近年、博士人材のキャリアパスが多様化してきています。研究を遂行するにあたっては、高度な専門性はもちろん、課題設定能力や課題解決能力、リーダーシップ、成果を広く世の中にアピールする力など、さまざまな能力が求められます。

こうした能力は、アカデミアの世界に限らず、産業界をはじめ広く社会に生きてくるはずです。本連載では、アカデミアの世界から飛び出し、研究キャリアを生かしてさまざまなビジネスで活躍している方々にインタビューを行っていきます。

【第1回】宇宙ベンチャー Spire エンジニア・湯浅孝行博士

第1回にご登場いただいたのは、米国の民間企業 Spireで働く湯浅孝行さん。Spireは、2012年に設立された小型人工衛星ビジネスを手がけるスタートアップ企業です。本社は米国サンフランシスコにありますが、現在は世界各国に拠点があり、湯浅さんはシンガポールのオフィスでソフトウェアエンジニアとして働いています。

もともとは宇宙航空研究開発機構(JAXA)や理化学研究所でX線天文学の研究に携わっていた湯浅さん。academistでクラウドファンディングに挑戦した雷雲プロジェクトのメンバーでもあります。当時の研究キャリアは、現在の仕事にどのようにつながっているのでしょうか。

【研究キャリアの生かし方 #1】今の仕事も研究も、”世界初”に関われる – Spire エンジニア・湯浅孝行博士

【第2回】Sansan データサイエンティスト・前嶋直樹氏

第2回は東京大学の博士課程で社会ネットワーク理論を研究する前嶋直樹さんにお話を伺いました。大学院で研究を続ける一方で、クラウド名刺管理サービスを提供するSansanにて、機械学習や画像処理などのエンジニアに囲まれながら働く社会科学系のデータサイエンティストでもあります。

まだまだ聞きなれない、社会科学をバックグラウンドとしたデータサイエンティスト。ほかにはないキャリアを歩む前嶋氏に、研究や仕事のこと、そしてそうしたキャリアを歩むにいたった経緯についてお聞きしました。

【研究キャリアの生かし方 #2】”社会科学の力”を”社会の力”に – Sansan データサイエンティスト・前嶋直樹氏

【第3回】マネーフォワード エンジニア・内波生一博士

第3回に登場していただくのは、大学院時代に「ニュートリノ振動」をテーマに素粒子物理学の研究に携わっていた内波生一さんです。

内波さんは、博士号取得後にITエンジニアとしてのキャリアをスタートし、現在は家計簿アプリなどのサービスを手がけるマネーフォワードで、「アカウントアグリゲーション」技術の構築・開発を担当しています。大学院時代の研究経験は、今の業務にどうつながっているのでしょうか。

【研究キャリアの生かし方 #3】ITベンチャーで活躍する元・素粒子物理学者 – マネーフォワード エンジニア・内波生一博士

【第4回】 博報堂 コピーライター・豊田丈典博士

第4回に登場していただいた方は、大手広告代理店の博報堂にてコピーライターとして活躍されている豊田丈典博士です。豊田博士の大学院時代の専門は、地球惑星科学。幼少期から宇宙に強い関心を抱いていた豊田博士は、火星の地層に関する実験的な研究に取り組み、博士号を取得されています。

そんな豊田博士ですが、一見、地球惑星科学とまったく関係ないように思える広告業界に進むことを決意したのはなぜなのでしょうか。また、博士課程で学んだことは、コピーライターとしての仕事にどのように生かされているのでしょうか。

【研究キャリアの生かし方 #4】「博士は“Good Learner”だからこそ、ビジネスでも活躍できる」 – 博報堂 コピーライター・豊田丈典博士

【第5回】情報通信研究機構研究員・湯村翼氏

第5回は、情報通信研究機構(NICT)北陸StarBED技術センターおよび北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)で研究員として働く湯村翼さんです。湯村さんは、宇宙プラズマ物理の研究で博士前期課程を修了後、新卒採用で東芝に入社。その後、民間企業で働きながらJAISTの博士後期課程(社会人コース)に進学して研究を進めてきました。複数回の転職や独立、起業も経験され、現在は多様なキャリア経験を生かしつつ、無線ネットワークエミュレーションの研究に取り組んでいます。記事では、湯村さんのこれまでのキャリアと現在の研究内容、専門を変えていくことのメリット・デメリットなどについて伺っています。

【研究キャリアの生かし方 #5】「アカデミアと民間企業を行き来するキャリアがあってもいい」 – 情報通信研究機構研究員・湯村翼氏

【第6回】Beyond Next Ventures キャピタリスト・盛島真由博士

第6回はBeyond Next Venturesで執行役員として働く盛島真由さんです。盛島さんは、smallRNAの研究で生命科学の博士号を取得後、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。その後、 Beyond Next Ventures(BNV)に転職し、現在はバイオテクノロジー、創薬、デジタルヘルス分野への投資などに携わっています。アカデミアの世界から飛び出し、コンサルタントからベンチャーキャピタリストへ。そのキャリア選択の裏にはどのような思いがあったのでしょうか? 盛島さんの大学院時代の研究や現在の仕事内容なども踏まえて伺いました。

【研究キャリアの生かし方 #6】研究成果を社会の役に立てるために、ビジネスの世界へ – Beyond Next Ventures キャピタリスト・盛島真由博士