日本人があたりまえのように話す言葉を、外国人が同じように発音できないという光景はしばしば見られます。たとえば、日本語話者は清音・濁音という音声カテゴリを当然のように使用していますが、韓国語の音声にはこのようなカテゴリが存在しないため、お互いの言語を学ぶ時には発音や聞き取りの部分でつまずきが生じたりするそうです。

そこで登場するのが、音声学。言語の素粒子とも言える108種類の国際音声記号(IPA)を使うことで、あらゆる言語の音声を記述することができるといいます。しかし、音声学はとっつきにくく、言語学のなかでも敬遠されがちな分野であるようです。

そこで今回、認知心理学・言語心理学を専門としている専修大学・平田佐智子博士は、IPAのカードを作ることにより、音声学の普及を目指していくために、クラウドファンディングに挑戦します。注目のリターンはもちろん、平田さんの作成した「IPAカード」です。音声学について興味のある皆さまは、ぜひプロジェクトページをご覧ください!

リターンで提供されるIPAカード(イメージ図)