本連載では、academist Journal編集部が注目するacademistの月額支援型クラウドファンディングのチャレンジャーに、プロジェクトや研究の魅力について聞いていきます!

脳梗塞の新規治療法の確立を目指す中村さんは、脳梗塞後の炎症と修復が起こる分子メカニズムの解明に向けた研究に取り組んでいます。

クラウドファンディング一問一答

——クラウドファンディングで募った支援金はどのような活動に利用していますか?

書籍の購入や学会参加にかかる諸経費などに充てさせていただいています。

——プロジェクトページの活動報告欄では、いつもどのような内容について書いていますか?

直近では自分の書いた論文の解説記事を投稿しているところです。他にも、博士課程の進捗・日常の話などを書いています。今後は、サイエンスにを身近に感じていただけるようなコラムも執筆していきたいと考えています。

——academistの月額型クラウドファンディングで継続的なサポートを受けることに対して、どのように感じていますか? また、ご自身の研究活動にどのような影響がありましたか?

まずはいつもご支援いただいている方に厚く御礼申し上げます。「科学研究に対して応援する」という思いでサポートいただいている方が多いことから、金銭的なご支援はもちろんのことですが、心理的にも研究を見守ってくださっている、応援してくださっていると感じモチベーションにつながっています。

どうしても普段、研究に没頭すると視野が狭くなってしまいがちですが、このようなクラウドファンディングを通して、社会における研究の立ち位置や、科学研究のあり方などを考えることが多く、ひとつ高い視座から研究を捉えられるのは非常に貴重だと感じています。

——普段の研究活動のなかであなたがいちばん「楽しい」「テンションが上がる」瞬間はいつですか?

普段の研究はハードワークで実験していても失敗(広い意味では失敗ではない)が続くことも多く、時には心が折れそうになることもありますが、世界で誰も知らないような新しい現象をみつけられたときのワクワクは忘れることができません。また、まったく異なる分野の専門家の方々と研究に対する熱い想いや夢を話していると、時があっというまに過ぎてしまいます。

——最後に、クラウドファンディングに対する意気込みやサポートを検討している方々へのメッセージをお願いします!

academistは他のクラウドファンディングと異なり、サポーターの皆さんへのリターンのひとつには「人類の知の開拓と、未来の明るい社会」があると信じています。academistは魅力的な研究に打ち込まれているチャレンジャーにあふれています。ぜひ皆さんも未来の科学を一緒に創っていきませんか?これからも、academistを通じて新しいかたちの社会と科学の架け橋になりたいと思っています。最後までお読みいただきありがとうございました!

▼中村幸太郎さんのプロジェクトはこちら▼
脳梗塞に苦しまない世界をつくりたい!