鉛というと、多くの方にとって日頃から馴染み深い物質のひとつではないでしょうか。黒鉛は炭の主要な成分です。食物を調理するとき温度が上がり過ぎて「炭化」してしまったときに、目にする黒い焦げ… この記事を読む
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ブラックボックス最適化と結晶構造解析の出会い – 機械学習で材料科学の新たな発見を導く

結晶構造解析の難しさ 物質・材料の機能と性質の多くは、結晶構造(原子の並び方)によって決定されます。例として、ダイヤモンドと黒鉛はいずれも炭素原子からなる物質ですが、結晶構造が異なるため、見た目や硬さ… この記事を読む
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マイコプラズマ・モービレの滑走運動メカニズム – 「あし」がつかんで、ひっぱり、はなす

モリクテス綱とその運動能 モリクテス(Mollicutes)綱は、マイコプラズマ(Mycoplasma)属やスピロプラズマ(Spiroplasma)属などから構成される小さな細菌の小さな集団です。培養… この記事を読む
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「虫こぶ」を形成する昆虫の生存戦略 – ヌルデシロアブラムシが植物の花器官形成遺伝子を制御する仕組み

「虫こぶ」にみられる昆虫-植物の密接な関係とは? 昆虫と植物は、長い地球の歴史のなかで、お互いに利用しあいながら共進化してきました。たとえば、植物は、昆虫に花粉を運んでもらうことで効率的に受粉する方法… この記事を読む
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塩のおいしさを感じる仕組みとは? – 塩味情報を神経へ伝えるセンサー分子の働きが明らかに

塩はなぜ「おいしい」? ヨーロッパの民間伝承に、こんなエピソードがあるそうです。ある日父親が、「僕のことをどれぐらい好き?」と娘に尋ねました。娘が「塩と同じくらいよ」と答えたので、父親は大変気分を害し… この記事を読む
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ダイヤモンドは超高圧力下で急激に不透明になる − 高強度パルスレーザーでとらえた超高速の光学特性

極限環境におけるダイヤモンド 自然界に存在する物質のなかでもっとも高い硬度を持つダイヤモンドは、光学的にも特徴的な性質を示します。特に常温常圧下における透明性と高い屈折率はその代表で、装飾品として用い… この記事を読む
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過去の気候変動を記録する藻類を青森県鷹架沼で発見! – 湖沼堆積物から湖水温を推定する

湖沼堆積物から気候変動を知ることはできるか? 近年、気候変動や異常気象が頻発するようになり、私たちの将来の生活を脅かすのではないかと危惧されています。近年の古気候研究(過去の地球の気候を解明する研究)… この記事を読む