Archives for 研究成果 - Page 10

研究成果

雨が降れば、恐竜が大きくなる? – 恐竜の進化の引き金に影響したモンスーン

三畳紀は、恐竜や広義の哺乳類(哺乳形類)、魚竜や首長竜、カメ、トカゲなどが出現し、繁栄し始めた時代です。ただし、化石記録をみるとワニの系統(クルロタルシ類)が陸上生態系の主要な地位を占め、恐竜が多様化… この記事を読む
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精神神経疾患に関わるタンパク質「リーリン」 – 受容体を使い分けて神経細胞の”集合”と”整列”を制御する分子

神経細胞は動いて脳をつくる 脳の機能は、多くの神経細胞が作るネットワークによって担われています。そのネットワークが正しく作られるためには、脳の形成過程において神経細胞が適切な位置に配置されることが重要… この記事を読む
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FTLD、ALS、PSP、CBDを含む幅広い神経変性疾患「FTLD疾患スペクトラム」に共通する分子メカニズム

神経変性疾患の分類 年齢を重ねてから発症して、緩やかに進行していく中枢神経系の疾患を「神経変性疾患」と総称します。これらには、アルツハイマー病などの認知症や、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症(ALS… この記事を読む
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羽ばたく蛍光プローブ「Perylene FLAP」- 高い感度で微視的な粘度変化を検出

不均一系の「ムラ」をどう定量的に評価するか? 不均一な系において、さまざまな要因で発生する「ムラ」を定量的に評価することは、基礎科学のみならず工業的にも重要です。近年では、不均一系の局所粘度を定量する… この記事を読む
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エネルギー散逸が最小の振り子を開発 – 巨視的物体の量子揺らぎの観測と制御に向けて

量子力学は人間に近いスケールでも成り立っているのか? 原子や電子、光子といった微視的なスケールで観測されるものの振舞いは、量子力学によって説明できます。たとえば、原子を絶対零度まで冷やしたとしても、そ… この記事を読む
研究成果

フンボルトペンギンの糞の最大飛距離は約1.34m! – 理論物理学者が本気出してうんちの軌道を計算してみた

ペンギンの糞から飼育員さんを守るために 「ペンギンの糞がものすごい勢いで飛んでくるので、直撃して困るんです」桂浜水族館の飼育員である藤澤史弥氏のそんな一言から本研究は始まりました。 ペンギンといえば主… この記事を読む
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細胞内タンパク質分解を担う「オートファゴソーム」のサイズ制御 – カギとなるのは小胞体膜タンパク質ERdj8

オートファゴソームのサイズはどう調節されているのか? オートファジーとは、細胞の内部で、タンパク質をはじめとする自身の構成成分を分解する仕組みです。細胞質成分を、二重の膜構造であるオートファゴソームと… この記事を読む
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猫とのふれあいは人の脳機能を活性化させる? – 猫の”きまぐれな”気質が秘める健康効果

猫に代表されるペットは、我々にたくさんの幸せをもたらしてくれます。近年では、人の脳機能にまで影響を及ぼしうることがわかってきました。しかし、「なぜ影響が生じるのか?」というメカニズム部分は、まだ不明瞭… この記事を読む
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ナノシートと色素による「色素増感型光触媒」で、太陽光と水から水素を高効率に生み出す

光触媒で太陽光エネルギーを効率的に変換するには? 現在の我々の生活は、石油や天然ガスなどの化石資源を主なエネルギー源として利用することで支えられています。しかし、化石燃料の枯渇や大気中の二酸化炭素濃度… この記事を読む
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“葉緑体ドロボウ”は進化途中の現象か!? – 盗葉緑体性渦鞭毛藻「ヌスットディニウム」の細胞内共生の仕組み

細胞内共生は多様な藻類を生み出す原動力 陸上の植物は、細胞内の葉緑体によって光エネルギーを利用して空気中の二酸化炭素を固定し、有機物を作る光合成を行います。葉緑体は10億年以上前、植物の祖先が自分の細… この記事を読む