【3/10 オンラインイベント開催のお知らせ】JAXA「2021年 月面農場ワーキンググループ課題設定ワークショップ」
JAXA宇宙探査イノベーションハブでは、宇宙での食料生産が可能になる未来を目指して、2017年3月から約2年にわたり、月面を想定した「月面農場」 の実現に向けコンセプトを検討するワーキンググループ活動に取り組んできました。
検討にあたっては、委員長である千葉大学・後藤英司教授をはじめ、月面農場等の宇宙農業に関心が高い大学・民間有識者を委員として、栽培システム、高効率食料生産技術、物質循環システム、 全体システムの4つのグループに分け議論を行い、その結果を月面農場報告書にまとめました。
今回のワークショップでは、一般の方々にこの報告書の内容をご紹介するとともに、 月面農場の共同研究の内容やその意義についてご説明します。今後、月面農場の実現に向けてどのようなテーマが重要になるのか、ぜひ一緒に考えてみませんか。
「2021年 月面農場ワーキンググループ課題設定ワークショップ」詳細
【日時】2021年3月10日(水)15:00-17:40
【接続先】事前登録いただいた方へご案内いたします
【参加費】無料
【主催】JAXA 宇宙探査イノベーションハブ
【特設サイト】2021年 月面農場ワーキンググループ課題設定ワークショップ
【事前登録受付】こちらのフォームよりご登録ください。
タイムスケジュール
15:00 開会挨拶
後藤英司(千葉大学大学院 教授)
15:00 月面農場報告書の紹介
後藤英司(千葉大学大学院 教授)
15:10 宇宙探査イノベーションハブの紹介
坂下哲也(JAXA 宇宙探査イノベーションハブ 副ハブ長)
15:20 宇宙農業の過去、現在
矢野幸子(JAXA 主任研究開発員)栽培技術
15:27 月面農場WG活動紹介 ―栽培技術・環境制御―
北宅善昭 (大阪府立大学大学院 教授)
15:34 共同研究紹介
「水利用効率を高めた屋内型ドライフォグ栽培システムの開発」
彦坂陽介(株式会社いけうち アグロ事業部)
15:41 月面農場WG活動紹介 ―自動化・高効率栽培―
「LEDによる多段型回転式ミニトマト栽培システムおよび自動収穫ロボットの開発」
鹿島光司(株式会社朝日工業社 /東工大共同研究員)
15:48 共同研究紹介
「袋培養技術を活用した病虫害フリーでかつ緊急時バックアップも可能な農場システムの研究」
関光雄(株式会社竹中工務店)
15:55 質疑応答リサイクル技術
16:10 月面農場WG活動紹介 ―リサイクル技術―
豊田剛己 (東京農工大学大学院 教授)
16:17 共同研究紹介
「メタン発酵を基盤とした省スペースなクワッドジェネレーション型植物残渣リサイクルシステムの開発」
遠藤良輔 (大阪府立大学大学院 講師)
16:24 共同研究紹介
「人工光型植物工場に適したリサイクル可能な新規作物栽培用培地の開発」
中井勇介(農業・食品産業技術総合研究機構 研究員)
16:31 共同研究紹介
「閉鎖型生物残渣高速液化技術と環境浄化型養液栽培技術の確立」
中野明正(千葉大学 特任教授)
16:38 質疑応答
16:53 パネルディスカッション「農業技術の最前線から見た月面農場への期待」
モデレータ:布施哲人(JAXA 宇宙探査イノベーションハブ 主任研究開発員)
・後藤英司(千葉大学園芸学研究科 教授)
・近藤直(京都大学農学研究科 教授)
・大出浩睦(株式会社誠和 取締役)
・小正瑞季(一般社団法人 SPACE FOODSPHERE 代表)
17:38 閉会挨拶
船木一幸(JAXA 宇宙探査イノベーションハブ ハブ長)※プログラムは予告なく変更となる場合があります。
>>「2021年 月面農場ワーキンググループ課題設定ワークショップ」事前登録はこちら!
[PR]提供:宇宙航空研究開発機構(JAXA)
この記事を書いた人
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