Archives for 研究成果 - Page 10

研究成果

エネルギー散逸が最小の振り子を開発 – 巨視的物体の量子揺らぎの観測と制御に向けて

量子力学は人間に近いスケールでも成り立っているのか? 原子や電子、光子といった微視的なスケールで観測されるものの振舞いは、量子力学によって説明できます。たとえば、原子を絶対零度まで冷やしたとしても、そ… この記事を読む
研究成果

フンボルトペンギンの糞の最大飛距離は約1.34m! – 理論物理学者が本気出してうんちの軌道を計算してみた

ペンギンの糞から飼育員さんを守るために 「ペンギンの糞がものすごい勢いで飛んでくるので、直撃して困るんです」桂浜水族館の飼育員である藤澤史弥氏のそんな一言から本研究は始まりました。 ペンギンといえば主… この記事を読む
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細胞内タンパク質分解を担う「オートファゴソーム」のサイズ制御 – カギとなるのは小胞体膜タンパク質ERdj8

オートファゴソームのサイズはどう調節されているのか? オートファジーとは、細胞の内部で、タンパク質をはじめとする自身の構成成分を分解する仕組みです。細胞質成分を、二重の膜構造であるオートファゴソームと… この記事を読む
研究成果

猫とのふれあいは人の脳機能を活性化させる? – 猫の”きまぐれな”気質が秘める健康効果

猫に代表されるペットは、我々にたくさんの幸せをもたらしてくれます。近年では、人の脳機能にまで影響を及ぼしうることがわかってきました。しかし、「なぜ影響が生じるのか?」というメカニズム部分は、まだ不明瞭… この記事を読む
研究成果

ナノシートと色素による「色素増感型光触媒」で、太陽光と水から水素を高効率に生み出す

光触媒で太陽光エネルギーを効率的に変換するには? 現在の我々の生活は、石油や天然ガスなどの化石資源を主なエネルギー源として利用することで支えられています。しかし、化石燃料の枯渇や大気中の二酸化炭素濃度… この記事を読む
研究成果

“葉緑体ドロボウ”は進化途中の現象か!? – 盗葉緑体性渦鞭毛藻「ヌスットディニウム」の細胞内共生の仕組み

細胞内共生は多様な藻類を生み出す原動力 陸上の植物は、細胞内の葉緑体によって光エネルギーを利用して空気中の二酸化炭素を固定し、有機物を作る光合成を行います。葉緑体は10億年以上前、植物の祖先が自分の細… この記事を読む
研究成果

火星の地震計に記録された微動から、内部構造を明らかにする – 宇宙での資源探査の新たな手法

宇宙で資源を開発する時代の到来か - 月から火星へ 月面の探査といえば、米国によるアポロ計画を思い浮かべる人が多いと思います。アポロの功績は大きく、月のサイエンスの発展に大きく貢献しました。それから約… この記事を読む
研究成果

根の成長 vs. ネコブセンチュウ感染防御のトレードオフ – 両者のバランスを最適化する因子

植物の根への寄生はネコブセンチュウの繁殖に必須 みなさんは、植物も動物と同じように病気にかかることをご存知でしょうか。家庭菜園をされたことがある方は、水も肥料もきちんと与えているのに野菜が枯れてしまっ… この記事を読む
研究成果

日本の森林の炭素蓄積量は予想以上に多かった! – 地球環境の改善に向けたキーデータを提供

なぜ森林の炭素蓄積量を求めることが重要か? 二酸化炭素は数ある温室効果ガスのなかでも代表的なもので、人間活動に由来する大気中の二酸化炭素濃度の増大は、近年の地球温暖化の最大の原因と考えられています。植… この記事を読む
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レム睡眠中の脳の再生能力が記憶を定着させる – 睡眠中の記憶固定化のメカニズムにせまる

睡眠中の記憶の定着に新生ニューロンは機能を持つか? 通常、大人の脳では神経細胞が再生することはありませんが、海馬のような一部の部位では例外的に大人になってからも毎日神経細胞が新しく生まれる(成体脳のニ… この記事を読む