IPAカードを作り、音声学の魅力を広めたい!

支援総額
184,600円
達成率
36%
サポーター
30
残り時間
46

プロジェクト内容 コメント 22 進捗報告

academistスタッフからの一言

あらゆる言語の音声を記述する

日本人があたりまえのように話す言葉を外国人が同じように発音できないという光景はしばしば見られます。たとえば、日本語話者は清音・濁音という音声カテゴリを当然のように使用していますが、韓国語の音声にはこのようなカテゴリが存在しないため、お互いの言語を学ぶ時には発音や聞き取りの部分でつまずきが生じたりするそうです。そこで登場するのが、音声学。言語の素粒子とも言える108種類の国際音声記号(IPA)を使うことで、あらゆる言語の音声を記述することができるといいます。音声学の普及を目指しているチャレンジャーの平田さんと一緒に、IPAについて学んでみませんか?

プロジェクトの進捗はこちらのブログをご覧ください!

担当者

担当者:柴藤亮介

音象徴の不思議

「濁点がついている音は強そう、サ行の音はさわやかな感じ」といった、音声そのものが何らかのイメージを伴う現象のことを、音象徴といいます。言われてみれば当たり前に思えるかもしれませんが、この現象が個別言語を問わず普遍的にみられるのかどうかは、未だ明らかにされていません。私は、子音を題材としてこの問題に取り組むため、日本語話者とそれ以外の言語の話者を比較しようと考えましたが、それまで実験で使用してきた日本語の「ぱ」や「ば」などの音声は、別の個別言語では存在しない可能性に行き当たりました。


国際音声記号であらゆる言語を復元する

さまざまな言語の音声を比べるためには、「それをどのように発音するのか」を示す統一された基準がなくてはなりません。文字も、音声と一定のつながりがありますが、言語が違えば文字の形や種類は千差万別となってしまい、比べることが難しくなってきます。また、音声はその場限りの、「消えて無くなってしまうもの」です。最近は音声が手軽に録音できるようになりましたが、それでもその言語を話せる人がいなくなってしまえば、どのように発音するのかを知るすべは失われてしまうのです。

その言語がどのように発音されるのか、を示す統一された基準としてあるのが「国際音声記号(IPA:International Phonetic Alphabet)」です。IPAの一つひとつが、「音声を発音するときに口のここをこのように動かすと発される音声」と定義されています。このように、「発音の仕方」を元に言語の音声を記述してゆくことで、消えてゆく音声を文字として残し、後に復元して発音することができます。また、異なる言語の音声も、IPAを使えば同じ基準で記述することができ、比べることができるようになるのです。

IPAは言語学、特に音声を扱う分野や、方言・外国語の比較を扱う分野では非常に重要であり、今もなおよりよい基準を目指してマイナーチェンジが続いています。 私は自分の研究の途中でこのIPAに出会い、魅せられています。まだ勉強中の身ではありますが、「あらゆる言語の音声を記述し、残すことができる」というその機能はもとより、「ヒトが発することのできる音声の多様さ」にわくわくするのです。普通だったらこの中のいくつかは発音しないまま一生を終えるのかもしれない、そんなヘンテコな音声を、意味の違いを持たせるための重要な音声として使っている言語があると考えると、言語の多様性が想像をはるかに超えたものであるという、ロマンを感じるのです。今現在の目標は、これらのIPAと音声、またこれらの音声の発音までできるようになることです。そのために何かいい教材は作れないかと考えた結果、カードを作ることにしました。


音声学を広めていきたい

このIPAカードを通して、音声学という学問分野を盛り上げていくことにもつながればと考えています。音声学は、言語学の三本の柱のうちのひとつと言える歴史ある分野です。そのため、言語学を学ぶ方々にとっては教養として音声学の基礎であるIPAを学びますが、音声の微細な聞き分けや、難易度の高い発音などから、あまり人気があるとは言えないと感じています。

そんな方々には、IPAに取っつきやすくなっていただけたらと考えています。 また、まだ言語学を知らない方には、「音声学という学問分野の入口」としてIPAカードに触れていただけたらと思っています。中学生や高校生で英語にふれて、「外国語の発音は難しいな」と感じる方は多いかと思います。そこから一歩踏み込んで、IPAにふれて、さまざまな音声が世界にあふれていることを知れば、今後学びたいこととして音声学の存在にたどり着きやすくなるかもしれません。IPAカードが、後々音声学の活性化に繋がることを願っています。


研究費サポートのお願い

IPAカードは全部で108枚あり、数枚のプロトタイプをすでに発行しています。もともとIPAカード自体も自費で印刷しようと思っており、そのつもりで企画を進めておりましたが、改めてカード印刷の見積を取ったところ、個人で支出するにはやや厳しい金額でした。

そこで今回クラウドファンディングで、カードの印刷費と、カードをよりよい作品にするための費用(専門家による監修への謝金)をお願いしようと考えています。IPAカードで遊んでみたい方、音声学や言語学の活性化に賛同していただける方など、多くの方々のご助力を心よりお待ちしております。

挑戦者の自己紹介

はじめまして、平田佐智子(ひらたさちこ)と申します。ポスドクや会社員を経て、現在は大学の非常勤講師を勤めながらフリーで活動しています。専門は認知心理学・言語心理学で、「言葉を話すヒト」という観点から、ヒトの心や、彼らが使う言葉全般に興味を持っており、昔から心理学と言語学の狭間をうろうろしています。研究テーマはオノマトペや音象徴です。ポスドクなどの若手研究者の環境改善や、アカデミアの外でも研究を続けていくシステムを模索するために、
日本学術会議特任連携会員(若手アカデミー)としても活動をしています。

academistJounalに掲載中のインタビュー

研究計画

以下のスケジュールで研究を進めていきます。

2017年10月〜11月 クラウドファンディング挑戦
2017年11月中 IPAカード編集作業
2017年12月 IPAカード印刷
2018年1月 IPAカード発送
2018年2月 「IPAカードで遊ぼうの会」開催

リターンの説明

1,000円(税抜)

注目のリターン:IPAクリアファイル

  1. IPAクリアファイル 

現在使用されている最新版IPAチャートをあしらったクリアファイルです。いつでもIPAを見て、覚えることができます。

現在、0人のサポーターが支援しています。

( 数量制限無し )

5,000円(税抜)

注目のリターン:IPAカードセット

  1. IPAカードセット 
  2. IPAクリアファイル 

今回の主目的であるIPAカードセット(全108枚)をセットにしてお届けします。カードセットには使用説明書も付いてきます。

※画像はプロトタイプ状態のものとなります。制作の際はよりよい作品とするため、デザインなどを改良する可能性があります。

現在、26人のサポーターが支援しています。

( 数量制限無し )

10,000円(税抜)

注目のリターン:「IPAカードで遊ぼうの会」の参加チケット

  1. 「IPAカードで遊ぼうの会」の参加チケット 
  2. IPAカードセット 
  3. IPAクリアファイル 

今回作成したIPAカードセット、一人で楽しむのももちろん良いですが、音声に興味のある皆さんで集まってカードゲームをしてみませんか?音声学を専門とする講師をお呼びして、遊びながら学べる時間にしたいと考えております。 (2017.10.10追記)IPAカードの内容監修担当および「遊ぼう会」にお越し頂く講師は川原繁人先生(慶應義塾大学)に決定しました!

現在、4人のサポーターが支援しています。

( 数量制限無し )

30,000円(税抜)

注目のリターン:ディスカッションチケット

  1. ディスカッションチケット 
  2. 「IPAカードで遊ぼうの会」の参加チケット 
  3. IPAカードセット 
  4. IPAクリアファイル 

IPAで遊んだ後は、少し真面目なお話もしましょう。講師の先生の音声学にまつわるお話や、チャレンジャーの研究話(音象徴ってなんだろう?)、IPAカードをどんなことに使えるか、などさまざまな議論を行う予定です。

現在、0人のサポーターが支援しています。

( 数量制限無し )

サポーターからの応援メッセージ 22 件中 1-10 件を表示


Ayumi Kawasaki

Ayumi Kawasakiさん

IPAはいつか腰を据えて勉強したいと思っていた
ので、自分の勉強のために一口乗りますが、説
明を読んだ限りではIPAカードなるもので具体的
にどうやって「遊ぶ」のかが今一つ分かりませ
んでした。ですが、ゲーム感覚で楽しく学習で
きる教材になるよう、将来性に掛けようかと思
いますので、どうか頑張ってください。語学お
たくの端くれより

2017-10-14 15:52:38

ご支援ありがとうございます!
ゲーム性に関しては、今いろいろと考えているところです…が、独自のルールを作って頂いて遊んで頂く自由度も残したいと思っています。IPAはさまざまなカテゴリに分類ができますので、それをうまく活かしたいです。進捗を見守って頂けましたら幸いです!

mikithyhime@gmail.com

mikithyhime@gmail.comさん

音声学の教材がさらに開発されていくことを楽しみに
しております。

2017-10-14 00:43:42

ご支援ありがとうございます!
音声学の教材、の入門の入門あたりに位置するこのカードですが、ここから興味を持って音声学の面白さにはまってもらえる方が増えるとよいなと思っています。

su_3

su_3さん

頑張ってください

2017-10-13 23:56:04

ご支援ありがとうございます!
いいものができるように頑張ります!

pmk@koptic.co.jp

pmk@koptic.co.jpさん

大変興味があるテーマだと思います。
がんばってください。 期待しております。
  清原元輔

2017-10-13 16:07:54

ご支援ありがとうございます!
テーマにもご興味をお持ち頂きまして、ありがとうございます。
言語学・音声学の面白さが広まるとよいなと思っております!

Takako Kawasaki-Yoshioka

Takako Kawasaki-Yoshiokaさん

そういえば以前、付録で一枚だけいただいたのでした。
フルセット、できますように!楽しみにしてますっ。

2017-10-12 00:56:00

ご支援ありがとうございます!
SJLL8の付録で入手して頂いたのですね、こちらもありがとうございます。
もう少し枚数を増やせばフルセットできるぜ~と思っていたのですが、想定外の枚数になってしまい、皆さんにお願いすることになってしまいました…見守って頂けましたらありがたいです。

Harumo Fujisawa

Harumo Fujisawaさん

とても興味があります!音声学が大好き
なので、興味本位で応援しています!頑
張ってください!

2017-10-10 15:12:01

ご支援ありがとうございます!
音声学が大好きな方が増えればよいなと思っています。
良い物ができるように頑張ります!

たそがれ

たそがれさん

陰ながら応援しています。

2017-10-09 23:28:05

ご支援ありがとうございます!
いつも何かと助けて頂いて(分野違うのに…)(ですよね?)ありがとうございます。
見守って頂けましたら幸いです。

Kumi Kanamura

Kumi Kanamuraさん

カードほしいです!
手に入れたら音声学を広めます!
応援します!

2017-10-09 20:54:00

ご支援ありがとうございます!
たくさんの方々に応援して頂いて、音声学がすごく広まりそうな気がしています。
良い物を作りたいです!

Kimiko Yamakawa

Kimiko Yamakawaさん

楽しみにしています!

2017-10-09 20:25:04

ご支援ありがとうございます!
制作がんばってゆきますので、見守って頂けましたら幸いです!

ながさわ

ながさわさん

完成の暁にはIPA(India Pale Ale)で乾杯しましょう。

2017-10-09 19:35:34

ご支援ありがとうございます!
IPAIPA(IPAビール)、ラベル自作でできそうな気がします…

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プロジェクトが成功した場合、研究の進捗を報告します。







このプロジェクトは、
2017年12月02日 19時00分までに目標金額 500,000円を達成した場合のみ、決済が確定します。

お支払について

academistでのお支払はクレジットカード(VISA, Mastercard)をご利用頂けます。


銀行振込をご希望の方は、info@academist-cf.comまでご連絡ください。

セキュリティについて

当サイトはSSL暗号化通信に対応しておりますので、入力した情報は安全に送信されます。

SSL GMOグローバルサインのサイトシール
1,000円(税抜)
  1. IPAクリアファイル 

0人が支援しています。
( 数量制限無し )

5,000円(税抜)
  1. IPAカードセット 
  2. IPAクリアファイル 

26人が支援しています。
( 数量制限無し )

10,000円(税抜)
  1. 「IPAカードで遊ぼうの会」の参加チケット 
  2. IPAカードセット 
  3. IPAクリアファイル 

4人が支援しています。
( 数量制限無し )

30,000円(税抜)
  1. ディスカッションチケット 
  2. 「IPAカードで遊ぼうの会」の参加チケット 
  3. IPAカードセット 
  4. IPAクリアファイル 

0人が支援しています。
( 数量制限無し )