Archives for 研究成果 - Page 30

研究成果

花の性別で蜜に住む微生物が変わる?! – 雌雄がほかの生きものに与える影響を探る

花の蜜に住む微生物の世界 花の蜜にはさまざまな微生物が住んでいます。蜜には糖類などさまざまな化学物質が含まれるため、多くの微生物種には本来住みづらい環境と思われ、しかも、蜜は花が咲いたときのみに現れる… この記事を読む
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人文・社会科学の「よりよい研究評価」とは – 欧州の事例から課題を析出する

「質の評価」から「質のモニタリング」へ 日本の研究環境は、運営費交付金などに代表される一般大学資金から、科学研究費補助金(科研費)やプロジェクト/プログラム型資金のような競争的研究資金(直接政府資金と… この記事を読む
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テントウムシの斑紋パターンはどう決まる? – ひとつの遺伝子が多様な斑紋をつくる仕組み

ナミテントウの斑紋はメンデルの法則に従う テントウムシは世界で6,000種、日本で180種が同定されており、種によって決まった斑紋をもちます。なかには斑紋多型とよばれる同じ種であっても遺伝的に決まった… この記事を読む
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視覚進化の新モデル – 哺乳類が失った”ピノプシン”からたどる脊椎動物の暗所視と色覚

眼と視覚の進化 動物にとって、眼から得られる視覚の情報は外界の変化をとらえるうえで非常に重要です。特にヒトでは、周りから得られる感覚情報の多くが視覚を通じて得られるといわれ、脳の約半分が視覚の情報処理… この記事を読む
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超新星爆発が明らかにした爆発直前の活発な星の姿 – 理論と観測の比較からわかったこと

大質量星の進化 現在の太陽は、中心部の水素をヘリウムに変える核反応で得られるエネルギーによって、自身を支え続けています。中心部分の水素がなくなってしまうと、核反応によるエネルギーが失われ、中心部が潰れ… この記事を読む
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ウイルス”再発見” – 海水から探るその新たな生存戦略

病気を引き起こさないウイルスは見過ごされてきた 皆さんは「ウイルス」についてどのくらいご存じでしょうか。ウイルスは、出血熱、下痢、腫瘍、風疹などさまざまな感染症の病原体としてよく知られています。冬に猛… この記事を読む
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神経幹細胞の運命を決定する「Matrin-3」を発見! – タンパク質研究の意義と可能性

神経幹細胞の運命を決定する分子メカニズムとは? 神経幹細胞はさまざまな神経細胞に分化する多分化能と、未分化のまま自己複製する能力とをあわせ持った細胞です。哺乳類の胎生期においては、脳を構成する主要な細… この記事を読む
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磁石中の”カエルの合唱”を発見! – スピン波を介した動的な協力現象

カエルの集団も磁石も協力して成り立っている 日常で聞くことは珍しくなりましたが、カエルは春になると他の仲間と鳴き交わす行動をとることが知られています。ホタルの集団も一斉に明滅を繰り返すことが知られてい… この記事を読む
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脳の回路はどう作られる? – 赤ちゃんマウスの神経回路発達プロセスを直接観察

赤ちゃんは日々驚くべきスピードで成長し、毎日違った表情を私たちに見せてくれます。ついこの前までベッドの上で寝転んでいただけだったのに、ふと気づいたら、這って、立って、歩いて、話して……。こうした行動は… この記事を読む
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ハダカデバネズミの子育て – 働きネズミは女王の糞を食べて母性を獲得する

性的に未成熟な働きネズミの母性 ハダカデバネズミはその名のとおり、全身を覆う体毛がなく、発達した前歯を持つげっ歯類です。その前歯を使って、彼らは厳しい半乾燥地帯の地下にトンネルを掘り数十匹の群れで暮ら… この記事を読む