Archives for 研究成果 - Page 12

研究成果

塩のおいしさを感じる仕組みとは? – 塩味情報を神経へ伝えるセンサー分子の働きが明らかに

塩はなぜ「おいしい」? ヨーロッパの民間伝承に、こんなエピソードがあるそうです。ある日父親が、「僕のことをどれぐらい好き?」と娘に尋ねました。娘が「塩と同じくらいよ」と答えたので、父親は大変気分を害し… この記事を読む
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ダイヤモンドは超高圧力下で急激に不透明になる − 高強度パルスレーザーでとらえた超高速の光学特性

極限環境におけるダイヤモンド 自然界に存在する物質のなかでもっとも高い硬度を持つダイヤモンドは、光学的にも特徴的な性質を示します。特に常温常圧下における透明性と高い屈折率はその代表で、装飾品として用い… この記事を読む
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過去の気候変動を記録する藻類を青森県鷹架沼で発見! – 湖沼堆積物から湖水温を推定する

湖沼堆積物から気候変動を知ることはできるか? 近年、気候変動や異常気象が頻発するようになり、私たちの将来の生活を脅かすのではないかと危惧されています。近年の古気候研究(過去の地球の気候を解明する研究)… この記事を読む
研究成果

瞬時に良いものを見つける”視覚探索スキル”の脳内メカニズムとは? – サルの行動実験と神経回路から探る

視覚探索スキルとは? 私たちは生涯を通じてさまざまなスキルを獲得します。スキルには、歩行、手指の使い方、文字の識別といった基本的なものから、スポーツ、楽器の演奏、言語習得といった複雑なものまであります… この記事を読む
研究成果

40億年前の火星の有機物を発見 – 最先端の分析技術で最古の火星史へ迫る

かつて火星は“生命の惑星”だったのか? 夜空を見上げると、赤く輝く火星の存在に気づくことがあると思います。遥か昔、この火星は赤くは見えなかったことをご存知でしょうか? 現在の火星は、地表の平均気温約-… この記事を読む
研究成果

北太平洋の豊かさはどのように生み出されるのか?- 海洋コンベアベルト終着点の栄養物質循環を解明

西部北太平洋は豊饒の海 日本が面する西部北太平洋は、サケ・マスをはじめ多くの魚が獲れる海域として知られています。この西部北太平洋は、全海洋の面積の6%を占めるに過ぎませんが、全海洋の水産資源の26%を… この記事を読む
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見た目は同じでも中身が違う!? – カブトムシの幼虫における成長速度の地理的変異を明らかに

カブトムシ幼虫の急速な成長は冬支度のため? カブトムシは日本人にとってなじみの深い昆虫であり、幼虫を成虫まで育て上げた経験のある方も多いでしょう。夏の終わりに孵化した幼虫は腐葉土や堆肥を食べて成長し、… この記事を読む
研究成果

「ヘビににらまれたカエル」の生き残り戦略 – ヘビを引きつけてから逃げることで生残性が高まっている

ヘビとカエルの攻防 捕食者と被食者は、共進化の過程でさまざまな戦術を発展させてきたと考えられています。両者の駆け引きに関する研究はこれまで数多くなされており、また、どのような行動が捕食や捕食回避に適し… この記事を読む
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二原子炭素(C2)の化学合成に成功! – 明らかになった4つの結合とナノカーボンの起源

C2という謎の分子 二原子炭素(C2)は炭素2つから構成される、地球上において最も単純な炭素分子です。古くから、ろうそくの青い炎や宇宙空間に存在することが知られてきましたが、発見から1世紀が過ぎた現在… この記事を読む
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「休む」ことで分布範囲を拡大する – 窒素固定性シアノバクテリアの生存戦略を新たに解明

海洋物質循環の起点である窒素固定生物の生存戦略とは? 微細な海洋の植物プランクトンは海洋の食物連鎖の起点であり、その一次生産は地球全体の一次生産の約半分を担います。また、植物プランクトンは大気中に蓄積… この記事を読む