Tag archives for 生殖

研究成果

メダカの性指向はたった1塩基の変異で逆転する – ホルモンバランスに応じて転換する脳の性

多くの種で共通する配偶行動パターンの雌雄の違い どの動物種でも、多くのオスはメスを配偶相手に選び、逆に、多くのメスはオスを配偶相手に選びます。そして通常、求愛はオスが行い、メスから求愛することはあまり… この記事を読む
研究成果

精子が「一人前」になる仕組み – 「ルミクライン因子」が司る精子成熟の分子メカニズムに迫る

精子の「成熟」プロセスは謎だらけだった 「子どもを持ちたい」と思いつつなかなか妊娠に至らないカップルは10組に1組とも5組に1組ともいわれ、そのうち約半数のケースでは男性側に原因があると考えられていま… この記事を読む
研究成果

X精子だけがもつタンパク質TLR7/8の発見と、雌雄の簡単な産み分け方法

ほ乳類の性別が決まる仕組み ほ乳類において、生まれてくる子どもの性は、性染色体と呼ばれるX染色体とY染色体の組み合わせで決まります。具体的には、X染色体を2つもつと雌(XX)になり、X染色体とY染色体… この記事を読む
研究成果

核を持たない精子とは? – カイコの無核精子の形成に関わる遺伝子を特定

カイコの2種類の精子 自然界には、卵に受精する精子とは大きさや形が異なり、自身は受精することができない異型精子と呼ばれる特徴的な精子を形成する生きものが知られています。異型精子を形成する種は、チョウや… この記事を読む
研究成果

精子はどのように作り続けられるのか? – 実験と数理モデルからわかった、精子幹細胞による資源の奪い合い

ヒトを含むほ乳類のオスは生涯にわたって精子を作り続けますが、なぜ作り続けられるのでしょう? ヒントは「精子幹細胞」にあります。 1日に数十億の精子がつくられる精巣の中身 私たちは、マウスを用いて精子が… この記事を読む
研究成果

被子植物が2組のカップルを正確につくるための、男女のやりとり – 「重複受精」の新たな因子を探る

人の生活と重複受精との関わり 私たちが日ごろ食べている野菜や果物、穀物、そして目を楽しませてくれる花々は、どれも生活にとても身近な植物です。これらの大部分は、植物のなかでも「被子植物」に分類されます。… この記事を読む
研究成果

精子はどのように卵を見つけるか? – ホヤが受精するときの繊細な認識機構

精子の走化性 ヒトをはじめ多くの動物は性を持ち、雄由来の精子と雌由来の卵とが受精という融合をおこすことによって新しい世代を生み出します。その過程で精子は卵を探す必要がありますが、精子は雄の体外に出ると… この記事を読む
研究成果

体内の生殖器官が観察できる透明な金魚の作出に成功!

透明な実験魚たち 約15年前に国立遺伝学研究所の川上先生の研究室を訪問した際、ゼブラフィッシュのロイ系統を紹介していただきました。サカナに特徴的な銀色がなく、体表の黒い模様がみられるだけでほぼ透明な体… この記事を読む