Archives for 研究成果 - Page 57
受精障害はなぜおこるのか? – オスだけが持つY染色体の遺伝子の役割に迫る
Y染色体とゲノム編集 Y染色体はオスにしか存在しません。それゆえ体の大きさや生殖機能など、オスのさまざまな特徴にY染色体が関与していることが考えられます。Y染色体はX染色体に比べ非常に小さく、染色体に… この記事を読む
組織の再生には”ほどほど”の炎症が大切! – ゼブラフィッシュを使った研究で明らかに
多細胞の生き物は再生することが基本 地球上に生命が誕生してから長いこと、生命は単細胞のままでした。ところが、10億年近く前のあるとき、多細胞の生命が誕生しました。通常1個の細胞の寿命は短いのですが、た… この記事を読む
地球の磁場はいつからあるのか? – 実験室で地球コアの歴史をひもとく
地球の深部の環境を実験室で実現 地球の中心は表面から6400km。およそ50億km離れた冥王星へ探査機が飛ぶ時代になっても、われわれの足元についてはまだまだわからないことだらけです。地球内部へ探査機を… この記事を読む
「出口は目指すが、やるのは基礎研究」 – 有機ELの先駆者、九大・安達千波矢教授
スマートフォンやVRゴーグル、テレビの素材として注目されはじめている「有機EL」をご存知だろうか。有機ELが初めて注目されたのは、1950年代。当時、未来のディスプレイを夢見た研究者たちは、液晶と有機… この記事を読む
植物が緑になるか否かはどう決まる? – 根で葉緑体の発達をコントロールするしくみ
動物と植物の違いは? 動物と植物の違いはなんでしょうか? 小さな子どもに説明するなら、動き回ってなにか食べるのが動物、じっとしていて食べないのが植物、ということになるでしょう。ただ、サンゴのように動か… この記事を読む
細胞に生えている『毛』の先っぽがちぎれて飛んでいく!- 繊毛から放出される小胞のはたらきとは
からだの中は毛だらけ! 私たちヒトのからだはいろんな形やはたらきを持った細胞が集まってできています。そんな多様な細胞には、ほんの少しの例外を除いて小さな『毛』が1本生えています。この毛は『繊毛(より正… この記事を読む
私たちの世界の複雑性はどのように説明されるのか? – 物質の根源「クォーク」に潜むカオス
私たち人間の体や身のまわりにあるものすべて、そして宇宙に浮かぶ星々さえもクォークと呼ばれる素粒子で構成されています。このクォークは発見から数十年経ちます。その運動を記述する方程式もわかっています。静的… この記事を読む
世界で最も小さいものが見える顕微鏡 – 「水のチェーン」の構造が明らかに
世の中のあらゆる物質は、原子や分子が組み合わさってできていることはご存知と思います。では、その原子や分子の「1粒1粒」を実際に見たことはあるでしょうか? 原子の半径はナノメートル(100億分の1メート… この記事を読む
クォークの織りなす新奇な世界 – 新粒子候補テトラクォークZc(3900)の正体に迫る
2013年6月のことでした。日本のBelleグループと中国のBESIIIグループの2つの高エネルギー加速器実験グループから同時に、ハドロンと呼ばれる粒子のひとつとして、全く新しい粒子の存在を示唆する実… この記事を読む
単一ナノチューブではじめて超伝導特性を観測! – 前例のない特異な超伝導状態が実現
ナノチューブ - 10億分の1メートルスケールの円筒構造体 ナノチューブとは直径がナノ(10億分の1)メートルスケールの円筒形状の物質のことで、低次元ナノ構造体の一種です。有機物質からなる有機ナノチュ… この記事を読む